加治木石の田の神を訪ねます。
加治木石の石切場跡(右の山)の隣にある、加治木のシンボル蔵王岳です。
この山は火山岩頸(がんけい)といい、マグマが火道(マグマの通り道)に入って冷えて固まり、周りの軟らかい地質が浸食されてできた山です。
蔵王岳の麓の、イヌマキの古木の横に田の神があります。
日木山里の田の神です。
加治木石(二瀬戸石)でできています。
袖はたすきでたくし上げられ、左手はシキを支え、右手はメシゲを膝の前に持って、今にも踊り出しそうな田の神舞姿です。
微笑みの田の神。天保年間(1830~1843年)頃の石工名島喜六の作と言われています。
後ろ姿。
隣の石像です。
イヌマキの古木。
墓地の奥に加治木肝付氏墓があります。
石灯籠。
美しい加治木石の石灯籠です。
これは中央の灯籠部が加治木石。
宝篋印塔の加治木肝付氏墓です。肝付氏は加治木の後喜入に移りました。
小松帯刀は喜入の肝付家に生まれ、小松家へ養子にいき、島津家の家老として幕末に活躍しました。