2018年
※「作家別」カテゴリー内「宮沢賢治」に追加します
「てつぞうはね」のミロコマチコさんつながりで借りた
・ミロコマチコ いきものたちはわたしのかがみ@市原湖畔美術館
賢治の絵本はほぼ読んだと思っていたけど
まだ読んでないのもあったのか!
ミキハウスでほとんど取り上げてるから
また改めて読み直すのもありかもしれないな
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/ad/1dd8524d0a1bdefb228d97dc67bc37bc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/81/6b7b338e571854c237b4a3349f1fb20a.jpg)
賢治といえば、リズムのあるオノマトペが楽しいが
本書では鹿がものすごく訛っていて
それでも意味は分かるから
たった1個の小さなお団子食べたさに
近くにある手ぬぐいが何者か探るために
1匹ずつ確認しに行く様子が生き生きと描かれていて
久々、賢治ワールドにどっぷり浸かって癒やされた
鹿踊りは今でもやってるのかな?
9.21は賢治の命日だそう
【内容抜粋メモ】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/17/f049ca764a0d52135bded4d6ef0625eb.jpg)
野原ですすきを見ていたら
鹿踊りのほんとうの精神の物語を聴いたという冒頭から
カジュウは栗の木から落ちて怪我をしたため
湯治?に行く途中、食べきれなかった栃の団子を鹿のために置いてくる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/62/831717e0a6e76277cbe3b332d1913220.jpg)
それ、鹿、来て喰(け)
少し歩いて、手ぬぐいを忘れたことに気づいて戻ると
鹿が6頭、団子と手ぬぐいの周りをぐるぐる廻っているのを見て
近くに隠れて見ていると
耳がキーンと鳴って
鹿の言う言葉が分かるようになる!
じゃ、おれ行って見で来べが
1頭ずつ手ぬぐいが一体何なのか確かめては慌てて逃げ帰ってきて
そのたび、仲間も驚いて逃げそうになる様子がいかにも可笑しい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/76/c86cdf9c2515691808702073e102acac.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/29/93ed90b28931e0141b28db24907a8eb5.jpg)
汗のにおいもするし
シワが寄ってるから老人では?
とにがぐ生ぎもんだ
ナメクジの干からびたのだと解決して
安心して歌い出す
♪
栃の団子は結構だが
青白番兵は気にかがる
どごが口だが あだまだが
ひでりあがりの なめぐじら
最初の鹿から団子を齧っていくと
最後の鹿の分は豆粒くらい笑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/3e/6ffcfe55131e067f21b3f7b15ad13e00.jpg)
立派なはんの木
銀色に輝くススキ
まぶしく光る太陽の歌と歌う
♪
ぎんがぎがの
すすぎの中さ立ちあがる
はんの木のすねの
長んがいかげぼうし
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/1f/556b165040ca83961ca86f9b71603c67.jpg)
カジュウもたまらず仲間に入ろうと
♪ホウ、やれ、やれい
と立ちあがると鹿は驚いて逃げていってしまい
苦笑して、ボロボロになった手ぬぐいを拾い
また歩き出す
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/82/7568df06deffd703270bb4b9d51ce85f.jpg)
私はこの話を透き通った秋の風から聞いたのです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/c4/d41aa2abc84ec192dfcd1af9e7581365.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/da/0057f95821887b3126d10f7feb2d18d7.jpg)
※「作家別」カテゴリー内「宮沢賢治」に追加します
「てつぞうはね」のミロコマチコさんつながりで借りた
・ミロコマチコ いきものたちはわたしのかがみ@市原湖畔美術館
賢治の絵本はほぼ読んだと思っていたけど
まだ読んでないのもあったのか!
ミキハウスでほとんど取り上げてるから
また改めて読み直すのもありかもしれないな
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/ad/1dd8524d0a1bdefb228d97dc67bc37bc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/81/6b7b338e571854c237b4a3349f1fb20a.jpg)
賢治といえば、リズムのあるオノマトペが楽しいが
本書では鹿がものすごく訛っていて
それでも意味は分かるから
たった1個の小さなお団子食べたさに
近くにある手ぬぐいが何者か探るために
1匹ずつ確認しに行く様子が生き生きと描かれていて
久々、賢治ワールドにどっぷり浸かって癒やされた
鹿踊りは今でもやってるのかな?
9.21は賢治の命日だそう
【内容抜粋メモ】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/17/f049ca764a0d52135bded4d6ef0625eb.jpg)
野原ですすきを見ていたら
鹿踊りのほんとうの精神の物語を聴いたという冒頭から
カジュウは栗の木から落ちて怪我をしたため
湯治?に行く途中、食べきれなかった栃の団子を鹿のために置いてくる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/62/831717e0a6e76277cbe3b332d1913220.jpg)
それ、鹿、来て喰(け)
少し歩いて、手ぬぐいを忘れたことに気づいて戻ると
鹿が6頭、団子と手ぬぐいの周りをぐるぐる廻っているのを見て
近くに隠れて見ていると
耳がキーンと鳴って
鹿の言う言葉が分かるようになる!
じゃ、おれ行って見で来べが
1頭ずつ手ぬぐいが一体何なのか確かめては慌てて逃げ帰ってきて
そのたび、仲間も驚いて逃げそうになる様子がいかにも可笑しい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/76/c86cdf9c2515691808702073e102acac.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/29/93ed90b28931e0141b28db24907a8eb5.jpg)
汗のにおいもするし
シワが寄ってるから老人では?
とにがぐ生ぎもんだ
ナメクジの干からびたのだと解決して
安心して歌い出す
♪
栃の団子は結構だが
青白番兵は気にかがる
どごが口だが あだまだが
ひでりあがりの なめぐじら
最初の鹿から団子を齧っていくと
最後の鹿の分は豆粒くらい笑
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/3e/6ffcfe55131e067f21b3f7b15ad13e00.jpg)
立派なはんの木
銀色に輝くススキ
まぶしく光る太陽の歌と歌う
♪
ぎんがぎがの
すすぎの中さ立ちあがる
はんの木のすねの
長んがいかげぼうし
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/1f/556b165040ca83961ca86f9b71603c67.jpg)
カジュウもたまらず仲間に入ろうと
♪ホウ、やれ、やれい
と立ちあがると鹿は驚いて逃げていってしまい
苦笑して、ボロボロになった手ぬぐいを拾い
また歩き出す
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/82/7568df06deffd703270bb4b9d51ce85f.jpg)
私はこの話を透き通った秋の風から聞いたのです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/c4/d41aa2abc84ec192dfcd1af9e7581365.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/da/0057f95821887b3126d10f7feb2d18d7.jpg)