南大隅町根占の西郷南洲翁宿所跡を紹介します。雄川河口付近の右岸側にあります。
西郷隆盛の根占来遊は明治8年以降3回であり、ここ平瀬家に宿泊しました。
西郷さんは、ここで猟に出かけ、詩を読み、書を書いて過ごしました。
明治10年、私学校徒が弾薬庫を襲撃したとの報を受け、「ちょっしもた(しまった)」と言い、急ぎ鹿児島へ帰ったところです。
今は瓦屋根とガラス窓になっていますが、建物は当時のままです。壁に西郷さんの猟銃が暴発した弾跡があるそうです。中には入れません。
大正5年建造の宿所の碑があります。
西郷さんがつかった手水鉢。
石風呂。小さな風呂ですが、西郷さんの巨体が入ったでしょうか。
オオタニワタリがありました。