≪バンベルク≫
6日目は8;45と少し遅い出発だったので、朝食を終えてからホテルの付近を散策した。直ぐ傍に「チューリンゲン駅」があったので行って見た。
入り口を入るとすぐ右手が書店だった。駅の奥に行くと食料品店、パン屋、果物屋、肉屋、園芸店などが営業を始めていた。果物屋の店先に400g程のパックに入った苺が並べてあったが、真っ赤に熟して美味しそうだったので買った。1.99ユーロだった。(これは日本の半額以下だと思った)
女性店員は私たちを旅行者だと見たようで「洗いましょう。」と言って水道で洗ってくれたので、そのままバスに持ち込んで友人と分けて食べた。完熟した甘い苺だった。
切符売り場が見当たらなかったので、そのまま列車が停まるホームに行って見た。切符は乗ってから車内で買うのかも知れないと思った。
その日はまた南に100km以上走り、バイエルン州の水の都バンベルクに行った。ここは第二次大戦の戦禍を免れた町なので、旧市街は中世のたたずまいが残り、世界遺産になっているのだ。
バスを降りてレグニッツ河に沿った小ベニス地区に行った。かって猟師町だったらしいが、古い木組みの家々が川沿いに立ち並んでいた。アイビーゼラニュームで美しく飾ってあった。
小ベニス地区から500m程歩くと小高い場所に出た。そこには古い大聖堂①が聳えていた。1012年に建てられた後、火災に遭い、1237年に再建されたと言う。添乗員の話を聞いていたら、大聖堂の昼休み時間になってしまい、中に入れず残念だった。仕方がないので直ぐ傍に建つ、かって皇帝と司教の居城だった旧宮殿(今は歴史博物館になっている)②に行ったり、その隣の新宮殿③の裏庭を見学したりした。旧宮殿には真っ赤なゼラニュームがずらりと飾ってあって、古い建物を華やかにしていた。
新宮殿の裏庭からは、遠くの丘に「聖ミヒャエル教会」④が望めた。ここは1015年に修道院として造られたのだそうだ。
バンベルクの古い建造物からも、当時の建築技術の素晴らしさを思った。
① ②
③ ④