なあむ

やどかり和尚の考えたこと

境界線上の言葉 10

2009年05月24日 17時55分56秒 | 境界線上のことば

22日は私の誕生日でした。いえいえ、どうも、ありがとうございました。勝手に返事していました。

ということで、家族3人で河北の板長こと紀の代寿司へ。(ここにリンクも貼っていますので是非一度どうぞ)

ブログの話題となり、若奥様から境界線上の言葉をいただきました。

「味噌汁とおつけ(おづけ)」

H0000021319 味噌汁を「おつけ」というのは地域差があるかもしれません。最上町ではやはり腰掛けと同じような世代で(もう少し上かな)使っていました。最近聞かなくなりましたね。

東京出身の私の永平寺修行仲間が「おつけ」と言っていたのを聞いて意外に思いました。

「御付」で広辞苑に載っているので全国的な言葉だったのかもしれません。

「御御御付け(おみおつけ)」などと書いて味噌の宣伝をしていたコマーシャルが以前ありました。

「おつけ」そのものは消えていく言葉でしょうね。

さて、前回の言葉「背広」ですが、前回は時間がなくて書きませんでしたが、背広の語源にはいくつかあって、英語の「civil clothes」の「civil」が訛ったという説、ロンドンの高級洋服店「Savile Row」から売り出されたところからという説、など諸説があるようです。

日本語で「背広」と書くとどうしても上着をイメージしてしまいますね。