存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

“MUSIC UNITED. 4”

2006-03-12 14:07:35 | 佐野元春
第4回目のゲストは、MELLOWHEAD深沼元昭。近況ならびに、彼の音楽ヒストリーを紐解く。

深沼もYMOの影響を受けて多重録音に興味を持つ。 PLAGUES(プレイグス)という94年~02年のバンドを経てmellowheadへ。
自宅録音を行うというのは、rei harakamiもそうだけど、孤独な作業なんだろうな。
彼の場合は「ラハイナ」というミニアルバムが、初めらしい。
プロデュースで彼の手がけた深田恭子の「イージーライダー」というのは記憶に無いなあ。Chocolat & Akitoも手がけているらしい。
以前、紹介したこともある「エンプティ・ハンズ」という曲では佐野元春がボーカルを担当した。(実はこれはまだ、聴いていない。ジャケットは紫っぽくて綺麗な写真です)
佐野元春の「水上バスに乗って」においても共演。EP『星の下 路の上』にも参加。

30代後半になって、どう?という佐野さんの質問には
初期の衝動に比べると変わっているが、こんなに長くやっているのに楽しい。
ある種の開き直りが出てきた。

そういう仕事が出来ているのは凄いな。生き残るだけでも大変な業界だろうに…

歌の主題とかに迷いとかは?
深沼の場合はプレイグスの時代にあったらしく、30曲ほどあったが、ほとんどワンパターンであることに悩んだらしい。
佐野さんは、一つの主題についてみていく場合と、幾つかの主題をあげてみていく場合とあると思う。
→歌詞はもう一つでいいかなとも思いました。(深沼)

これも深みのある話だったな。

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“MUSIC UNITED. 3”

2006-03-12 13:22:52 | 佐野元春
第3回目のゲストは、GREAT3片寄明人。近況ならびに、彼の音楽ヒストリーを聞く。

ロッテンハーツの6人組からGREAT3の3人組になった時に、佐野元春の所にデモテープを持って行ったり、佐野のライブに誘われたり、佐野元春のレーベルに入れる提案があったりと… 
こういうミュージシャンの交流の話って滅多に聞くことができないので、面白いです。

自主独立するときに、したことは「名刺」を作った話から、スケジュールの管理とか大変だという話。
資金まで自分で用意していない… 
自分で曲を書かないと誰も動いてくれない。以前は決められた契約内容で作らなきゃいけない意識もどっかにあったのかもしれない…

Chocolat & Akito という夫婦ユニットもやっており、ソングライターとして「成熟する」「老いる」ということに対するメッセージは何があるのか?
結婚8年目には、ドキドキ・ワクワクは無いし、でも8年だから持てる複雑な関係や思い。

佐野元春は
成長するってどういうこと?大人になるってどういうこと?というテーマは多くのロックンローラーが研究している。
ダウンタウンボーイが25年経ったらどうしているのだろうと想像して、その成長した曲を書いたりすることもある。
POP音楽の作り手でもあり、聞き手でもある。

ジェームス・テイラーは洒落たコード進行。一つのスタイルを確立したソングライターであり、ギターリスト。ジャズの要素が入っている。いつでも、どこでもOK。古くならない。

バード バカラック(Burt Bacharach)、ニック・ロウなどのミュージシャンについても…

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MUSIC UNITED 2

2006-03-12 13:21:33 | 佐野元春
第2回目のゲストは、ヒートウェイブ山口洋。新作レコードと近況。さらには、名曲「満月の夕べ」について聞く。
震災の時に作った曲は、神戸と東京で別々のメンバーが別々にサビの部分を「満月の夕べ」を作曲したという話。そして、別々のバージョンを同時発売したが、売れなかったらしい。
 90年にデビューした頃は廃盤の権利はレコード会社にあり、最近出てきた音楽配信については、送信可能可権という法律が出来て、ミュージシャンに送信や送信停止を決める権利があるので、過去の曲も配信させる権利があるというもの。
 今、この時代に音楽を作っていて思うことは「男は何度も思春期が来る。」という佐野さんのコメントもあり、ライブのMCでもあったことを思い出した。明日はどうなるか解らない。生きている間に出来るだけ沢山表現したい。当然それは20代とは異なる表現になる。
「その思春期とは?」
 守りとは対極にあるもの。約束を守らないこと。決してアウトローではなく、自分の中での新たな価値の問い直し。


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MUSIC UNITED 1

2006-03-12 12:34:40 | 佐野元春

佐野元春が送るポッドキャスト番組 “MUSIC UNITED.”


やっと聞きました。ここから聞くことができます。独立系ミュージシャンにインタビューしている。カテゴリがラジオでよいのかどうかは怪しいが…ラジオ感覚で聞けますので、時間があるときにどうぞ。

第1回目のゲストは、THE GROOVERS 藤井一彦
新しいアルバムを作る手法として、一音もとっていない段階で、ファンに新作アルバムを予約してもらい、先行投資してもらう。(つまり代金を支払って予約してもらう)
それからスタジオを借りたり、アルバム作成に必要な資金を自分達でも作るという手法を実行しているらしい。
そして、予約してくれたファンには、家に完成したアルバムを無料送付するだけではなく、ボーナストラックや、webで製作過程を見れたり、使っている楽器紹介を受けたりと特典が幾つか付く。
ファンとバンドが直結する感じで、とても嬉しいつながりを持てる。

ハートランドからの手紙として、佐野元春も彼らのこの手法を歓迎していた。


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