鹿児島市喜入町の自現坊滝と磨崖仏を紹介します。
喜入の中心地から県道喜入知覧線を知覧方面へ行き、左に入るとここへ来るので、左の道を下ります。
山道を下ると、岩が露出した小さな川へ出ます。
自現坊滝です。渇水期で水は少ないですが、細い滝が3段に落ちており、雰囲気のいい滝です。
下流の滝。川は八幡川左岸の支流です。
滝の右岸の岩壁に磨崖仏があります。
正面より見る。
正徳四年(1714年)、大僧都自現覚光が読経して滝を開き、青木清右衛門という仏師が菩薩を刻んだ、と岩に書かれているそうです。滝の名前は自現覚光からきています。
優美な姿の如意輪観世音菩薩。300年前とは思えないほど、保存状態がいいです。
ここは訪れる人も少ないところですが、こんな立派な磨崖仏があることに感激しました。
穏やかな表情の観音様。
右手に持つ輪も風化せず残っています。
右の穴です。