網掛川は、霧島市溝辺町を源流とし、姶良市加治木町の錦江湾に注ぐ川です。
龍門滝や石橋の金山橋など、見どころが多いです。川沿いの風景や史跡などを見ていきます。
網掛川河口を望む。正面は桜島ですが、かすんでいます。
国道10号の網掛橋を下流から見たものです。
向こうに見えるとがった山は蔵王岳。
網掛橋左岸のたもとにある恵比寿神祠です。
一石で大きな祠を、もう一石で屋根を造り、これを重ねた溝造です。神殿は屋根の勾配が優美な「流れ造り」です。明治中頃、加治木の石工によって造られたと考えられています。
内部に祭られている恵比寿様。
隣にある石灯籠。
網掛橋右岸にある網掛地蔵。
昔、漁師が網掛川で漁をしていると、網に重いものがかかり、引き揚げるとお地蔵さんでした。これを川のほとりに安置しました。
その後、島津家久が加治木から鹿児島に移り、網掛地蔵も天文館の近くに移されました。そこが、現在「地蔵角」と言われているところです。
網掛橋から上流を望む。
錦江橋を下流から見たものです。
錦江橋から上流を望む。
前の写真の上流に見えるJR日豊本線の田中橋です。
この付近は、まだ川幅も広く、ゆったりした流れです。