《はじめに》
「チュニジア」旅行記の最後を残して暫く留守にしていたが、実は12月12日から20日まで「エジプト」旅行に行って来た。
出かける1週間前になってカイロの状況が不安定になったというニュースが飛び込んで来て、旅行社に安全状況を問い合わせるなど私も不安だった。
そんな訳で皆さんに心配を掛けたくないと考え、行き先を伏せて出発したのだった。
かって私がエジプト旅行を予定した年、丁度「ハトシェプスト葬祭殿」の銃撃テロが起きた。そのため、予定を中止して暫く様子を見ていたのだが、その内TVの旅行番組で頻繁に「エジプト」が登場するようになり、それを見ている内に次第に行って見たいという気持ちが萎えてしまったのだった。
ところが今回「チュニジア」に行く事になり、どうせなら直ぐ傍の「エジプト」にもやはり行って来ようと思い立ったのだ。
それで旅行社の締め切り間際に駆け込みで申し込んだ旅だったが、やはり今回も「行って来て良かった」の一言に尽きる。
「百聞は一見にしかず」と、先人は良く言ったものだと思う。
( 保存状態が最高の「カフラー王ピラミッド」と低地にある「スフインクス」を、入場口より撮影)
「チュニジア」でこの時期の気候が良く分かったので、衣類は洗濯して、またそのまま詰めて出かけた。
ただ、ガイドブックを見ると「エジプト」は埃っぽいとか、年中蚊がいるとか書いてあったので、マスク、蚊取り線香を用意した。
また遺跡の中が暗いので懐中電灯があると便利だとあったので、手回し充電式の「LEDライト」を新しく求めたりした。
実際、手回しライトは軽くて役立ったが、蚊取り線香は使わなくても良かった。
このライトは現地ガイドの目に留まり「欲しい。」と言われたので差し上げた。私ならまた買えば済むから。
「チュニジア」旅行で壊した胃腸は、病院に行って抗生物質と消化薬を処方して貰って出かける前に何とか治した。
エジプトでは、生野菜、ジュース、カットした果物、油っぽい料理には全く手を付けなかったので、胃腸は壊さなかった。
エジプトの気候は、最高気温が22℃程度と過ごしやすかった。
また、今回利用した航空機は、往復共成田~カイロ間のエジプト航空の直行便だったが、空席があったので行きも帰りもゆったりと体を伸ばして休むことができ幸せだった。
今回も成田には18時に着いたので、旅行社が手配したホテルに一泊して翌日午前中の飛行機で北海道に帰宅した。
出かけた12日の朝も雪が25cm積もり、30分掛けて除雪してから出かけたので、留守中の降雪が一番気になった。
帰宅して見ると、隣家の方が除雪をしてくれていた。いつもの通り、気持ちだけのお土産を差し上げた。いつも見守ってくれ、ちょっとした手を貸してくれる近所の方々には本当に感謝している。