川辺の岩屋公園にある清水(きよみず)の磨崖仏を紹介します。
万之瀬川の右岸の崖に磨崖仏群があります。
垂直の溶結凝灰岩の崖に多くの磨崖仏が彫られています。
平安時代から明治時代に彫られたもので、現在200基が確認されています。
多くの磨崖仏が見られます。ひとつづつ見ていきましょう。
月輪大梵字。
5つのうち2つはなくなり、3つ残っています。
十一面観世音。
明治28年、吉田知山が彫ったもので、ここの磨崖仏群の中で最も新しいものです。
連刻板碑。
亡くなった人の供養のためのものです。
三大宝きょう印。
鎌倉時代の1296年に彫られました。このような線刻が多いのが特徴です。
大五輪塔。
平安時代末から鎌倉時代初めに彫られたもので、日本一の大きさの五輪塔です。亡くなった人を供養するためのものです。
偲ぶ橋。表面に石板を貼り付けたRC橋だそうです。
偲ぶ橋から上流を望む。正面の崖に磨崖仏群があります。