※「小川未明まとめ」に追加します
2006年初版
吉田稔美
1961年 兵庫県西脇市に生まれる
『つづきのねこ』 文と絵 講談社 ほか
ミッフィーみたいな黒い太い線で
とてもシンプルながらカラフルで可愛い
本文では太郎という名前で
思いきり日本人だけれども
絵は教会のような洋風な家と
ふわふわしたマント姿がまん丸く膨張して面白い
マッシュルームみたいな髪の毛が
後ろから見るとまんまるいんだよね
金の輪を回す男の子が金髪だとはどこにも書かれていないけれども
とても不思議な存在で気になっていたら
突然の終わり方にびっくり!!
小川未明さんの絵本ってこうしたびっくりする
突然の終わり方が多いのはなぜだろう?
内田百閒さんも唐突だけど
また違った意味でショッキング
【内容抜粋メモ】
太郎は長い間病気で臥していましたが
ようやく床から離れて出られるようになった
3月の末まだ桜も桃も咲いていないが
梅だけが咲いている


外に出ても友達はみんな遠くのほうまで遊びに行ったようでしょんぼりする
家の前の畑には去年取り残した野菜が緑色に芽吹いている

金の輪が触れ合う音がして
一人の少年が輪を回しながら走ってくる
誰だろうと思って見ると見覚えのない少年
こちらを見て微笑する
まるで知った友達に向かってするように懐かしげに見える
いつこの村に越してきたんだろう?


あくる日の午後
太郎がまた同じ時刻に畑に出てみると
同じ少年が金の輪を回しながら走ってくる
昨日よりも一層懐かしげに微笑む
何か言いたげな様子をしていたが
そのまま行ってしまう


太郎はその行方をいつまでも見送るが
白い道の彼方に消えてしまう
一度も見たことがないのに
なんとなく一番親しい友達のような気がしてならない
明日はお友達になろうと空想する
母親に少年のことを語ると信じない
太郎は金の輪を一つ分けて貰って
二人でどこまでも走る夢を見る


翌日からまた熱が出て
2、3日目に太郎は7つで亡くなってしまう

2006年初版
吉田稔美
1961年 兵庫県西脇市に生まれる
『つづきのねこ』 文と絵 講談社 ほか
ミッフィーみたいな黒い太い線で
とてもシンプルながらカラフルで可愛い
本文では太郎という名前で
思いきり日本人だけれども
絵は教会のような洋風な家と
ふわふわしたマント姿がまん丸く膨張して面白い
マッシュルームみたいな髪の毛が
後ろから見るとまんまるいんだよね
金の輪を回す男の子が金髪だとはどこにも書かれていないけれども
とても不思議な存在で気になっていたら
突然の終わり方にびっくり!!
小川未明さんの絵本ってこうしたびっくりする
突然の終わり方が多いのはなぜだろう?
内田百閒さんも唐突だけど
また違った意味でショッキング
【内容抜粋メモ】
太郎は長い間病気で臥していましたが
ようやく床から離れて出られるようになった
3月の末まだ桜も桃も咲いていないが
梅だけが咲いている


外に出ても友達はみんな遠くのほうまで遊びに行ったようでしょんぼりする
家の前の畑には去年取り残した野菜が緑色に芽吹いている

金の輪が触れ合う音がして
一人の少年が輪を回しながら走ってくる
誰だろうと思って見ると見覚えのない少年
こちらを見て微笑する
まるで知った友達に向かってするように懐かしげに見える
いつこの村に越してきたんだろう?


あくる日の午後
太郎がまた同じ時刻に畑に出てみると
同じ少年が金の輪を回しながら走ってくる
昨日よりも一層懐かしげに微笑む
何か言いたげな様子をしていたが
そのまま行ってしまう


太郎はその行方をいつまでも見送るが
白い道の彼方に消えてしまう
一度も見たことがないのに
なんとなく一番親しい友達のような気がしてならない
明日はお友達になろうと空想する
母親に少年のことを語ると信じない
太郎は金の輪を一つ分けて貰って
二人でどこまでも走る夢を見る


翌日からまた熱が出て
2、3日目に太郎は7つで亡くなってしまう
