昭和60年初版 訳/中島河太郎・松村喜雄 表紙・挿絵/斎藤寿夫
※「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します
これも一気読み
江戸川乱歩がリストに入れていただけあって
本当に二転、三転、よんてん、ごてん、ろくてん、、、
どれだけルパンがとことんまで追い詰められたことか!
ルパンシリーズも面白いなあ
全巻読みたくなってきた
「怪盗ルパン名作選集」全6巻

「世界怪奇スリラー全集」の6巻「世界の円盤ミステリー」て超気になる!


毎回、美女が出てきて、結婚を申し込んでないか?w
フランス人だから恋愛重視なんだな
初版本で貴重
とてもいい状態で読まれているのはさすが図書館
閉架なのは残念
挿絵も時代を感じさせていい味が出てる
刑事や乳母ですらが目の前で見ても見抜けない変装の名人って!?
少年探偵団にも似た要素がいろいろ出てくる
縄ばしごとか、義眼とか
美術品を乗せるのも手漕ぎボートってのんびりした時代
ルパン三世ならモーターボートだよね
■はじめに
怪盗アルセーヌ・ルパンの盗みは一種の趣味で
富豪、政治家など裏で不正のにおいのする特権階級から正々堂々と盗む
時には警察とは別の方法で悪人を追及する
すると警察がコケにされたことになり大衆は拍手を送る
【内容抜粋メモ】
■水晶の栓
9月の末(ちょうどコレを読んでる時期とリンクした/驚
ルパンは信頼の部下ジルベールとボーシュレーに教えられた屋敷に盗みに入る
屋敷の主人ドーブレック代議士は芝居を観に外出

下男レオナールもパリに行ったはずが家にいて
ボーシュレーはノドを刺して殺してしまう
ルパン:日頃から人を殺すことだけは固く禁じているはずなのに、なぜ?
死ぬ間際に警察に通報したせいで、屋敷を包囲される
ルパンは部下を必ず助けると誓って、その場から逃げる
盗んだ女神像に帽子をかぶせて、隠れ家に戻る
2人が躍起になって探していたモノを見ると、水晶でできた栓
それをマントルピースに置いて寝て起きたら消えていた
寝室のカギは閉まっていたし、この隠れ家を知るのは部下のみ
■怪紳士ドーブレックと警視庁事務総長プラビル
ルパンは変装してドーブレックの屋敷を見張ると
大統領のお気に入りプラビルが屋敷を見張っている
彼らもまた水晶の栓を探していると分かる
ドーブレックは目が悪いのか、普通のメガネの上に黒いメガネを二重にかけている
召使から入ってきた人数が9人と聞き、出て行ったのが8人で
1人屋敷内に潜んでいることを知り
カーテンの影に隠れたルパンを警官と思って、プラビルに手紙を渡すように言う

シャンゼリゼ近くの隠れ家にミシェル・ボーモンとして住んでいるルパン
下男のアシルは忠実な部下
自分のいない間に女性の客があり、ジルベールからの手紙を盗んでいったと分かる
この隠れ家も前と同様、ドアの板の1枚が細工してあった
■乳母ビルトアール
乳母ビルトアールが料理女としてドーブレックの屋敷に入り
水晶の栓を探しつつ、ルパンに報告
屋敷に侵入すると、美しい女性が入って来て
ドーブレックをナイフで殺そうとして失敗して泣く

ドーブレックは上流社会の紳士らを脅迫して得た金で富豪になったと分かる
ルパンはロシア貴族に変装して、ドーブレックと女性の芝居見物の隣りの席に座る
電話で席を外したタイミングで隣りに行くと
女性は昨日ナイフで襲っていた同一人物
ルパン:ドーブレックは共通の敵です 私があなたを救おう
ここでもドーブレックにバレて、空手チョップで応戦し(!)
その間に女性はクルマで逃げる

運転しているのはルパンの部下
生まれて初めて部下に裏切られたショックで茫然とする
監獄にいるジルベールから「親分、怖い、助けてくれ」という悲痛の手紙が届く
■再び盗まれた水晶の栓
公園でビルトアールから水晶の栓を手に入れるが
いつの間にかポケットからなくなっている
夜中、ドーブレックの屋敷に入る賊の姿を見張っていると
外した板から入って行ったのは、6、7歳の男の子ジャック

ジャックを探しに来る、母クラリス(!
ルパンを裏切った部下グロニャールとル・バリュも一緒
ルパン:
私に何もかも打ち明けてください
私の目的はジルベールとボーシュレーの命を救うことです
クラリス:
夫は3年前に亡くなった代議士のメルジー
ドーブレックは私との結婚を迫り、メルジーを脅して自殺させ
息子ジルベールを悪の道に誘いこんだ
■運河建設不正事件
フランスの政界の大物27人が起こした有名な収賄事件
その名簿をドーブレックが入手して脅迫
メルジーの名もあった
名簿の紙は水晶の栓の中に隠してあるため
クラリスはジャックを使って盗み出したが
中には何もなかった
最初にドーブレックの屋敷に盗みに入るようルパンを騙した首謀者はボーシュレー
ルパン:
私はまだ負けたことのない男です
ドーブレックに二度と会わないと約束してください
■ジャックを誘拐
サン・ジェントルマンの女友だちの家にクラリスを送るが
ジャックがドーブレックに連れ去られ、絶望して服毒し命は助かった
今夜12時までにジャックを助けると誓うルパン
ベルヌという医者に変身してドーブレックに会い
クラリスが服毒したことを伝える
ドーブレックはまたもやルパンだと見破り、警察に電話
ビルトアールも乳母と分かっていた
隠れ家の住所まで知っていて、警察を向かわせる
今度もルパンの完全に負け
ドーブレック:
オレはこの復讐に20年もかかった!
クラリスがオレと結婚しないかぎり、ジルベールは間違いなく死刑になる
ルパン:27人のリストはオレが頂くし、ジルベールは死刑にはしない
クラリスにジャックを返して、ドーブレックを誘拐する計画を立てるが
ジルベールの死刑が確定となる
ルパン:今夜すべてが解決する と約束するも
ドーブレックは4人組に連れ去られたと分かる

■ドーブレックを誘拐
ルパンはジャックの家庭教師ニコルに変装してプラビルに会う

27人の中の誰かが誘拐犯
ステッキの握りにナポレオンの横顔があったことから
ナポレオンに仕えたコルシカ人の子孫、アルビュフェ侯爵が誘拐犯だと推理
他の3人は息子たち
モンモール大公と狩りに出かけた隙に古城を調べる
ドーブレックは塔の上に監禁され、息子らが見張っている
昔、恋人を救おうとして男性がこの塔をのぼったという歴史を読んで
同じ方法を一か八か試してみるルパン
ハシゴをつなぎ合わせて絶壁を登り、爪が剥がれる/汗×5000
■拷問
ドーブレックは侯爵に脅され、息子らに拷問を受けている
底なしの地下牢に入れられたら、助かる見込みはない
とうとう「マリー」とひと言言うのが聞こえる
彼らが去った後、ドーブレックの従妹に書かせた手紙を投げ込み
鉄格子をやすりで切り取り、縄梯子をおろす
ドーブレックは弱ったフリをしていたが、ルパンの肩にナイフを刺して
1人でハシゴを降りると銃弾が聞こえ、ルパンは気を失う
ここでもルパンの敗北に終わる

■ジルベール死刑まで1週間
ルパンは部下に助けられたが、肩の傷で高熱が出て何日も寝込む
ドーブレックも重傷のまま従妹の家にいるところを目撃される
侯爵は刑務所で動脈を切って自殺
ドーブレックが警察に見張られている屋敷に戻り
20秒ほどで出たと報告を受ける
■クラリスの追跡
クラリスはドーブレックを追い、ルパンと部下はクラリスを追うが
ことごとくすれ違って、その都度、ホテルや汽車のスタッフから伝言を受ける

処刑はあと2日!
プラビルは27人のリストにはないが、前代議士のポラングラードに頼まれて
大金を収賄したと分かる
ドーブレックはクラリスを食事に誘い
ルパンらは元刑事で秘密探偵社のジャコブに騙されて
今ごろはイタリアにいると明かし
処刑には間に合わないと絶望したクラリスが結婚を受けようとすると
ルパンが現れ、ドーブレックにクロロフォルムをかがせて気絶させる

■愛用のマリーランド
屋敷からドーブレックが持ち出したモノで「マリー」と言えばタバコの銘柄
その中に水晶の栓が入っていて、2つに割るとリストの紙が出てくる!
ドーブレックをトランクに詰めて、部下にクルマで運ばせ
ルパンとクラリスはドーブレックが用意した汽車で帰る
■大統領の特赦
プラビルにリストを渡すのと引き換えにジルベールとボーシュレーを救うよう取引する
流刑地送りにすれば脱獄できる
プラビルは小箱の中の紙と照らし合わせるが
すかし模様のかぎ十字のすかしがないから、その紙はニセモノだと言う
プラビルはニコルがルパンだと気づき、大勢の警官に伝える
ポラングラードはロンドンに出かけて明日の晩でないと帰らない
最後の切り札も万策尽きて、眠り込むルパン
■死刑当日
先に断頭台に連れて行かれるボーシュレーが撃たれて死ぬ
死刑執行人は肩を撃たれて騒然となり、ジルベールの死刑は明日に延期となる
ルパンはアジトを抜け出し、近くの店の高い所からボーシュレーを撃ったと分かる
■ルパン×プラビル
クラリスがドーブレックの心臓に針を刺し
本物のリストのありかを聞き出す
クラリス:いつもメガネで隠れているこの人の目が見たいわ
黒いメガネを外すと、左目は義眼 その中にリストが入っていた!
用心深いドーブレックは水晶の栓に入れたと思わせて、常に身につけていた
プラビルに渡すと、ルパンを逮捕すると言い出す
ルパン:
大統領の特赦とルパンをここから無事に出さないと
4大新聞社にプラビルの収賄について書いた手紙が渡る
ジルベールの脱獄した2か月後に手紙を返す
ポラングラードから買い取るために使った4万フランの小切手と
半年以内に警視庁を辞職すること
プラビルは観念して警戒を解くよう伝え、大統領の特赦を持って来て
4万フランの小切手を渡す

ドーブレックが来て、ポラングラードはロンドンにいると話し
プラビルがルパンからもらった手紙は白紙と分かる
慌ててポラングラードに会うと、手紙は売ったという
売った相手はルパンの部下だった
背後でドーブレックが自分の頭を撃ち抜く音がする
ルパン:静かに眠れよ

終身刑に減刑されたジルベールは、流刑地に行く前に脱獄
ルパンが筆者(ルブラン)の家でその後の話をする!
クラリスにプロポーズしたが
結婚したいなら泥棒稼業を止めることと言われてフラれたと明かす
ルパン:
でも、彼女は僕を愛していた
世の中の女性で、僕を愛さない者はいないからね
うぬぼれにシラけたが、それもルパンらしいところだ
※「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します
これも一気読み
江戸川乱歩がリストに入れていただけあって
本当に二転、三転、よんてん、ごてん、ろくてん、、、
どれだけルパンがとことんまで追い詰められたことか!
ルパンシリーズも面白いなあ
全巻読みたくなってきた
「怪盗ルパン名作選集」全6巻

「世界怪奇スリラー全集」の6巻「世界の円盤ミステリー」て超気になる!


毎回、美女が出てきて、結婚を申し込んでないか?w
フランス人だから恋愛重視なんだな
初版本で貴重
とてもいい状態で読まれているのはさすが図書館
閉架なのは残念
挿絵も時代を感じさせていい味が出てる
刑事や乳母ですらが目の前で見ても見抜けない変装の名人って!?
少年探偵団にも似た要素がいろいろ出てくる
縄ばしごとか、義眼とか
美術品を乗せるのも手漕ぎボートってのんびりした時代
ルパン三世ならモーターボートだよね
■はじめに
怪盗アルセーヌ・ルパンの盗みは一種の趣味で
富豪、政治家など裏で不正のにおいのする特権階級から正々堂々と盗む
時には警察とは別の方法で悪人を追及する
すると警察がコケにされたことになり大衆は拍手を送る
【内容抜粋メモ】
■水晶の栓
9月の末(ちょうどコレを読んでる時期とリンクした/驚
ルパンは信頼の部下ジルベールとボーシュレーに教えられた屋敷に盗みに入る
屋敷の主人ドーブレック代議士は芝居を観に外出

下男レオナールもパリに行ったはずが家にいて
ボーシュレーはノドを刺して殺してしまう
ルパン:日頃から人を殺すことだけは固く禁じているはずなのに、なぜ?
死ぬ間際に警察に通報したせいで、屋敷を包囲される
ルパンは部下を必ず助けると誓って、その場から逃げる
盗んだ女神像に帽子をかぶせて、隠れ家に戻る
2人が躍起になって探していたモノを見ると、水晶でできた栓
それをマントルピースに置いて寝て起きたら消えていた
寝室のカギは閉まっていたし、この隠れ家を知るのは部下のみ
■怪紳士ドーブレックと警視庁事務総長プラビル
ルパンは変装してドーブレックの屋敷を見張ると
大統領のお気に入りプラビルが屋敷を見張っている
彼らもまた水晶の栓を探していると分かる
ドーブレックは目が悪いのか、普通のメガネの上に黒いメガネを二重にかけている
召使から入ってきた人数が9人と聞き、出て行ったのが8人で
1人屋敷内に潜んでいることを知り
カーテンの影に隠れたルパンを警官と思って、プラビルに手紙を渡すように言う

シャンゼリゼ近くの隠れ家にミシェル・ボーモンとして住んでいるルパン
下男のアシルは忠実な部下
自分のいない間に女性の客があり、ジルベールからの手紙を盗んでいったと分かる
この隠れ家も前と同様、ドアの板の1枚が細工してあった
■乳母ビルトアール
乳母ビルトアールが料理女としてドーブレックの屋敷に入り
水晶の栓を探しつつ、ルパンに報告
屋敷に侵入すると、美しい女性が入って来て
ドーブレックをナイフで殺そうとして失敗して泣く

ドーブレックは上流社会の紳士らを脅迫して得た金で富豪になったと分かる
ルパンはロシア貴族に変装して、ドーブレックと女性の芝居見物の隣りの席に座る
電話で席を外したタイミングで隣りに行くと
女性は昨日ナイフで襲っていた同一人物
ルパン:ドーブレックは共通の敵です 私があなたを救おう
ここでもドーブレックにバレて、空手チョップで応戦し(!)
その間に女性はクルマで逃げる

運転しているのはルパンの部下
生まれて初めて部下に裏切られたショックで茫然とする
監獄にいるジルベールから「親分、怖い、助けてくれ」という悲痛の手紙が届く
■再び盗まれた水晶の栓
公園でビルトアールから水晶の栓を手に入れるが
いつの間にかポケットからなくなっている
夜中、ドーブレックの屋敷に入る賊の姿を見張っていると
外した板から入って行ったのは、6、7歳の男の子ジャック

ジャックを探しに来る、母クラリス(!
ルパンを裏切った部下グロニャールとル・バリュも一緒
ルパン:
私に何もかも打ち明けてください
私の目的はジルベールとボーシュレーの命を救うことです
クラリス:
夫は3年前に亡くなった代議士のメルジー
ドーブレックは私との結婚を迫り、メルジーを脅して自殺させ
息子ジルベールを悪の道に誘いこんだ
■運河建設不正事件
フランスの政界の大物27人が起こした有名な収賄事件
その名簿をドーブレックが入手して脅迫
メルジーの名もあった
名簿の紙は水晶の栓の中に隠してあるため
クラリスはジャックを使って盗み出したが
中には何もなかった
最初にドーブレックの屋敷に盗みに入るようルパンを騙した首謀者はボーシュレー
ルパン:
私はまだ負けたことのない男です
ドーブレックに二度と会わないと約束してください
■ジャックを誘拐
サン・ジェントルマンの女友だちの家にクラリスを送るが
ジャックがドーブレックに連れ去られ、絶望して服毒し命は助かった
今夜12時までにジャックを助けると誓うルパン
ベルヌという医者に変身してドーブレックに会い
クラリスが服毒したことを伝える
ドーブレックはまたもやルパンだと見破り、警察に電話
ビルトアールも乳母と分かっていた
隠れ家の住所まで知っていて、警察を向かわせる
今度もルパンの完全に負け
ドーブレック:
オレはこの復讐に20年もかかった!
クラリスがオレと結婚しないかぎり、ジルベールは間違いなく死刑になる
ルパン:27人のリストはオレが頂くし、ジルベールは死刑にはしない
クラリスにジャックを返して、ドーブレックを誘拐する計画を立てるが
ジルベールの死刑が確定となる
ルパン:今夜すべてが解決する と約束するも
ドーブレックは4人組に連れ去られたと分かる

■ドーブレックを誘拐
ルパンはジャックの家庭教師ニコルに変装してプラビルに会う

27人の中の誰かが誘拐犯
ステッキの握りにナポレオンの横顔があったことから
ナポレオンに仕えたコルシカ人の子孫、アルビュフェ侯爵が誘拐犯だと推理
他の3人は息子たち
モンモール大公と狩りに出かけた隙に古城を調べる
ドーブレックは塔の上に監禁され、息子らが見張っている
昔、恋人を救おうとして男性がこの塔をのぼったという歴史を読んで
同じ方法を一か八か試してみるルパン
ハシゴをつなぎ合わせて絶壁を登り、爪が剥がれる/汗×5000
■拷問
ドーブレックは侯爵に脅され、息子らに拷問を受けている
底なしの地下牢に入れられたら、助かる見込みはない
とうとう「マリー」とひと言言うのが聞こえる
彼らが去った後、ドーブレックの従妹に書かせた手紙を投げ込み
鉄格子をやすりで切り取り、縄梯子をおろす
ドーブレックは弱ったフリをしていたが、ルパンの肩にナイフを刺して
1人でハシゴを降りると銃弾が聞こえ、ルパンは気を失う
ここでもルパンの敗北に終わる

■ジルベール死刑まで1週間
ルパンは部下に助けられたが、肩の傷で高熱が出て何日も寝込む
ドーブレックも重傷のまま従妹の家にいるところを目撃される
侯爵は刑務所で動脈を切って自殺
ドーブレックが警察に見張られている屋敷に戻り
20秒ほどで出たと報告を受ける
■クラリスの追跡
クラリスはドーブレックを追い、ルパンと部下はクラリスを追うが
ことごとくすれ違って、その都度、ホテルや汽車のスタッフから伝言を受ける

処刑はあと2日!
プラビルは27人のリストにはないが、前代議士のポラングラードに頼まれて
大金を収賄したと分かる
ドーブレックはクラリスを食事に誘い
ルパンらは元刑事で秘密探偵社のジャコブに騙されて
今ごろはイタリアにいると明かし
処刑には間に合わないと絶望したクラリスが結婚を受けようとすると
ルパンが現れ、ドーブレックにクロロフォルムをかがせて気絶させる

■愛用のマリーランド
屋敷からドーブレックが持ち出したモノで「マリー」と言えばタバコの銘柄
その中に水晶の栓が入っていて、2つに割るとリストの紙が出てくる!
ドーブレックをトランクに詰めて、部下にクルマで運ばせ
ルパンとクラリスはドーブレックが用意した汽車で帰る
■大統領の特赦
プラビルにリストを渡すのと引き換えにジルベールとボーシュレーを救うよう取引する
流刑地送りにすれば脱獄できる
プラビルは小箱の中の紙と照らし合わせるが
すかし模様のかぎ十字のすかしがないから、その紙はニセモノだと言う
プラビルはニコルがルパンだと気づき、大勢の警官に伝える
ポラングラードはロンドンに出かけて明日の晩でないと帰らない
最後の切り札も万策尽きて、眠り込むルパン
■死刑当日
先に断頭台に連れて行かれるボーシュレーが撃たれて死ぬ
死刑執行人は肩を撃たれて騒然となり、ジルベールの死刑は明日に延期となる
ルパンはアジトを抜け出し、近くの店の高い所からボーシュレーを撃ったと分かる
■ルパン×プラビル
クラリスがドーブレックの心臓に針を刺し
本物のリストのありかを聞き出す
クラリス:いつもメガネで隠れているこの人の目が見たいわ
黒いメガネを外すと、左目は義眼 その中にリストが入っていた!
用心深いドーブレックは水晶の栓に入れたと思わせて、常に身につけていた
プラビルに渡すと、ルパンを逮捕すると言い出す
ルパン:
大統領の特赦とルパンをここから無事に出さないと
4大新聞社にプラビルの収賄について書いた手紙が渡る
ジルベールの脱獄した2か月後に手紙を返す
ポラングラードから買い取るために使った4万フランの小切手と
半年以内に警視庁を辞職すること
プラビルは観念して警戒を解くよう伝え、大統領の特赦を持って来て
4万フランの小切手を渡す

ドーブレックが来て、ポラングラードはロンドンにいると話し
プラビルがルパンからもらった手紙は白紙と分かる
慌ててポラングラードに会うと、手紙は売ったという
売った相手はルパンの部下だった
背後でドーブレックが自分の頭を撃ち抜く音がする
ルパン:静かに眠れよ

終身刑に減刑されたジルベールは、流刑地に行く前に脱獄
ルパンが筆者(ルブラン)の家でその後の話をする!
クラリスにプロポーズしたが
結婚したいなら泥棒稼業を止めることと言われてフラれたと明かす
ルパン:
でも、彼女は僕を愛していた
世の中の女性で、僕を愛さない者はいないからね
うぬぼれにシラけたが、それもルパンらしいところだ