昨日、ブラームスのピアノ協奏曲第1番を久しぶりに聴いた。先日聴いた第2番と同じく、ツィマーマンのピアノ、バーンスタイン指揮のウィーン・フィルの組み合わせで、1983年の録音である。
しかしどうもこの第1番が耳に煩わしく感じてしまった。曲になじめないうちに最後まで聴いてしまった。なじみのある主題などが聴こえてくるのだが、聴いていて落ち着かない。
ブラームス自身によるピアノで行われた初演では不評だったとのことであるが、ピアノ協奏曲に対するイメージが当時の聴衆に受け入れられなかったのだといわれている。当時の聴衆ほど私の耳は超えてはいないが、ここ数日の私の気分が欲していた管弦楽の音の響きと違っていたのだと思う。
ブログの記事を書きながら2度ほど聴いて止めてしまった。しかし、自分の気分と違う曲を選択してしまったこと、悲しいだけでなくちょっとショックであった。それも十分に曲のイメージを知っていながらの選択であった。
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