『マルモのおきて』（全11話＋SP）

■『マルモのおきて』（全11話＋SP）

♪マル・マル・モリ・モリ!/薫と友樹、たまにムック

♪きみのとなりで/谷村詩織

出演：
高木 護：阿部サダヲ
笹倉 薫：芦田愛菜
笹倉 友樹：鈴木福
畑中 陽介：世良公則
鮫島 勇三：伊武雅刀
牧村 かな：滝沢沙織
真島 孝則：小柳友
塩沢 民子：千葉雅子
尾崎 凛花：外岡えりか（アイドリング!!!）
笹倉 純一郎：葛山信吾
ムック：ムック(ミニチュアシュナウザー)


▼あらすじ
学生時代ずっと野球部で一緒に頑張った親友・笹倉が病死した知らせを聞いた高木は、
彼が男手一つで育ててきた双子の薫と友樹が離れ離れに親戚に預けられる姿を見かけて心配する。
友樹が家出したと聞いて駆けつけ、いてもたってもいられず後先考えずに２人を引き取ることにする。

高木が暮らしているのは、KUJIRAという名の居酒屋の２階。
店の主人の畑中は早くに妻を亡くして、一人娘の彩は結婚に失敗して出戻ってきた。
２人は護と双子の様子を見守りながら、良き相談相手となる。

護は初めての子育てに悩みつつ、家族がずっと仲良く暮らすための約束「おきてノート」を作る。
なぜかニンゲンの言葉を話すシュナウザーのムックも一緒に新しい生活が始まるが・・・


阿部ちゃんの出演＋わんこも出るってことで気になってたけど、今ごろ見た。
阿部ちゃんは、いつも通りの？熱い演技で走り回り、ところどころ面白いのはアドリブ？ｗ

去年はテレビで見ない日はなかったくらいの芦田愛菜ちゃんは本当に笑顔が可愛くて演技派！驚
友樹役の鈴木福くんも負けじと可愛いよね～。ちょっと舌たらずで、泣き顔がなんともいえない
紅白にも出たみたいだけど、♪マル・マル・モリ・モリ!　を可愛く踊ったのかな？

死んだと言われていた実母あゆみさんもやって来て、物語は急展開していく（彼女はなぜいつも同じ服装？
宮崎吐夢さんが温泉旅行先の旅館の主人役で出てたｗ
ムックの声は誰だろう？気になる。

「ごま塩の親分」が実際商品化されてすごい売れたってゆうのもビックリ！

『１２星座』 石井ゆかり

■『１２星座』 石井ゆかり/著（WAVE出版）

占いサイト「筋トレ」で人気の著者が「持ちネタを出し尽くした」という１冊。
彼女のメルマガ等にも12星座を人の一生に例える話がときどき出てくるけど、それが詳しく書いてあって、
著者が持っているそれぞれの星座の背景やイメージがなんとなく分かってきた。

著者がイメージで描く星座の物語は大体こんな感じ。
牡羊座ではなにか完成されているがゆえに窮屈な場所から飛び出すエネルギーそのものの主人公が、
牡牛座では五感を得て、とにかく行商の集まる街の居酒屋で世話になり、
双子座では言葉を得て、外界とのコミュニケーションから自己を知ってゆく。

蟹座では居心地のよい場所を得るけれども、獅子座では自分を外界で試すためにそこを出てゆく。
ある時出会って別れた少女が忘れられず、そのコのいる町をたずね、ある主人のもとで商売を学ぶ。
物語の主人公は少女と再会するも、父の決めた縁談相手がいた。
３年で所定の財産が築けたら娘をやってもよいと言われた主人公。
昔世話になった居酒屋の主人が亡くなり、遺産をもとにして、今の主人の支店を任され商売はうまくいく。
乙女座は・・・何だっけ？天秤座は個として外界と接し、蠍座は遺産などがキーワード。

射手座で再び外の世界へと飛び立ち、山羊座では娘と結婚し子どもももうけて一城の主となる。
城の中ではみんな安穏に暮らしていたが、ある放浪の男のアイデアが気に入り車輪の商売を支える。
すでに老人となった主人公は、自分が孤児で暮らしていた施設を見つけ、そこから飛び出した過去を思い出す。
水瓶座は世の中の常識を鵜呑みにしない独自の価値観があり、魚座はすべての垣根がない感情の世界にいる。

詳しいことは本書を読んでもらうとして、こないだ購入した「双子座」ほか個別に書いた本とはまた違って、
ひとつの壮大な物語として捉えた星座の物語、神話、メッセージも含めた集大成といった感じ。

ツイッターなどでは、とってもくだけた感じの親しみやすい文章なのに、
こうして本格的な長編も何冊も書けるところがスゴイ。
常に相手を考えつつ、ほとんどネガティブな解釈をせずに、さらに誰が読んでも誤解が生じないよう
つねに的確な言葉を選んで、簡潔でストレートな表現力のある文章力にはいつも感心してしまう。
その他の著書もいつか読んでみたい。