花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「チュニジア」旅行(6)

2012年12月07日 | 海外旅行「北アフリカⅠ」チュニジア・モロッコ

《ローマの力を今に語る数々の壮大な遺跡》(3)
(3)世界遺産 チュニスの「アントニウス共同浴場」跡
ここには、チュニジア観光最後の日のカルタゴ遺跡見学後に行った。
ガイドブックによると、この浴場は2世紀にアントニウス・ピウスが建設したもので、2階建てで更衣室、温浴風呂、水風呂、サウナ、プール、噴水、談話室、トイレなど100以上の部屋が左右対称に配置されていたと言う。(入り口にあった立て看板の写真を見て欲しい)
当時、浴場の水は南に60km離れたザグーアンから水道橋で運ばれ、雨が少ない季節を考えて一端、貯水池に貯められていたそうだ。

  

  

  

       

しかしこの浴場は、5世紀のバンダル人の侵入で破壊され、その後、建築に使われた大理石や花崗岩は、トルコ、ピサ、ジェノバ、イギリスなどへ運ばれてしまったらしい。マーブル色の大理石の円柱が倒れて放置されていた。これも持ち出されようとしていたのだろうか。

コメント
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