昨日の書き写しは引き続き石牟礼道子の俳句を20句。
★いつの世の花ぞ雪やみて冬の紅(くれなゐ)
★天変地異寒夜(かんや)にふぶく桜かな
★能なしの細胞の生まるとぞ赤い月
★うつし世の傷口いえず冬の稲妻
★椿落ちて満潮の海息低し
★亡魂とおもふ蛍と道行きす
★幾世経しかなしみぞ谷合いの古き湖(うみ)
「俳句α」2018年夏号に掲載されている句はのこり40句程度となってしまった。書き写すたびに、当然のことながら、残りの句は少なくなっていく。それが寂しい。
昨日の書き写しは引き続き石牟礼道子の俳句を20句。
★いつの世の花ぞ雪やみて冬の紅(くれなゐ)
★天変地異寒夜(かんや)にふぶく桜かな
★能なしの細胞の生まるとぞ赤い月
★うつし世の傷口いえず冬の稲妻
★椿落ちて満潮の海息低し
★亡魂とおもふ蛍と道行きす
★幾世経しかなしみぞ谷合いの古き湖(うみ)
「俳句α」2018年夏号に掲載されている句はのこり40句程度となってしまった。書き写すたびに、当然のことながら、残りの句は少なくなっていく。それが寂しい。