なあむ

やどかり和尚の考えたこと

免停 6

2012年04月26日 21時58分09秒 | 免停

白いバンを取り囲んだ警察官は、

「後のドアを開けろ」だとか、

「免許証を見せろ」だとか、

「どこの学生だ」、

「どこに行く」、

「今まで何やっていたか」などなど、たたみかけてきます。

車の底まで念入りに見回しましたが、

「ありませんね」などと落胆の声が漏れてきました。

そのうち、一人が車の中に顔を突っ込んで、

「ん、酒臭いんじゃないか?」

と言い出しました。

「酒呑んでるのか?」

「他の三人は呑んでますが、私は呑んでいません」

「本当か、息をハーッとしてみろ、調べればすぐに分かるんだからな」

「嘘つくと偽証罪になるぞ」

「ハイ、少し呑みました」

「交番に来なさい」

爆弾犯人ではありませんでしたが、酒飲み運転を捕まえて何とか溜飲を下げているようでした。

交番での様子は次回に。