Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

白馬岳-雪倉岳-朝日岳縦走(3)

2013年08月16日 17時32分24秒 | 山行・旅行・散策
(3日目)
 3日目は朝日小屋から再び朝日岳を登り返し、蓮華温泉まで約7時間のコースとなる。
 登山地図を精査すると約1200m以下まで下るものの、めざす蓮華温泉は1500mにある。つまり最後は再び約300m以上の登りがひかえている。

         

 朝日岳で昨日歩いた白馬岳、雪倉岳の眺望を楽しんだ後はひたすら下りである。
 途中「吹上げのコル」で栂海新道という日本海の親知らずに抜ける長大な道を分けて、ぬかるみの道ややザレた道をひたすら下る。途中5箇所もおいしい水場がある。
 昨日と同様途中から木道が整備された湿原を通るので高山植物もまた豊富に見かけることができる。
 白高地沢にかかる橋に出るとひらけており、石のベンチもあり食事・休憩にはうってつけの場所になっている。
 この沢を渡ると約300mの長い登りとなる。これはダラダラと続く。木道も整備されているが、人は少ない。木道とはいえ登りがこれだけ続くとさすがに草臥れる。



 コースの最終場面、蓮華温泉に近づくと里の花である紫陽花がとても濃い青の色をこれでもかと人に見せている。
 木道を登り終えるとすぐに蓮華温泉に着く。

   

 蓮華温泉の露天風呂は、二畳くらいの極小さいものから、4畳半くらいの広さのものまで4つ点在している。その露天風呂を巡る山道にも高山植物が点在している。また噴気孔もあり、景色は変化に富んでいておもしろい。
 しかしあれでは女性が入るのはとても勇気がいる。男ばかりが入っている。脱衣場も桶もまったく何も無い。女性は内湯500円を大抵は選択していた。お風呂は硫黄泉でいつものとおり日焼けした顔、手足がとても痛い。

   

 私はお風呂の前に、昼食に温かいうどん1杯をいただき、生ビール1杯と、地元のワイン(岩の原ワイン)を2合も飲んだ。

 朝日岳は白馬岳までの縦走コースの最北端にあるのだが、どちらかというと独立峰に近いような山である。そして蓮華温泉までもとても長い距離を歩かざるを得ない。その分、高山植物も豊かで、2400mとは思えない自然景観を維持している。なかなか貴重な体験であった。
 ちなみに、この蓮華温泉も携帯電話が通じない。結局今回の山行、最初から最終地点まで携帯電話は「機内モード」で電源を入れ、万歩計として活用しただけであった。平岩駅に着いて関東地方の天気が荒れていたようで多数の天候に関するメールが受信となった。
 その平岩駅までバスで約1時間ほど。私が着いた頃平岩駅は6月中旬の豪雨の影響で列車の運行はなく、バスの代行運転で南小谷まで行き、信濃大町・松本で乗り換えて特急あずさの最終便に乗り込んだ。
 横浜の自宅に着いたのが23時過ぎであった。
 今回の山行、
1日目が、13000歩。2日目が、38000歩。3日目が、34000歩(自宅まで)となった。
 もう1日歩きたかったが、この次の山行を期待することにした。

今年度後期の講座

2013年08月16日 10時12分42秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 いつも受講している神奈川大学の生涯学習講座の後期ガイドが届いた。申込は9月のはじめからだが、今から日程を見ながら講座を選択することになる。

 いつもは8科目位を受講する。今回とりあえず興味があるものをピックアップしたら14科目11万円余となってしまった。これはどうしても削らなくてはいけない。時間との兼ね合いも考えながら、今月いっぱい取捨選択で悩まなくてはいけなくなった。

1.連続講演会「世界を読む」(講師:植田隆子ほか4名)、5回
2.「右大臣藤原実資の王朝時代」(講師:繁田信一)、3回
3.「日本の神々」(講師:平沢卓也)、3回
4.「「富国・強兵」化する中国とどう向き合うか」(講師:響庭孝典)、3回
5.「船と日本人」(講師:昆政明)、5回
6.「色で学ぶ心理学」(講師:三星宗雄)、3回
7.「国境と境界を考える」(講師:高江洲昌哉ほか4名)、5回
8.「海から見た日本文化」(講師:小熊誠ほか4名)、5回
9.「アジアの視点 その4」(講師:小沼通二ほか4名)、5回
10.「庶民たちの平安京」(講師:繁田信一)、6回
11.「芭蕉・『三冊子』の俳句本質論を読む」(講師:復本一郎)、8回
12.「絵巻を紐解く」(講師:藤浦正行)、10回
13.「太陽が変わると歴史が動く」(講師:桜井邦朋)、7回
14.「未曾有の歴史的地震活動期に入った21世紀日本?!」(講師:纐纈一起ほか7名)、8回

 あまり手を広げすぎると収拾がつかなくなる。一応、現代を読み解く、古代史と民俗学、美術、俳句、そして昔大学で私が「専攻」したことになっている地球物理学の5つの分野でピックアップしてある。

 まあ、この取捨選択が楽しみのひとつではあるが‥。

 さて明日は横浜歴史博物館で「東アジアにおける洪水伝承の成立と展開-水に対する心性をめぐって-」(講師:北篠勝貴)が午後からある。参加費500円で2時間とはうれしい設定である。博物館全体の収支に多少でも寄与することを考えればもっと高くても文句は出ないと思うが‥。