なあむ

やどかり和尚の考えたこと

境界線上の言葉 6

2009年05月12日 22時57分01秒 | 境界線上のことば

いやいや、shunさんからいろんな言葉が出されました。

「スプーンとしゃじ」そうですね。椅子の上かどうかは微妙ですね。

「くつ箱と下駄箱」そうか、今は下駄箱と言わないのか。発見。椅子の下です。

「入口とじょうぐち」、うーん、聞いたことはありますが、一般的な言葉だったのでしょうか。だとしたら椅子の上でしょうね。

色々探してみるとありますね。

私からも一つ

「ティッシュとちり紙」

J0337264 私はもちろん、充分ちり紙世代ですが、今の人たちも「ちり紙」は使うのでしょうか。それよりもちり紙は存在するのでしょうか。ちり紙とティッシュは違うものです。しかし、使う目的が同じために、ティッシュを「ちり紙」と読んでしまう世代、そう、あのゴワゴワした分厚い紙に懐かしさを感じませんか。ティッシュよりずっと使い勝手が良かったような気がします。鼻がヒリヒリするぐらいなんですか。言葉もなくなっていくんでしょうね。


境界線上の言葉 5

2009年05月12日 07時22分13秒 | 境界線上のことば

組織や名称・呼称が変わって死語になりつつある言葉もある。

「JRと国鉄」「ハローワークと職安」「ヘクトパスカルとミリバール」など。

このコーナーで話題にしたいのはそういうことではなく、いつの間にかそう言えば変わったよねというような言葉。それらの言葉の変化は、言葉だけでなく、考え方やライフスタイル、文化の変化として年代のギャップを表現している。

これまで見てきたように、境界線は、現在の60歳からもう少し上の年代のあたりに集中している。

日本の文化の大きな変化がそのあたりの年代にフォッサマグナのように横たわっていると言えるだろう。

大げさに言えば、言葉の変化から見えてくる時代の変換の現場を我々は目の当たりにしている。

さて今日の言葉。

「カレンダーと暦」

Bs00626a 季節の流れを言い表す場合「暦の上では」というよな言い方は残っているが、以前はカレンダーそのものを「暦」と呼んでいた。

椅子の少し上のように思う。