メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

もっと沖縄を知りたい(後編)@あさイチ

2015-05-29 12:09:58 | テレビ・動画配信
もっと沖縄を知りたい(後編)@あさイチ

もっと沖縄を知りたい(前編)@あさイチ
シリーズ戦争遺跡2『戦場になった島 沖縄・本土戦』(汐文社)

前半を前日に放送した時の反響のFAX。
「“抑止力”になっている部分も伝えるべき。放送が偏っているのでは?」
という声も多かった。

後半は、国道58号線を北上し、宜野湾、北谷、読谷、そして名護市辺野古へ。


●軍放出品
 
米軍基地内で使われた中古の家具が払い下げ品として売っている店も多い

 


●沖縄国際大学のヘリ墜落事件


 
 


ヘリのプロペラがあたった跡が今でも残されている。

【学生へのインタビュー】

「僕らは英米学科で英語専攻なので、英会話の機会が増えるメリットもある」(基地内でバイトをしている学生)


「フェスティバルが開かれたりするので、それを楽しみにしている若者もいる」

【お年寄りへのインタビュー】
 


「基地がなくならない限り何も変わらない」

「観光客として行っても、賛成・反対、両方の意見が聞かれますよね」(光浦)

“もう慣れた”“当然”という声もあって、戸惑った」(アッキー)

「慣れた、慣れるしかない、いやおうなし、そうでなければやっていけない、ということだと思います」(西銘むつみ記者 NHK沖縄放送局)

「基地内で賛成の人もいます。そういう声もちゃんと取り上げてください」(FAX)

「かつては基地内で働くための予備校もあった」(柳澤)

「基地への依存度の調査で、かつては15.5%だったのが、今では5.3%と、
 この20年間でなっくなってきているという統計もある」(西銘記者)


**********跡地利用の成功例


●かつて基地だった北谷町

「Y」ナンバー(米軍関係者)のクルマが多い


●ハンビー飛行場跡

町のいたるところに「ハンビー」の文字が目立つ

 

 
1988年に返還され、今は「アメリカンビレッジ」となって人気観光スポットとなっている

 
ビーチは地元の若者にも人気


【空軍兵士へのインタビュー】
Q:どこで働いているんですか?


 


●「ゆんた市場」@読谷村
 

 
かつては地元以外の野菜が中心だったが、地元ものが増えた

 
28億円かけて作られたセンター。3年目で初めて実がなったマンゴーは来年出荷する予定


返還後、農地に変えていって、今では130人が農業に従事している

自分たちの土地が還った喜び、そこで暮らせる喜び、19年間かかった。
 最初、フェンス内は、草ぼうぼうで、有害物質の除去作業も大変だった。
 代替施設もなかなか決まらなかった」(西銘記者)


Q:移設するのに条件付なのはなぜか?
沖縄は重要な軍事拠点。全体の構図が変わらないかぎり、基地問題も変わらない。
国会内でも「基地数はこれだけないとダメ」「もっと減らすべき」という意見が戦っている。
基地の面積は減っているが、機能は落ちていないため、地元の方々の弊害が減った実感がないのが現状。(柳澤)


●「普天間基地」移設先として検討されている「辺野古」では座り込みの反対運動
 


平日の午後でも30人ほど集まっていた


沖合いに7月から準備作業が始まり、すでにオレンジ色のブイが張り巡られていた


【地元の方々へのインタビュー】(取材を拒否される方が多かった


 
ベトナム戦争時に活気があった界隈は、今は閉店している


「こっちにいる人たちは、皆、年寄りばかり。町がこれからどうなるか不安」


「来ないにこしたことはない。来るのであれば止むを得ない」


【アッキーの取材した感想】
「地元の方の疲弊感を感じた。何をやっても伝わらないんじゃないか、という諦めも感じた」

「小さな集落だと、取材も困難。賛成と反対、白黒つけるのは酷」(西銘記者)

「二極の問題ではないと思う」(FAX)

「幼稚園にはハーフの子どももいる。偏った放送は止めてほしい」(FAX)

「抑止力というが、自分の近所に基地がないから言えるのでは?」(FAX)

「100kmある56号線をクルマで走ってみるだけでも、それぞれ感じることができるのでは」(柳澤)


**********

まさかベトナム戦争まで絡んでるとは思わなかったな。
先日、そうとは知らず、借りてきた本を読んでみよう。

基地の賛成・反対よりも、「戦争反対」というべきだと思った。
つねに戦争をつくるのは金儲けが目的の政治屋で、実際に戦って死ぬのは兵士や、住民なのだから。

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『ブラタモリ #4 金沢』

2015-05-29 11:47:55 | テレビ・動画配信
『ブラタモリ #4 金沢』

【#4 お題「金沢の美」】

美術館のすぐそばに城があるのね/驚


●石垣の種類が豊富
 

 

築城当時は、高さ25mのひとつづきだったが、江戸、明治、
また将軍の趣味ごとに、様々な趣向を凝らした石垣が見れるのが特徴ってマニアック!
石垣は、戦の際の防御+権威の象徴。高さを競っていた。


●1代目「野面積み」
 
タ「でも石の積み方にリズムが感じられるよね」

●3代目は「カラフル+刻印が多い」
 
一種のデザインだそう。「刻印はうるさい。会って聞いてみたいね」ww

●5代目は「コレクター」
 
全国から工芸品のサンプルを集めまくった

 
縦の石垣は崩れやすいため、あり得ないのだそうw


●「金」がとれる場所だから「金沢」だった!

1万年前、砂金を含む土砂が流れこんできた。「砂金台地」

ゴールドラッシュ時には、1日20gとったおじさんがいたという(今なら10万円
タモさんも砂金とり初体験。けっこう大きな粒に見えたけど、後で測ったら「5円」て・・・w




●「金箔」の工場へ
 

 
鉄の塊を、昔は職人が叩いて(今は機械)1万分の1mmまでに薄くする

 


当時のやり方を再現


タモさんが挑戦したら、ぐずぐずになって、失敗したやつは工芸品や金粉に使われるんだってw


 


幕府から禁止令が出て、城が燃えた時だけ解除され、その後再び禁止令。それでも、続いていた匠の技

 

作業は1日8時間叩いて10日かかっていた。機械化しても3日かかる気の長い仕事。
「金沢の人々の根気強さを表しているのでは。雪国に住む人間の粘り強さというか」

騒音問題で町内で禁止され→職人は自宅に地下室を作って作業を続けたのが、今でも続いている/驚


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ネパール民話『プンクマインチャ』(福音館書店)

2015-05-29 11:34:23 | 
新版 こどものとも傑作集31 ネパール民話『プンクマインチャ』(福音館書店)
大塚勇三/再話 秋野亥左牟/画

「再話」昔話・伝説、世界の名作文学などを、子供向けにわかりやすく書き直したもの。再話文学。

秋野亥左牟さんの挿絵シリーズ。
秋野亥左牟さんは、ネパール滞在中に本書『プンクマインチャ』の原画を制作、1969年、第2回世界絵本原画展金牌を受賞した。


あらすじ(ネタバレ注意


昔、ネパールにプンク・マインチャという女の子がいた。
実母は亡くなり、継母はイジワルで、実の娘チャンパばかり可愛がり、仕事を全部プンクに言いつけていた。



プンクが空腹に苦しみながらヤギの世話をしていると、ドーン・チョーレチャというヤギ(キツネとヤギの頭を持つ)が
「これをお食べよ」と角からパンをコロリと出し、豆のスープもかけてくれた。



チャンパはある日、それを見て「あたしにもちょうだい。でないと、お母さんに言いつけてやるから」
チャンパにもパンとスープをあげたが、帰るとすぐにチャンパはお母さんに言いつけてしまった。
継母は悔しがり、明日はドーン・チョーレチャを殺して皆で食べてしまおうと言った。

それをキツネの耳で聞いていたドーン・チョーレチャは、泣くプンクに
「皆、私の肉を食べても、お前は食べてはいけないよ。
 お前は、私の骨を拾い集めて、牧場に埋めておくれ」と頼む。



プンクはその通りにすると、骨を埋めた場所に大きな木が生え、ヤモリーという美味しい饅頭がどっさりなっていた。
プンクがそれを食べていると、鬼の夫婦がやって来て「娘さん、ヤモリーをおくれよ」



プンクが投げてあげると、「泥に汚れたヤモリーは食べられない」
プンクはいっぱい持って下におりると、鬼はプンクをさらって、山奥にある深い洞穴に閉じ込めてしまった。



鬼たちはプンクにパンとスープを作るよう言いつけて外に出て行った。
そこにネズミが出てきて言った。
「私たちにパンをおくれ。そしたらいい事を教えてあげるから」

プンクがパンをあげると、
「優しいプンク。ぐずぐずしてると鬼に食べられてしまうよ。
 奥の部屋に宝物がいっぱいあるから、それを持ってお逃げ。
 戸のそばに唾を吐いて、その上に消し炭を置いていきなさい」



鬼たちが戻ると、消し炭が「はい、はい!」と返事をしました(笑
戸を破って中に入るとプンクは逃げた後で、鬼は悔しがった。



プンクは家に帰って、鬼の宝物の金銀、宝石を継母に見せると、また悔しがり、チャンパにも同じことをさせると決めた。



同じように鬼にさらわれたチャンパだったが、ネズミらにパンをあげず、
棒でめちゃくちゃに叩いて、1匹が死ぬと、残りのネズミたちは逃げた(ヒドイな・・・



翌日、継母が待っていると、カラスが飛んできて「娘は帰らない。鬼に食われてしまったよ」と鳴いた。

 

チャンパは、イジワルな継母を見て、イジワルく育っちゃったのかなあ・・・

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