明日の午前中は美術のオンライン講座。Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されている「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」展の解説。先ほど資料の印刷は終了した。
久しぶりに東京に出向いて観賞しようと思っている展覧会の一つである。こちらは事前予約が必要ないのでありがたい。もう一つは神奈川県立近代美術館葉山館で開催されている香月泰男展。これは事前予約性なのが気に入らないが、背に腹は代えられない。時間が撮れないときは図録だけでも手に入れたい。
明日もまた気温は高い日らしい。
明日の午前中は美術のオンライン講座。Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されている「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」展の解説。先ほど資料の印刷は終了した。
久しぶりに東京に出向いて観賞しようと思っている展覧会の一つである。こちらは事前予約が必要ないのでありがたい。もう一つは神奈川県立近代美術館葉山館で開催されている香月泰男展。これは事前予約性なのが気に入らないが、背に腹は代えられない。時間が撮れないときは図録だけでも手に入れたい。
明日もまた気温は高い日らしい。
夜は、伊藤博釋注の集英社文庫版万葉集の巻第三の挽歌群の解説を、中西進の「万葉の時代と風土」の「万葉の発想」と比較しながら読んだ。
また、日本書紀(岩波文庫版)の巻第三十の持統天皇称制前紀、皇子大津謀反の個所、同じく第第二十六の斉明紀の有馬皇子の事件も合わせて目を通した。
「有馬(皇子)や大津(皇子)には大きな事件が横ち割っている。しかしその歌の中には歴史が顕現してこない。ここにこそ、万葉集の根幹とする立場があり、その表現の形式は『書紀』とも伝・漢詩とも違うものだったといえよう。‥万葉集の曲想を正しく発想するためには、以上のように史と詩とを区別してみることが必要だと私は考えるのである。」(「万葉の発想」)
「和歌はもっとも生活に即した表現である。この第一義を和歌が離れることはない‥。和歌の特性は『古今集』よりも『新古今集』よりも万葉集により強く生きている‥。生活性とは、和歌が時代の中にあること、それでいて個別の感情を豊かに堪えていることを意味する。‥生活性こそが和歌の原点で、これが個別的な時事との緊張関係を生む‥。」(「万葉と時事」)
中西進の文章は、キーセンテンスを見つけるのが難しい。だから難解なのだろうと思う。違約してまとめるほうが伝わりやすいかもしれないが、それは危険でもあり、避けることにした。畢竟引用箇所に目を通しても、それだけでは意を汲めないと思うが、これはあくまでも私の備忘録なので勘弁してほしい。
午前中は「日本美術の歴史」(辻惟雄)の第4章「奈良時代の美術(天平美術)-唐国際様式の盛行」の初めの部分を読んで過ごした。
横浜駅の傍の喫茶店まで出かけて読書タイムといようかと考えたが、朝や昼のニュースでは川口駅をはじめターミナル駅での入場規制や混雑を報道していた。近づいて若い人の邪魔になるようでは申し訳ないと思い、断念。
方向は違うが横浜駅までと同じくらいの距離にある各駅停車しか止まらない駅の傍まで歩いてみた。急行は停まらないが、昔ながらの大きな商店街があり、商圏としては大きい。天気にも恵まれ、買い物客や学生などが多く行き交っていた。駅舎からの人、駅舎に向かう人、ともにぎわっていたが、入場規制も行列もなかった。喫茶店は空いており、外のテーブル席でのんびりできた。
喫茶店では、「万葉の時代と風土 万葉読本Ⅰ」(中西進)の「万葉の発想」と「万葉と時事 『橘奈良麿の変』をめぐって」を読んだ。