なあむ

やどかり和尚の考えたこと

雲水道中記ー永平寺から最上へー 22

2009年12月07日 22時16分26秒 | 雲水道中記

3月28日。
1213 鵜の浜温泉、旅館「浦島」。
食事の後、女将さんがやってきて話を聞いてくれた。
自分から苦労話のようなことをするのは抵抗があるが、向こうから聞いてくれればうれしい。いっぱい話をした。
旅館代を1000円安くしてくれた。
歩けない。距離が出ない。
喉が渇いて店に寄った。ジュースを買って100円渡すと、その100円をちり紙に包んでハイと渡してくれた。喜捨の意味だろう。
ジュースは自動販売機でも買えるのだが、一言でも誰かと話がしたいという衝動で店に入る。
「どこまで行くの」その一言だけでも慰められる気がする。
しかも100円を返してくれる。自販機ではこうはいかない。
名立~鵜の浜温泉 29㎞。