俳句誌「軸8月号」
会員になってはじめての配本。
本日の読了
「倭人伝を読みなおす」(ちくま新書、森浩一)
中国の魏朝は、倭の統一を望み(女王国と狗奴国との統合)卑弥呼を見限り、「難升米」を女王国の後継代表として扱い、「張政」という中国人を帯方郡より卑弥呼の使者とともに派遣し、卑弥呼は自死を含めた「非業の死」を遂げさせられた、張政は19年後に帰国し張撫夷という名で、倭での論功により帯方郡の太守になった、という所論まではついて行ける。 しかし卑弥呼後の混乱により台与とその後見の張政により東遷し、19年で奈良盆地のヤマト政権誕生となったとする。神功皇后と台与を結びつける所論にはいささか、強引さが見られる。
森浩一氏もすでに81歳を超えたと聞き、40年近く前に沖縄論の頃に氏の著作をいくつか読んだことが懐かしく思われた。
会員になってはじめての配本。
本日の読了
「倭人伝を読みなおす」(ちくま新書、森浩一)
中国の魏朝は、倭の統一を望み(女王国と狗奴国との統合)卑弥呼を見限り、「難升米」を女王国の後継代表として扱い、「張政」という中国人を帯方郡より卑弥呼の使者とともに派遣し、卑弥呼は自死を含めた「非業の死」を遂げさせられた、張政は19年後に帰国し張撫夷という名で、倭での論功により帯方郡の太守になった、という所論まではついて行ける。 しかし卑弥呼後の混乱により台与とその後見の張政により東遷し、19年で奈良盆地のヤマト政権誕生となったとする。神功皇后と台与を結びつける所論にはいささか、強引さが見られる。
森浩一氏もすでに81歳を超えたと聞き、40年近く前に沖縄論の頃に氏の著作をいくつか読んだことが懐かしく思われた。