Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「奥の細道」とベテルギウスとレクイエム

2023年02月10日 22時01分26秒 | 読書

 本日は「奥の細道」と、ベテルギウスと、モーツアルトのレクイエムという不思議な取り合わせの一日。

 病院から戻ったのちは、モーツアルトのレクイエムを流しながら、読書タイム。
 夕食後には、「奥の細道」の書き写し。第34段「越後路」と第35段「一振」。「越後路」には有名な「荒海や佐渡によこたふ天河(あまのがわ)」が記されている。「一振」は、新潟の遊女と一間越しに身の上話を耳にする。「一家(ひとつや)に遊女も寝たり萩と月」の句が添えられる。
 いよいよ「奥の細道」も残りは10段あまり。ここまでの教訓は、字は急いでぐちゃぐちゃと書き散らすのではなく、ゆっくりと丁寧に書くこと。これを続けると次第に「指」が思い出してくれる。「指」が覚えていてくれれば、漢字は書き続けられるらしい。



 書き写しが終了したのち、久しぶりに「月刊星ナビ」を読んだ。読んだといっても3月号の特集記事のひとつ「脈動する紅い超巨星 ベテルギウス大減光の謎」。2020年前後のオリオン座のベテルギウスの減光の原因や星のモデルについて現時点でまとめられた解説記事である。
 8頁の分量であるが、写真が中心のわかりやすい記事。懐かしくHR(ヘルツシュブルング・ラッセル)図(表面温度と光度関係図)などを眺めながら、昔を思い出した。50年以上前のことなので、書かれている内容が理解できれば奇跡に近い。元天文少年ではあっても入学後1年でそこから他の道に邁進した私だが、ときどきこういう見出しは気になることがある。昔はこのような転身は多かった。むろん現在も、そしてたぶん未来もそれは変わらないと思う。

 これより「知っておきたい地球科学」の続きを読んでから就寝準備。


「知っておきたい地球科学」

2023年02月10日 17時22分39秒 | 読書

   

 本日病院と我が家で読んでいた本は「知っておきたい地球科学 ビッグバンから大地変動まで」(鎌田浩毅、岩波新書)。
 鎌田浩毅の著書は「地球の歴史」(上・中・下巻、中公新書)に続いて2作目。「地球の歴史」がわかりやすくまとまっていると思えたので、今回も購入してみた。今回は宇宙の創成のビッグバンから筆を起こしており、前著よりも時間軸が広い。また現代の環境問題や最新の地球科学的な事件にも言及がなされている。
 第4章「地震・津波・噴火」からは政府の中央防災会議などの議論が下敷きである。当否は別として、著者がどのような判断をしているか、興味は尽きない。

 さて雪はすっかり雨に変わった。ただしとても寒い。1階の我が家はフローリングなので、殊の外足元から冷える。畳の部屋を無くしてしまったのがまちがい、と友人に揶揄されたがもう後の祭りである。
 夜にかけて雪になるかもしれない。また冷え込めば路面の凍結などが予想される。都会は脆弱である。侮らずに気を付けたいものである。


モーツアルト 「レクイエム」

2023年02月10日 14時16分57秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 朝10時に市民病院の予約、慌てて家を出たが、直通バスに乗り遅れてタクシーに頼った。雪が本降りになりそうな具合であった。しかし昼前に病院を出たときはみぞれはほとんど雨の状態。道路に雪は積もっていなかった。

   

 友人とのメールの中でモーツアルトのレクイエムの話題が出てきたので、本日は同曲を聴いている。
 私はこのジュスマイヤー版しか持っておらず、また他の版は聴いたこともない。バイヤー版というのを奨めるかたもいるが、それを購入する気持ちにはなっていないので、聴き比べはしたことがない。
 このジュスマイヤー版の評価はともかく、第8曲のラクリモーサばかり聴いていた時期がある。
 今日一日はこのモーツアルトのレクイエムを聴くことにした。