Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

カザルスの「鳥の歌」

2020年12月14日 23時02分05秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 うとうとしながらユーチューブでカザルスの「鳥の歌」を聴いていた。短い曲だが、心に沁みる曲である。現在の他の演奏者の録音の新しいものもいくつか聞いてから、この1961年のカザルスの演奏を聴くのが私の聴き方。ホワイトハウスで演奏、カザルス85歳。
 多くの人はこの曲ばかりを聞くが、この日カザルスはメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番」、クープラン「演奏会用小品」、シューマンの「アダージョとアレグロ 」そしてカタロニア民謡のこの「鳥の歌」の4曲を演奏している。合わせて100分を超える演奏をこなす超人的な演奏に脱帽である。しかも「鳥の歌」では左指で弦を抑える音が響き、力強く吐く息が聞こえる。最後まで気力と体力が漲っている。「息を飲む」というのはこのような演奏を言うのだと思う。うつらうつらしていた気分が、次第にしゃきっとする。

 本日は、「鳥の歌」とメンデルスゾーンの「ピアノ三重奏曲」を聴いて、就寝の準備。



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