先ほどまで、オンラインの音楽鑑賞会でショパンのピアノ協奏曲第2番を聴いていた。いつも遠賀は「ながら」で聴くことが多い。作業をしながら、読書しながら等々。
年に数回だけ実際にホールで聴くこともあったが、最近は高額なこともあり、ホールで聴くときはソロか多くて数人の室内楽ばかりである。
Youtubeなどを使い、鑑賞会という形でオーケストラなどが映されているのをじっくりと聴くと新しい発見がたくさんある。
本日は、ピアノは若いアレクサンドロ・カントロフ、アムステルダム・コンセトヘボウの演奏、2020年10月の録音。
今回、このショパンのピアノ協奏曲第2番の第1楽章でファゴットの音を初めて確認した。これまではファゴットは第2楽章の美しい旋律と第3楽章の少しだけしか聴き分けられなかった。第1楽章の中ほど立ったろうか、ファゴット奏者が映されでびっくり。
やはりライブで聴くことが大切だと思った。スコアを目で追うだけでは見落としもある。
さらにこの曲の第2楽章の心地よい緊張感も十二分に味わうことができた。どの作曲家のどの曲でも、緩除楽章に作曲家の力量が現れると私は信じている。逆も真なりで、緩除楽章が美しい作曲家はきっと本物なんだと信じている。これは演奏家にも当てはめている。
本日はいい収穫があって、満足。
明日は親のワクチン接種の付き添いで集団接種会場へ。妻の電話予約は2度ほどかけたが、つながらず、本日は早々に退散。明日も時間的に厳しい。月曜から挑戦である。