宮城県に6年間住んでいました。訪れたことのある多くの町が、津波で壊滅的な被害を受けました。
少しでも震災復興の足しになれば、との思いから、宮城のカキをお取り寄せしました。
このカキは、石巻市の折浜・蛤浜というところで生産されたものです。震災から3年たって、ようやくカキの生産が出来るようになったそうです。
当時よく食べていた蒸しガキにして食べました。
蒸しあがるとカキが開きます。
石巻や松島はよく訪れたことがあり、湾でカキを養殖していた風景が思い出されます。
ふっくらと蒸しあがったカキに、レモン汁をかけていただきます。海のミルクのようなカキ本来の味が味わえます。
カキ寿司も作りました。
カキを煮て、みりん、砂糖、醤油で味付けします。酢飯を握り、カキを乗せます。
酢飯にはわさびではなく、からしをつけます。下に大葉を敷いて完成です。
カキと大葉の風味が絡んだ、おいしい寿司です。
カキと一緒に、カキ剥き専用ナイフが入っていました。
長野県にも住んでいたので、宮城のカキと長野の赤ワインで、かつて住んだところに思いをはせながらの食事でした。