鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

かごしま水族館

2025-02-28 | 生きもの

東京から孫が来たので、鹿児島の孫と一緒に、かごしま水族館へ行きました。

 

まず出迎えてくれるのが黒潮大水槽です。これはジンベエザメとエイ。

 

サンゴの海。右下はヒトヅラハリセンボン。

 

ニセゴイシウツボ。

 

チンアナゴとニシキアナゴ(白と黄のまだら)。砂から出たり入ったりするのを見るのが面白いです。

 

メガネモチノウオ。

 

センネンダイ。

 

休憩所から桜島を望む。ここで休憩して後半を見学します。

 

サツマハオリムシ。錦江湾の「たぎり」と呼ばれる海底火山から噴き出す火山ガスの、メタン由来の硫化水素イオンを取り込んで生きています。

 

アマモの海。アマモは魚の生育にとって大事なところで、良好な漁場になります。

 

クラゲのプロカミアジェリー。

 

ミズクラゲ。クラゲが漂っている姿を見ると癒されます。

 

世界最大の淡水魚ピラルクー。全長4.5m、体重200kgになります。

 

屋久島のウミガメの子供。

イルカショーは、イルカが出産したため中止されていました。

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松下美術館

2025-02-26 | 施設

霧島市福山町の松下美術館へ行きました。

松下美術館は、松下兼知氏が設立しました。松下氏は1905年福山町に生まれ、長崎医科大学助教授の時被爆し帰郷しました。

福山病院、松下病院、西原保養所、福山学園、オレンジ学園を設立した松下グループの総帥で、松下美術館初代館長でした。

館内写真撮影禁止なので、建物や庭の写真です。

 

1号館。ここで受付をします。入館料500円。

1階は黒田清輝、和田英作、有島生馬、、東郷青児、海老原喜之助など、鹿児島ゆかりの画家の作品があります。

2階はルノワール、ピカソ、コロー、クールベ、ドガなど海外有名画家の作品が展示されています。

 

2号館。絵画と古い薩摩切子を展示しています。

 

前の写真の左上のキンモクセイの大木。

 

3号館。エジプト、ギリシャなど中近東の出土品を展示しています。ミイラを包んでいたマミーマスクは貴重なものです。

 

4号館。掛軸や屏風を展示しており、雪舟、木村探元などの山水画があります。特に雪舟の作品が多いのに驚きました。

5号館は閉館中でしたが、民俗資料館(信仰面、芸能面)になっています。

 

ユズリハの大木。

 

木の下に仏像と地神碑があります。

 

仏像です。

 

6号館へ行きます。美術館だけでも広大な敷地で、周囲には医療関係の施設が多くあります。

 

6号館入口。

 

正面が6号館です。

 

白梅。

 

鐘楼もあります。

 

重厚な6号館。隼人町役場だったものを松下病院診療室として譲り受け、ここに移設しました。

松下兼知氏の絵画や薩摩焼が展示してあります。松下氏は幼少のころから絵を描くのが好きで、画家を目指したこともあったそうです。

 

この先に茶室があります。

 

苔むした茶室の庭。

多くのステンドグラスもあり、個人所有の美術館と思えないほど充実しています。

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黒酢レストラン桷志田

2025-02-24 | 食べ物

霧島市福山町の黒酢レストラン桷志田(かくいだ)へ行きました。福山は黒酢の郷です。

 

1階が売店、2階がレストランになっています。

 

レストランです。

 

黒豚の黒酢酢豚ランチ(2500円)をいただきました。これは食前酢と前菜。魚が入っています。

 

メインの黒酢酢豚と小鉢、スープなど。ご飯は十六穀米です(パンも選べる)。

 

デザート(ふくれ菓子)とコーヒー。

 

レストランから桜島を見たものです。普段見慣れている鹿児島市内からとは反対で、右が北岳です。

 

前の写真の右の錦江湾。この絶景を眺めながら食事をすると、一段とおいしく感じます。

 

レストランから見た黒酢の壺畑。

 

壺畑へ行きました。仕込んだ年のラベルが張ってあります。

 

1階の売店です。

 

黒酢の試飲ができます。

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福山の夫婦イチョウ(冬)

2025-02-22 | 巨樹・古木

霧島市福山町の夫婦イチョウへ行きました。

 

宮浦宮です。

 

境内の夫婦イチョウです。

 

向かって左のイチョウ。

 幹周り:7.6m

 樹高:38.6m

 

根本。明治10年の西南戦争の官軍の砲弾跡があるそうです。

 

中部。右に気根(垂乳根)があります。

 

きっぱりと葉を落とした上部。黄葉の頃はきれいです。

 

向かって右のイチョウ。

 幹周り:7.55m

 樹高:38m

樹齢は共に千年以上という説と600年位という説があるそうです。

 

根本。

 

中部。

 

上部。

いずれもまだ勢いがあり、当分大丈夫でしょう。

 

宮浦宮社殿。

 

龍の手水鉢。

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旧田中家別邸

2025-02-20 | 史跡

霧島市福山町の旧田中家別邸へ行きました。

 

正面玄関。旧田中家別邸は、田中省三が郷里の福山に建てた別邸です。

 

前の写真の中央の精巧な石造物。

田中省三は、1858年福山に生まれ、西南戦争に従軍しました。明治27年実業界に入り、海運業を中心に大成功をおさめ、関西実業界の重鎮となりました。

 

シャンデリアのある洋間。

大正7年には、私材を投じて私立福山中学校を創立しました。

 

マントルピース(暖炉の上の飾り棚)。

 

和室です。この屋敷は大正8年から11年に建築されました。

 

床の間。資材や職人は阪神から運搬、招聘しました。

 

部屋から庭を見る。

 

庭からお屋敷を見たものです。

 

白梅とお屋敷。

 

庭の池です。水が抜かれていました。

 

池から見たお屋敷。

 

桁橋と白梅。

 

精巧な石塔。

 

近くの海岸から桜島を望む。お屋敷の庭からも見えます。

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内田左方の田の神他

2025-02-18 | 田の神

南さつま市加世田の田の神を2体紹介します。

 

内田左方の田の神です。水神碑と並んでいます。

 

台座に乗っています。建立は1823年です。

 

僧衣型の田の神で、左手に鍬、右手にメシゲを持っています。

 

表情が少し残っています。

 

ワラヅトを背負っています。

 

右の水神碑は1864年の建立です。

 

左の水神碑は1825年の建立です。

 

竹田上の田の神です。

 

台座に乗っています。

 

左手に鍬、右手にメシゲを持っています。1785年の建立です。

 

シキを被り、顔は風化しています。

 

ワラヅトを背負っています。

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上加世田駅跡

2025-02-16 | 史跡

南さつま市加世田にある、鹿児島交通枕崎線(南薩鉄道、伊集院~枕崎)の上加世田駅跡を紹介します。

 

古い建物の前に案内板があります。

南薩鉄道は大正3~5年に一部開通し、上加世田駅は、昭和6年に枕崎延伸と当時に開業しました。

 

古い建物は駅舎ではありません。倉庫か何かのようです。

 

案内板から左を見ると石造り給水塔が見え、あそこがホームの跡です。

 

ホームは一段高いところにありました。駅舎に下りる階段が残っています。

 

ホームから加世田駅方面を見たものです。この先に、竹田神社の後ろを通る加世田トンネルが残っています。

 

案内板の写真。左に給水塔があり、車両の向こうに加世田トンネルが見えます。

 

石造り給水塔は当時のまま残っています。蒸気機関車に水を供給する水槽です。

 

ホームの端から加世田駅方面を望む。薮で加世田トンネルは見えません。

 

反対方向(枕崎方面)を望む。

上加世田駅は昭和59年に廃止されました。

 

線路跡に咲いていたアブラナ科の花。

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竹田神社(2)いにしへの道と常潤院跡

2025-02-14 | 史跡

南さつま市加世田の竹田神社の境内から常潤院跡へ行きます。

 

いにしへの道です。

島津忠良(日新公)は、人間として社会に生きる道を説いた日新公いろは歌を作成しました。歌碑が並んでいます。

 

最初の「い」の歌碑です。道の名前はこの歌からとっています。

いにしへの道を聞きても唱へても わが行ひにせずばかいなし

 

歌碑が並ぶ道を進みます。立派なイヌマキの並木がありましたが、伐採されていました。蛾の幼虫にやられたようです。

 

最後の「す」の歌碑です。

少しきを足れりとも知れ満ちぬれば 月もほどなき十六夜(いざよい)のそら

 

常潤院跡入口。常潤院は日新公が建てた学問所でした。対の仁王像があります。

 

阿像。腕が破壊されています。

 

吽像。

 

奥に日新公の墓があります。

 

日新公の墓です。

 

隣に殉死者2名の墓があります。

 

日新公婦人の墓です。

 

隣の池。水草で覆われています。

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竹田神社(1)大楠

2025-02-12 | 巨樹・古木

南さつま市加世田の竹田神社へ行きました。

 

道路を渡って神社へ行きます。

 

竹田神社社殿。

 

本殿。島津忠良を祀る神社です。

 

丸に十の字の石灯籠があります。

 

境内に大楠が数本あります。

 

下部。大楠のほとんどは、日新寺の前身で室町時代に建てられた保泉寺の頃からの老木です。

 

根元。

 

反対より見る。伐採されています。

 

2本目の大楠。1798年の日新寺の大火で焼けた傷跡が残っています。

 

根元は空洞化しています。

 

反対より見る。これも大きく伐採されています。

 

隣にイヌマキがあります。

 

幹の中に石があります。どうやって入り込んだのでしょうか。

 

3本目の大楠。幹は大きく空洞化し、枝は伐採されています。

かなりの老木ですが、勢いを取り戻すことがあるでしょうか。

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千手山大年寺跡

2025-02-10 | 史跡

南さつま市金峰町の千手山大年寺跡を紹介します。

 

阿多麓を流れる用水路を上流へ行くと、右にあります。

 

案内板。大年寺は、島津忠良が養父島津運久(ゆきひさ)を弔うために開山させました。

 

相州島津家三代供養塔です。

 

初代友久、二代運久、三代忠良の墓です。

 

隣には僧侶の墓や仏像があります。

 

この様な墓も並んでいます。

 

前の写真の左奥にあるスダジイの巨木です。

 

下部。

 

根元。

 

別の墓です。

 

一般の墓地の中にあります。向こうの山は金峯山。

 

早春の山菜、ふきのとうを採りに行きました。

 

収穫です。

 

天ぷらでいただきました。ほろ苦さがいいです。ふき味噌にしてもおいしいです。

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