鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

おごっ段の華の棚田

2022-08-18 | 風景

いちき串木野市荒川大河内の、おごっ段の華の棚田を紹介します。

 

荒川小学校前の道路を北東へ行き、左の道を山側へ行くと、道路下に棚田が広がっています。

 

名前が面白いですが、秋に黄色い稲穂が実る様子を「段の華」と言い、「おごっ」は方言で大河内のことだそうです。

 

自然石を積んだ棚田。

 

横から見る。おごっ「段の華」つくい手の会というのがあって、耕作しているそうです。

 

棚田に落ちる水。

 

耕作放棄地の田んぼが多い中、このような棚田を維持するのはご苦労もあることでしょう。

 

上から見た棚田。山の風景と溶け合っています。

 

隣には集落が見えます。

 

前の棚田から少し離れたところにも、広い棚田が広がっています。

 

反対側を望む。黄金色の棚田も見てみたいものです。

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チンチクダケのタケノコ

2022-08-16 | 食べ物

チンチクダケのタケノコを採りに行きました。

 

川岸に生えているチンチクダケ。正式名ホウライチク(蓬莱竹)です。

 

小さな滝がありました。

 

他のタケノコが出ない真夏に出るタケノコで、重宝します。

 

かなり大きくなっても、節の白い部分が食べられます。

 

皮は現地で剝きます。

 

上の部分は二つに切り、丸い部分はそのまま使います。

 

お湯で1回湯がいてアク抜きをします(すぐ食べるときは、さらに2~3回湯がいてアク抜きをする)。

 

天日で半日くらい乾燥させます。まだアクが強いので、このまま冷蔵庫で何か月も保存できます。これだと冷凍保存と異なり、採れたての食感が保てます。

食べる前に2~3回湯がいてアク抜きをして料理します。鶏肉、大根、ニンジン、こんにゃくなどと煮物にすると、シャキシャキした食感でおいしいです。

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来迎寺跡墓塔群

2022-08-15 | 史跡

前回のいちき串木野市の一之宮神社の近くにある、来迎寺跡墓塔群を紹介します。

 

竹林を進みます。

 

ここに県指定文化財の墓塔群と、いちき串木野市指定文化財の墓塔群があります。

 

こちらが県指定文化財の墓塔群です。

 

古くから市来を統治してきた市来氏の墓です。

市来氏は、後から地頭として赴任してきた島津氏と張り合いましたが、1462年、島津氏に滅ぼされました。

 

立派な宝塔や五輪塔が並んでいます。

 

これも立派な四重石塔です。

 

下に彫られている仏像。

 

源頼朝の側室であり、島津氏初代忠久の母であると言われる丹後局(たんごのつぼね)の墓です。

 

鹿児島市の花尾神社に丹後局の墓がありますが、こんな所にもあるとは知りませんでした。

島津氏に滅ぼされた市来氏の墓所に、なぜ丹後局の墓があるのでしょうか。

 

奥に、いちき串木野市指定文化財の墓塔群があります。

 

ここにも宝塔や五輪塔が並んでいます。

 

仏像。

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一之宮神社のスダジイとナギ

2022-08-14 | 巨樹・古木

いちき串木野市にある一之宮神社のスダジイとナギを紹介します。市来インターのすぐそばです。

 

スダジイが茂る一之宮神社入口。

 

鳥居の横に仁王像があります。

 

阿像。

 

吽像。

これらの2体は、昭和63年に奉納された新しいものです。

 

阿像の隣にある頭部が破壊された仁王像。

 

吽像の隣の仁王像も破壊されています。

 

鬱蒼とした参道。右の木はナギです。

 

根がつながった夫婦木。つながった根を触ると、縁結び、夫婦和合、子孫繁栄にご利益があるそうです。木はユス(イス)の木です。

 

参道の左にある御神木のスダジイです。

 

下部。

 幹周り:5m

 樹齢:300~400年

 

根元。

 

反対から見た根元。

 

大きく枝分かれした上部。

 

参道のナギ。複数自生しており、これは最大級のナギです。

地域の人たちが自生するナギの種を集めて栽培し、60本を参道などに植えてきました。

 

下部。ナギは「凪」に通じることから航海のお守りとなり、また丈夫な葉から縁結びの木とされ、神社に植えられることが多いです。

 

参道のナギの若木。

 

社殿。周りにもナギが植えられています。

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都市農業センターのヒマワリ

2022-08-12 | 植物

鹿児島市犬迫町の都市農業センターへ行きました。

 

展望台から都市農業センターを望む。正面の桜島はかすんでいます。

 

一面のヒマワリ畑。ヒマワリは東を向いて咲くので、全部こちらを向いています。

 

今年は、ヒマワリを見るとウクライナのことを思ってしまいます。

 

お店が出て、マルシェが行われていました。

 

ヒマワリの間を歩く人たち。

 

アップ。

 

タブノキの切り株。この上で写真を撮る人が多いです。

 

切り株から建物側を見る。こちらからは花の裏側です。

 

向こうの赤い建物が、最初の写真を撮った展望台です。

 

水生植物園のスイレンです。

 

赤いスイレン。

 

チャワンバスは盛りが過ぎていますが、まだ咲いていました。

 

八重のハスです。

 

開きかけのチャワンバス。

 

大賀ハスは終わりで、果托になっていました。

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さえずりの森キャンプ場

2022-08-10 | 水辺の風景

妻と娘と孫と、加治木のさえずりの森キャンプ場でキャンプをしました。

 

吊橋のかじかの橋です。

 

吊橋から上流を見る。川は宇曽ノ木川です。建物は管理棟。

 

管理棟の前から川を望む。多くの家族連れが水遊びをしていました。

 

川へ下ります。水深は浅く、子供が遊ぶのに最適です。

 

早瀬とかじかの橋を望む。

 

水遊びをする家族連れ。

 

前の写真の上流から下流を見たものです。

 

獲物を狙う孫。

 

私たちが泊ったバンガローです。

 

内部。エアコン、シャワー、冷蔵庫、炊事道具がそろっており快適でした。

 

夕食は、持参した七輪でバーベキューをしました。

 

持ってきたアジの南蛮漬けです。

 

お昼は近くの木花家で海鮮丼を食べました。

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矢櫃橋

2022-08-09 | 石橋

知覧の矢櫃(やびつ)橋を紹介します。

 

下流右岸から見た遠景。川は麓川です。

 

近づきます。

 

右岸より見る。正面の山の上に亀甲城跡があります。

 

下流から見た矢櫃橋全景。2連アーチですが、右岸のアーチは陸上にあります。

 橋長:14.3m

 幅員:2.8m

 架設年代:1853年

 

近景。

 

上流より見る。左岸の水路にも桁橋があります。

 

近景。

 

水路の桁橋です。

 

さらに下流の水路に架かる桁橋です。

 

橋から上流を望む。早瀬になっており、甌穴が見えます。

 

下流を望む。この下流左岸側に知覧の武家屋敷があります。

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知覧の茶畑(棚畑)と茶碑

2022-08-08 | 風景

火野正平さんの「こころ旅」で、知覧の茶畑を訪ねた番組の再放送がありました(実際の旅は2011年)。その場所を訪ねました。

 

向こうの後岳集落からかなり上がってきたところの茶畑です。この付近一帯は広い棚畑が広がっています。

火野さんは、おばあさんの車に乗せてもらって上がってきましたが、自転車では無理です。

 

延々と続くお茶の棚畑。なだらかなお茶畑が多い鹿児島では珍しい風景です。

 

遠くに山並みが見え、雄大な景色です。

 

大きな「ちらん茶」の看板。

 

看板の所から見た棚畑。

 

山頂に着きました。水タンクがあります。

 

山頂は平坦面になっており、奥に石碑があります。

 

石碑(茶碑)です。「土をつくり 茶に生きる」と書いてあります。

火野さんはここで手紙を読みました。僕(手紙の著者)が子供の頃、喧嘩ばかりしていた両親を、亡くなる2年前、ここに連れてきて笑顔の写真を撮ったそうです。

 

振り返って水タンクを見たものです。

 

茶碑の所から見た棚畑。

 

火野さんが「デコレーションケーキのようだ」と言った山です。2枚目の写真の奥に見えます。

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天草旅行(6)轟の滝

2022-08-07 | 

下田温泉の川を上流へ少し行ったところに、轟の滝があります。

 

キャンプ場の駐車場の所から、川へ下りる道があります。

 

滝と滝つぼが見えてきました。

 

河床から見た轟の滝。滝つぼは丸くて大きいです。滝の上に吊橋があります。

 

近景。高さ10mです。

 

滝つぼ。ここで泳いだり、水遊びができるそうです。

 

吊橋へ行きます。

 

吊橋の真下に滝が見えます。

 

滝つぼ。

 

左岸側から見た滝と滝つぼ。

 

吊橋から上流を見る。

 

左岸側の小さな滝です。

天草旅行を一休みします。

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天草旅行(5)富岡城跡

2022-08-06 | 

富岡城跡へ行きました。

 

袋池の向こうの富岡城跡。緑色の池です。

 

駐車場から斜面を上がると、正面に石垣があります。富岡城は1601年に築かれました。

 

前の写真の右の石垣。

1637年の天草島原の乱で、幕府方の拠点として一揆勢の攻撃目標となりました。

 

立派な石垣です。最近整備されたようで新しいです。

落城しなかったため、一揆勢は島原の原城へ向かい、このことが乱の早期終結につながりました。

 

二の丸と本丸へ上がっていきます。

 

広い二の丸です。

 

二の丸にある像。右が勝海舟と頼山陽、左が天草の恩人、鈴木重成と鈴木正三。

 

二の丸から本丸を見る。建物はビジターセンターですが、閉館しています。

 

本丸へ上がります。ここも立派な石垣です。

 

振り返って二の丸を見る。建物は歴史資料館で、こちらは開館しています。

 

本丸です。

 

本丸から袋池と富岡の町を望む。向こうは砂州です。

 

左側を望む。

 

駐車場近くにあるアダム荒川殉教公園。

ガルシア・ガルセス神父が追放された志岐教会を守っていたアダム荒川は、棄教を迫られ迫害されましたが信仰を守り、1614年斬首されました。

 

富岡城跡近くにある、私たちが泊った旅館花月です。

 

旅館の前の富岡海水浴場。

 

夕食です。

 

刺身の盛り合わせ。他にアジの塩焼きも出て、海の幸尽くしでした。

コメント欄は閉じています。

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