鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

どぼじょ

2014-12-04 | エッセイ

土木系の仕事に従事する女性のことを「どぼじょ」というそうだ。

 

土木と聞いて、どんなイメージを持ちますか。

一般国民の多くが土木に抱くイメージは、

危険、汚い、きつい、泥臭い、土方、田中角栄に象徴される土建屋、民主党のスローガンだった「コンクリートから人へ」・・・

といった負のイメージが強いのではないだろうか。

思うに、木はともかく、土のイメージがよくないのでないか。

どうしても、泥臭い、泥まみれ、泥をかぶる、といった印象が付きまとう。

このため、大学では土木学科から建設学科などへ改称したところも多い。

 

しかし土木は、土・岩などの自然、コンクリート・鉄などの材料、水理、測量、機械といった幅広い知識が必要な総合技術であり、国のインフラを支え、災害を防ぐ重要な仕事である。

万里の長城、仁徳天皇陵などの巨大古墳、運河、ダム、橋梁、トンネルなど、地図に残る大きな構造物はすべて土木の成果である。

どぼじょ達には、誇りを持って大いに頑張ってもらいたい。

 

それにしても、「どぼじょ」という名前はスマートではない。

建築系女子のことを何というか知らないが、いうなれば「けんじょ」であろう。

こちらは賢女にも通じ、スマートである。

どじょ(土女)はどうか。

これも、どじょうのようで泥臭い。

シンプルに「土木女子」というほうが、わかりやすくていいのではないだろうか。

コメント (4)
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