土木系の仕事に従事する女性のことを「どぼじょ」というそうだ。
土木と聞いて、どんなイメージを持ちますか。
一般国民の多くが土木に抱くイメージは、
危険、汚い、きつい、泥臭い、土方、田中角栄に象徴される土建屋、民主党のスローガンだった「コンクリートから人へ」・・・
といった負のイメージが強いのではないだろうか。
思うに、木はともかく、土のイメージがよくないのでないか。
どうしても、泥臭い、泥まみれ、泥をかぶる、といった印象が付きまとう。
このため、大学では土木学科から建設学科などへ改称したところも多い。
しかし土木は、土・岩などの自然、コンクリート・鉄などの材料、水理、測量、機械といった幅広い知識が必要な総合技術であり、国のインフラを支え、災害を防ぐ重要な仕事である。
万里の長城、仁徳天皇陵などの巨大古墳、運河、ダム、橋梁、トンネルなど、地図に残る大きな構造物はすべて土木の成果である。
どぼじょ達には、誇りを持って大いに頑張ってもらいたい。
それにしても、「どぼじょ」という名前はスマートではない。
建築系女子のことを何というか知らないが、いうなれば「けんじょ」であろう。
こちらは賢女にも通じ、スマートである。
どじょ(土女)はどうか。
これも、どじょうのようで泥臭い。
シンプルに「土木女子」というほうが、わかりやすくていいのではないだろうか。