鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

こがの杜のクスノキ

2024-05-10 | 巨樹・古木

霧島市国分姫城のこがの杜を紹介します。

 

レンゲソウの向こうにクスノキの巨木があります。こがの杜です。

 

小さな公園になっており、案内板があります。

鹿ヶ谷事件が失敗し、平清盛によって僧侶俊寛、平康頼、藤原成経は鬼界ヶ島に流されました。その時の船出の場所がこの付近だったと言われています。今は海岸から離れていますが、当時はここまで海だったのでしょう。

 

こがの杜の碑。

藤原成経の愛人であった伯耆局(ほうきのつぼね)は、成経を慕って鬼界ヶ島に渡ろうとこの地まで来ましたが、かなわずにここで亡くなったそうです。

 

クスノキの全容。伯耆局を哀れんで植えられたクスノキと伝えられています。

 

下部。

 

風格のある根元。

 

中部。

 

上部。まだ樹勢があります。

 

案内板の絵。江戸時代後期の三国名勝図会に、水田の中に楠の大樹がある、と書かれているそうです。絵から海が近かったことがわかります。

コメント (2)
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