花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「エジプト」旅行(2)

2012年12月23日 | 海外旅行「中近東Ⅱ」エジプト

《クフ王のピラミッド》
エジプトと言えば先ずピラミッドだ。
早朝、カイロ国際空港に着き、朝食を摂った後、バスで隣町の「ギザ」に行った。
バス1台毎に常に内務省管轄の警察官『ツーリストポリス』が、私服で最前列の席に座ってツアーに同行した。背広の下には長さ30cm位の銃を携帯していて一見物々しかったが、私達は全く気にすることなく旅行した。

「ギザ」には、世界遺産のピラミッドが3つある。最大のが「クフ王のピラミッド」だ。
これは紀元前2550年頃造られた物で、一辺の長さが230m、元の高さが146m(今は上が崩れて、元の高さを示す棒が立てられていた)の角錐の形をしていて、ピラミッドの王様と言われている。1837年に王の名と治世年が発見されたそうだ。
使われている石は平均2.5tもある巨大なもので、崩れないようにきっちりと重ねられていた。

私達は入り口から入って、このピラミッドの王の間につながる狭い回廊を登って行った。回廊は進むほど傾斜が上向きに急になり、広さも人1人が頭を下げてかがみ、やっと進める程だった。通気が悪いのでみんな汗びっしゃりになりながら頑張った。
王の間は20畳ほどの広さに見えた。御影石でできた蓋のない石棺がぽつんと置かれていた。(吉村教授は棺ではないという説を持つ)
カメラの持ち込みは禁じられた。
私は今から4500年も前の王の絶大な権力と遠くの山から切り出し、ナイル川を船で運び、ピラミッドに隙間無く積み上げた技術力に大いに感じ入った。
(右は三大ピラミッドの写真。クフ王のは右端のだ。遠いので小さく見える)

  

このピラミッドの付近には、観光客を狙った物売りやらくだ飼いが沢山居て、すごくしつこく押し売りの様に付きまとって来た。
10歳程の子どもの物売りもいた。義務教育の小学校に行っていない子どもだった。
中には隙を狙って金品の盗みを働く者もいて、全く気を抜けなかった。うっかりらくだの写真を写すとチップを請求された。

 



コメント
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