鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

入佐の田の神他

2014-04-20 | 田の神

田の神を2体紹介します。

 

鹿児島市入佐町にある、入佐の田の神です。入佐バス停から南に行った山中にあります。

田んぼから離れた山中にある田の神は珍しいです。

 

大きな石の上に乗っており、背後にも大きな石があります。

 

シキを被り、右手にメシゲ、左手にスリコギを持った立像です。造立は1727年で、鹿児島県指定文化財です。

 

後姿は陽石の形をしており、子孫繁栄や豊作を願ったものだと考えられます。

この田の神は、大正初め、タノカンオットイにあいました。オットイとは盗むことです。同じ郡内にあることが分かり、先方に掛け合って返してもらいました。

 

日置市東市来町湯之元にある、湯之元の田の神です。住宅地の道路脇にあります。

 

道路から見ると、後ろを向いています。

 

正面より見る。田の神舞型の田の神で、造立は1739年です。

これも、鹿児島県指定文化財です。

 

シキを被り、右手のメシゲはシキの上に乗せ、左手に椀を持っています。

顔は微笑んでおり、表情豊かです。

コメント (4)
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