メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『神々の母に捧げる詩-続 アメリカ・インディアンの詩』(福音館書店)

2015-05-19 17:27:02 | 
『神々の母に捧げる詩-続 アメリカ・インディアンの詩』(福音館書店)
金関寿夫/訳 秋野亥左牟/絵

大好きな写真家・星野道夫さんつながりで金関寿夫さんを知って、
今度は、金関寿夫さんつながりで、秋野亥左牟さんという素晴らしい画家を知った
しかし、2011年に亡くなられて、本書が遺作というのは残念。

秋野亥左牟

「神々の母に捧げる詩」では、両側に開いて、より大きく、大胆な絵が鑑賞できる工夫がされている。



金関寿夫さんが言っていたが、言葉を持たないインディアンは、口承で詩を延々と継いできた。
部族の言語はあまたあり、原詩の英訳を和訳しているため、原詩がどんな音の響きを持っていたのか
遠い想いを馳せると、より深く味わえる。


【ブログ内関連記事】
『魔法としての言葉 アメリカ・インディアンの口承詩』(思潮社)

【内容抜粋メモ】
※本書は、金関寿夫『魔法としての言葉~アメリカ・インディアンの口承詩』(思潮社)から、一部改変を加えました。

「たれかがどこかで」テトン・スー族


たれかが
どこかで
話している
聖なる石の国の民が
話している
きみは聞くだろう
たれかが
どこかで
話しているのを


「神々の母に捧げる詩」アズラック族
 

彼女が来たのはタモアンチャン
最初の土地

みんなそこからやって来て
みんなはそこで生まれたのだ

彼女の腿は 神々しく
彼女の顔は 黒い仮面

 

ああ、わたしたちは
彼女を見た 九つの平野を
さまよいながら彼女は鹿の心臓を食べていた




おれは恥ずかしい この大地の上で
おれは恥ずかしい この大地の下で

いくつかのコトバがおれをいつも見張っている
そいつらの視線を外(そ)らすことはできない相談
だからおれは真実を語らねばならない
そしておれはおれのコトバをしっかりと胸に抱く



「雷神の歌」チッペワ族
ときどきおれは
じぶんのことが
あわれになる
たとえば
風にさらわれて
空を
横っとびに
すっ飛んで
いくときなど



「恋歌」テューピ族
 

新月よ
新月よ
わたしはここであなたを見ています
わたしだけが
かれの心を占めるように
して ください





「わたしのドレスは古い」


わたしのドレスは古い、でも夜になるとお月様はとても親切です
その時わたしは、月の色した美しいドレスをきるからです



【あとがき抜粋メモ 秋野和子~天を地、大地を母として】
『おれは歌だおれはここを歩く アメリカ・インディアンの詩』が出版されてから
続編となる『神々の母に捧げる詩』が出るまで20年が流れている。

イサムは、沖縄の小浜島で海人(猟師)をしながら絵を絵を描いていた時、
金関寿夫さんの著書『魔法としての言葉 アメリカ・インディアンの口承詩』に出会い、11点を描いた。

イサムは、カナダに住んでいる時、インディアン家族と1年間生活を共にしていた。
人間も自然の一部として暮らしていた時を「人間の黄金期」と言い、そこに戻りたがっていた。

イサムは地球の上を旅してきた。
高度成長に向かう日本に未来を夢見ることが出来ず、27歳で日本を飛び出してから長い旅の話、
世界観、宇宙観を『イサム・オン・ザ・ロード』(梨の木舎)で伝えている。

私がイサムに初めて会ったのは1976年、カナダのバンクーバーだった。
私たちはインドを1年旅して、沖縄・八重山の島にたどり着く。
のどかで野性味溢れた大地の空気の中、イサムは憧れの海人となった。

2004年の講演会ではこう言っている。

「コロンブスが15Cの終わりにアメリカ大陸にやってきた時、
 大陸には私たちと同じモンゴロイドの先住民(アメリカ・インディアン)が住んでおり、
 その土地にあった狩猟採集の暮らしを営んでいた。
 日本では、いくつかの部族が独立して暮らしていたと考えられる。いわゆる縄文期だ。

 アメリカ・インディアンは、人間も動物も、山も川も草木も、石も等しく命が宿り、
 人間は支配する者でなく、関係し、つながる生命の輪の一部と考える。
 自然とともに生きる文化は、縄文期の文化と同質だが、日本史の中ではその姿は見えてこない。

 20Cの分岐点で、このまま自然支配の文明を続けるのか、
 自然と共に生きる文化を選択するのか、問われ続けている」



島でも16年の歳月は、島人が「果報の島」と呼び、そして急激に変わっていった。
観光客がエメラルドグリーンの海だと感激する同じ海を、
海人は「死に海」と呼び、子どもには継がせられないと言う。

島では子どもは島の宝で、日々の互助で繋がる共同社会は生きていた。
島の民、大陸の民、海の民、山の民、川の民、草原の民、砂漠の民、太陽の民、、、

大人になった我が家の子どもたちは「親に育てられたのでなく島に育てられた」
と言うように、人を形造っているのは、国ではなく、空、大地、海、太陽、星・・・。
ヒトも他の命と同じ円い環の一部、上も下もなく繋がり合って生きている。



2011年、イサムは旅に出た。
本書の出版のため絵を整理していると、原画の間から男が湖に浮かぶ葦舟に座して前を見ているペン画が出てきた。
イサムは前から、逝く時は葦舟に乗っていきたいと言っていた。

乾千恵さんからの手紙には、「イサムさんは以前、
『チチカカ湖に浮かべた小舟に仰向けになって乗り込んで、岸をポーンと蹴って、すーと渡っていくやろ、
 むこうに着いたら、またポーンと蹴って渡っていってな、そんな事をゆっくりやってる間に、あの世に行きたいねん』
と話していた」と書かれていた。

私たちには「ポーンと蹴ってもらって」だったな。
私たち、やさしく葦舟を蹴ってあげられたかな。


【あとがき抜粋メモ 編集部】
金関寿夫さんは、本づくりの打ち合わせのために、秋野さんご家族が住んでいた小浜島を訪れ、
交流・交歓するなど、心からこの仕事を楽しまれたと思います。

1996年に金関寿夫さんが亡くなる直前、続編のための訳し下ろし原稿がもたらされた。
「ワシが天高く飛ぶのを見た」「わたしのドレスは古い」の2篇。

*********『おれは歌だおれはここを歩く』に寄せられた金関さんの解説文の一部

彼らの歌はおもしろい。
このうえなく素朴で、いわゆる文明人の詩につきまといがちな、こみいった飾りや、理屈などこれっぽっちもなく、まことに小気味よい。
動植物や人間に具わる尊厳さを知るものだけが持つ、深い慈しみの心に満ちている。

彼らの口承詩で、特筆すべきは、私たち近代人の詩のように、
個人の魂の叫びだとか、言語美の創造などの動機で作られることは絶対ないということだ。
それを作った人物は誰かは分からないし、誰であろうと、自分が詩人だという意識は、皆無なのだ。

アリス・フレッチャー(人類学者)はこう言っている。
「アメリカ・インディアンの詩は、人間と、宇宙のなかの、眼に見えない存在との間に交わされる伝達の手段だ」と。





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「LIFE!~人生に捧げるコント~ season3 #7」

2015-05-19 17:11:24 | テレビ・動画配信
「LIFE!~人生に捧げるコント~ season3」
出演:内村光良、田中直樹、西田尚美、星野源、石橋杏奈、臼田あさ美、ムロツヨシ、塚地武雅


『LIFE~人生に捧げるコント』まとめもあります


「LIFE!~人生に捧げるコント~ season3 #7」

 
オープニングのポーズをちょっと変えたムロさん(パーマ失敗したの?w) ウッチャン「前のほうが良かった」

「ボクたちの公園」
 
2人のスケボー男子が可笑しいw

こういうなんでも禁止の公園なんて意味ないよね 『ゼロの未来』にも出てきた。

「漂う社長」
 
「社長のことは絶対浮かしません!」

しかし商談前に靴のマジックテープが剥がれてしまう。

「机の下で押さえててくれ!」
「不自然じゃないですか?」
「この状態でいることのほうが不自然だ!」w

もう片方のマジックテープも剥がれて、重し代わりだったジャケットも脱げて、浮く社長。
しかし、機転をきかせて商談はなんとか成功。
「ありがとうございます! 初めまして!」w

「ゲラD平塚 」
 

古民家に住む女性がゆった「どうじょ、召し上がりください!」にキレるゲラD。
「素人が勝手なことしないでください!」
(塚地くんのおばちゃん役が絶妙だった! ゲラDよりゲスさん戻ってきてくれないかなあ?w


【LIFE QUESTION】

ウッチャンにカードを引いてもらって、当たった人がメンバに質問を出す。ウ「カード引く意味あんの?」

最初はムロさん。
「一人旅で行って良かったのはどこですか? 自分は伊豆で断食してきたんですよ~」
その話が濃くて「もう、それでいいんじゃない?」(ウッチャン)

塚地「1日のうち何時が好きですか?」


源「午前2:22。2がラッキーナンバーで、元気が出る。もの作りの時間」

ムロさんの一人旅はカットされそうになってた

「宇宙人総理」
 
小暮井総理は、政見放送で『コグレイズム』を分かりやすく説明する。
(これって本当だと間違えちゃう高齢者とかいるんじゃないのかなw

「地球以外の人と一緒に働けるなんてワクワクする政策ですね。
 でも子どもたちの中には宇宙人ってコワくないの? 僕たち、食べられちゃうんじゃないの? と感じる人もいます」
「いいえ、宇宙人は地球人を食べません」

「総理はいつも目から何を出しているの? 人間を操っているの? と心配する声もあります」
「私の目からは何も出ていません」

「伝説の黒帯」
 

金メダリストの柔道選手が道場破りにやって来た。「師範を出せ!」
師範は試合に応じる。「組まずとも相手を制している」(なぜ源くん棒読み?w
でも、柔道着がはだけて、帯を結びなおそうとしても、結べないのが弱点だったw

「今朝教えたばっかりじゃないですか?」
「どっちから見た左? もっとカンタンなやつ持ってきて!」
「あ、これ、オレのパソコンの!」

「熟年離婚」
「まさかオレがこうなるとわな」とショックを受けつつ、妻のために離婚届に捺印しようとして、
付き合ってる相手のことを聞くと、年齢、職業もすべて同じで、名前まで似ている。
「じゃ、オレでよくない? それ、オレじゃん」

 

そこに現れた恋人(この人誰?) バックに『リゴレット』の♪女は気まぐれ が流れてる/爆
「顔かよ!!」


【LIFE QUESTION 2】


アンナ「嬉しくて跳びはねたくなる瞬間はありますか?」
塚地「今、ダイエット中なんですけど、ロケで麺屋を3軒回って、絶対体重増えたと思ったら、減ってた時!」


「妻・絶対主義」
 

40代~50代の女性にとったアンケートをもとに、銀座でレストランをオープンするにあたり、
「和食」がいいんじゃないか、と話がまとまったが、部長は「ウチの奥さん、和食はなあ・・・」

女性社員が間をとりもって「タイ料理は?」「それは君の個人的な意見だろ?」
最終的にものすごい悩んだ末に泣いちゃう部長に、笑っちゃってるメンバww

「お湯の行方」
 

エレベーターが止まってしまい、閉じ込められた部長と部下
部長「バチが当たったんだ、きっと」
いつもは妻が弁当を作るが、今日はないからずっと食べたかったカップやきそばを買って、お湯を入れちゃったという。

「いい紙袋だね」
「これ、娘の誕生日プレゼントなんですよ

押し切られて、袋にお湯をあけたはいいが、今度は箸をもらい忘れた痛恨のミス。
「その耳のフレームの形・・・棒? 棒?」

 

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大河ドラマ『花燃ゆ』 第20回「松陰、復活!」

2015-05-19 16:57:59 | ドラマ
大河ドラマ『花燃ゆ』
脚本:大島里美、宮村優子
出演:井上真央、大沢たかお、原田泰造、優香、長塚京三、檀ふみ、内藤剛志、北大路欣也、
高良健吾、東出昌大、瀬戸康史、劇団ひとり、佐藤隆太、要潤 ほか


第20回「松陰、復活!」あらすじ(ネタバレあり

「破約攘夷(はやくじょうい)」へと大きく舵を切った長州藩。

上海から戻った高杉は軍艦を1隻買ったという/驚
「オレは京へ行く。急がせにゃ、もはや一刻の猶予もならん」


京で「清国が列強に侵略される様を見ました。早く武器を準備しないと!」と藩主に叫ぶ。

その後、久坂とも再会し、またケンカになる。

高杉「亀太郎を殺したのはお前じゃ!」


その言葉に傷つき、泣いている久坂を見つめる芸妓の辰路(たつじ)

「芸妓」
舞踊や音曲・鳴物で宴席に興を添え、客をもてなす女性。芸者・芸子 のこと。
酒席に侍って各種の芸を披露し、座の取持ちを行う女子のことであり、
太夫遊び が下火となった江戸時代中期ごろから盛んになった職業の一つである。 (ウィキ参照


毛利敬親は、茶室で伊之助と話す。
「そのほう、わしの傍で働いてみるか? ときどき、寅の言葉が聞きとうなる」


篤太郎は、明倫館をサボって寿に怒られる。「学問は何の為にあるんですか?」
文は兄の書物を見せてあげる。「学は人たるゆえんを学ぶなり」

 

次第に、松下村塾に子どもたちが集まるようになっていく。
(子役たちが、とっても難しい長セリフをゆっててスゴイ!


雅は「松陰先生の本をたくさん写本して殿に献上する」アイデアを出す。
文は「寅兄の言葉は、それを求める人に読んで欲しい」と悩むが、
母「父は、1日の終わりに、必ず寅次郎の本を読みますよ。そして会うております」


久坂は、朝廷の三条実美にかけあうが、「無口だった」と不安になる。

辰路「口の中のオデキのせいでは?」と言うのを聞いて、
元医者の久坂は、三条に茄子と梅干しを食べるよう言い、「楽になった」と喜ばれ、協力することをほのめかす。


長井は萩で謹慎を言い渡された。屋敷で高杉と会い、
「勝てるか、異国に。あの強大な文明に。松陰を江戸に突き出したとわしを恨むか?
 それでこそお役を尽くしたというもの。悔いはない」

 

伊之助は岩国公に会い「家格を上げる」条件を出して協力を得る。
それを阻むかのような椋梨藤太。


夫を追って、江戸に行くという雅に、

文「江戸に行っても、あなたの退屈は変わらない。高杉さんの妻はあなただけ。
  兄上の塾を守るのは私たちしかおらんではないんじゃないですか?」


久坂から文への手紙w

文は伊之助に、高杉の上海土産のハンケチーフを見せ、
「この刺繍は、島の女たちが工夫して、今では異人が争って求めているといいます。
 女にも出来ることがあります。私たちはあの場所(塾)を守ります」

それを機に伊之助は、藩主ひとり一人と話をするようになる。


久坂「辰路さんにお礼をしたい」
辰路「私の旦那さんになっておくんなし。芸妓として名を上げたいのです」
久坂「それが、あなたの志ですか」

辰路「お座敷に通う人のことをもっと知りたくはありませんか?」
久坂「私にそんな甲斐性はありません。あんな姿(涙)を見られて・・・」

辰路「涙はつまらんもんではない。目から溢れるものがつまらんはずがない」

座敷に戻ると、男が待っていて、寄り添う辰路。長州の動きを探るスパイ?!

辰路「男はんは、ほんま弱いどすなあ、夢のという言葉に」



活躍した伊之助に「褒美をとらせよう」と言う敬親。

「活路を開いたのは久坂の言葉でした。寅次郎の復権をどうか!!」

伊之助の願いは届き、とうとう松陰、吉田家の罪は許された。


玉木文之進「死してなお、振り回しおって」

母も号泣。

父「皆も泣くなよ。寅もこれから新しいものに出会うんじゃ!」


雅は「ずっと萩にいることにしました。子どもがいれば退屈しません。あなたもそうしませんこと?」
文「高杉の妻と、久坂の妻が手を組めば、怖いものなどございません」


井上聞多(後の井上馨)、伊藤利助(伊藤博文)らも江戸にいた。

高杉「攘夷を広くしらしめるため、異人を斬る」という意見に反対する久坂。

伊藤「では、品川の英国公使館に焼き討ちを入れるというのは?」

12日に決行が決まるが「オレは行かん!」と久坂。
高杉「日本をひっくり返すんぞ、お前なしでできるか!?」

久坂は、松陰の本が写本されて広まっていることを知り、伊藤らと合流する。

 
英国公使館って・・・こないだの獄と同じセットに見えるんですけど?


 


品川も大変身しちゃったねえ・・・


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