Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲

2023年02月06日 12時11分13秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 本日は休養日。久しぶりにベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、それももっとも好きなヨゼフ・スークのヴァイオリン、フランツ・コンヴィチュニー指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。1962年の古い録音である。
 スークのヴァイオリンは音色が美しく、高音が美しい。悪くいえば線が細く、大規模な管弦楽との競演には不向きなどと言われるが、私はとても惹かれる。
 そして私が学生の頃に大枚をはたいて購入したLPがこれである。ジャケットにはたぶんチェコの麦畑とひなびた農家が写っていた。その風景写真と曲のイメージが私にはこの上なくマッチしたものとして感じられた。
 狭い家ではLPは邪魔になり、後ろ髪を引かれる思いで処分した。その後CDになっていたものを購入したが、その時のジャケットの写真は消え失せてしまっていた。音楽は手元に戻ったものの、あのジャケットが懐かしい。

 この演奏、実にゆったりとしている。いかにもヨゼフ・スークらしい。また曲の出だしの4つの四分音符のティンパニーが気に入っている。この四連打を聴くのも楽しみである。第2楽章はこの上なく美しい。

 ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲はこの組みあわせの外、7枚のCDを購入して聞き比べた。しかしいつもこのCDに戻ってきてしまう。お気に入りの一枚である。



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