鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

加治木石を訪ねて(6)田の神と加治木肝付氏墓

2024-05-30 | 史跡

加治木石の田の神を訪ねます。

 

加治木石の石切場跡(右の山)の隣にある、加治木のシンボル蔵王岳です。

この山は火山岩頸(がんけい)といい、マグマが火道(マグマの通り道)に入って冷えて固まり、周りの軟らかい地質が浸食されてできた山です。

 

蔵王岳の麓の、イヌマキの古木の横に田の神があります。

 

日木山里の田の神です。

 

加治木石(二瀬戸石)でできています。

袖はたすきでたくし上げられ、左手はシキを支え、右手はメシゲを膝の前に持って、今にも踊り出しそうな田の神舞姿です。

 

微笑みの田の神。天保年間(1830~1843年)頃の石工名島喜六の作と言われています。

 

後ろ姿。

 

隣の石像です。

 

イヌマキの古木。

 

墓地の奥に加治木肝付氏墓があります。

 

石灯籠。

 

美しい加治木石の石灯籠です。

 

これは中央の灯籠部が加治木石。

 

宝篋印塔の加治木肝付氏墓です。肝付氏は加治木の後喜入に移りました。

小松帯刀は喜入の肝付家に生まれ、小松家へ養子にいき、島津家の家老として幕末に活躍しました。

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