おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

梅雨の薬膳

2011年05月20日 17時18分30秒 | 薬膳講座
今日は今年度初めての「小平薬膳を楽しむ会」
料理実習でした。

テーマは『梅雨の薬膳』
この時季は、五蔵のうち、脾の機能が盛んになります。
雨によって外湿が強くなるので、 脾気を傷めやすく
なります。脾を補養し、脾の働きを高めることが重要です。

立法は、健脾利湿、補気健脾です。

・小豆とはと麦のおかゆ
・黄耆入り金針菜とトマトのスープ
  こんぶ、干ししいたけ
  だしは上記2つの戻し汁と黄耆の煎じ液。
  トマトは皮ごとざく切りにし、金針菜とさっと
  煮ました。味は塩と酒少々。
・キャベツと鶏の蒸しもの
  鍋一つで蒸し煮しました。
  キャベツ、にんじんを鍋に平らに敷き、上新粉を
  まぶした鶏肉をおいて、20分蒸し煮。
  ぽん酢しょうゆでいただきます。
・新玉ねぎと豆のサラダ
  そら豆を茹で、ミックスビーンズの缶詰と玉ねぎ
  スライスを混ぜて、レモン果汁とオリーブオイル、
  塩であえた、シンプルなサラダです。
・棗(なつめ)はと麦茶
  陳皮を散らしました。

梅雨どきにお勧めしたい食材です。

◆益気健脾の食材
  穀類、肉類、いも類、しいたけ、山芋、とうもろこし、栗

◆芳香化湿の食材
  グリンピース、みかん、山椒、ジャスミン茶、紫蘇

◆清熱解暑化湿の食材
  蕎麦、大麦、大根、緑豆

◆行気利湿の食材
  小豆、はと麦、紫蘇、ジャスミン、冬瓜、菜の花、にんにく、
  生姜、ねぎ、らっきょう、みかん、金針菜、ハモ


 
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キャベツと鶏の蒸しもの レシピ

2011年05月20日 17時18分00秒 | 薬膳レシピ
◆キャベツと鶏の蒸しもの
        補気健脾
 

[材 料]
鶏もも肉       200g
塩、酒        少々
上新粉        少々
キャベツ       4枚
にんじん       1/3本
ぽん酢、しょうゆ   適宜
万能ねぎ       2本

[作り方]
①鶏もも肉は1口大に切り、塩、酒少々と上新粉をまぶす。
②キャベツは、3cm角ほどに切り、厚手の鍋に敷きつめる。
 芯も薄切りにして、敷く。にんじんも薄切りにして、敷く。
③キャベツとにんじんの上に鶏肉を広げておき、水大さじ1を
 ふって中火にかけ、蒸気があがったら弱火にして、15~20分
 蒸し煮にする。
④器に盛り、ねぎの小口切りを散らす。
 ぽん酢しょうゆを添える。

食べ物には効能があります。

鶏肉(甘平/脾胃/補気) 
キャベツ(甘平/胃腎/補中益気)
にんじん(甘平/肺脾/補血)
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