存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

2013,10,8 元春レイディオショー

2013-10-08 06:13:34 | 佐野元春
火曜の夜11:00は元春レイディオショー
今夜前半は70年代ソウル・クラシックスからのセレクション。後半は、先月DJが取材のために訪れたカリブ海の島、トリニダード・トバゴの音楽、カリプソを特集。
3Picks!では米国の若き女性シンガーソングライター、Julia Holterのナンバーをピックアップします。

火曜の夜11時
みなさん寛いでますか?
元春レイディオショー
この番組は東京渋谷NHKのスタジオから届けています。
今夜の元春レイディオショー、番組の推薦盤、3Picksはロサンゼルス出身の女性シンガーソングライター、Julia Holterの「Loud City Song 」、そして後半はカリブ海の音楽を取り上げてみたいと思います。DJ佐野元春。これからの1時間、みなさんと一緒にゆっくり楽しんで行きたいと思います。


1 Move On Up : Curtis Mayfield

2 Harvest for the World : The Isley Brothers

70年代ソウルの曲を集めています。曲は続いてアレサ・フランクリン

3 Day Dreaming : Aretha Franklin

70年代ソウルの曲を3曲続けて聴いて見ました。

さて元春レイディオショー、番組では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしています。題して3picks!
今月ピックアップしたアルバムは
Harry Nilsson: Complete RCA Albums Collection

Julia Holter: Loud City Song

John Mayer: Paradise Valley

この3組のアルバムをピックアップしました。
どのレコードも心に響く良いソングライティングと素晴らしいサウンドがあります。
この中から今夜はJulia Holterのレコードを取り上げたいと思います。

Julia Holter
米国ロサンゼルス出身の女性アーティスト。現在28歳。ソングライターとして現代的な電子音楽のクリエーターとして活躍しています。現在は宅録時代なんて言われています。ホームレコーディングが身近になった今、手持ちのコンピュータと楽器を使って自由な表現をするアーティスト達が増えています。Julia Holterもそのうちの一人。
自分の運営するHuman Ear Musicというレーベルからこれまで2枚のスタジオ盤を出しています。
Julia Holterの音楽。敢えてジャンルということで言えば、エレクトロニック・ポップということになると思います。
現在はこの分野の表現で新しい可能性を追求しているミュージシャン達が増えています。これまで番組で紹介してきたアーティストで言うとアニマル・コレクティヴ、そしてビーチ・ハウスといったバンドですね。現代、インディーの音楽シーンの一つの傾向と言えます。共通しているのは深いエコーやりバーブを使っているというところです。とてもドリーミーなサウンドということからドリーム・ポップなんて言う人もいます。
ジュリア・ホルターはその中でも最も現代的な音づくりをしているアーティストの一人です。基本にあるのはクラシカルなポップミュージックですね。ソングライティングも普遍的なテーマを扱っています。こうしたインターネット時代、表現の世界では、沢山の素人が溢れだしています。しかし、Julia Holterは一人の専門家として改めて音楽の新しい表現に挑んでいる。そんな印象を受けました。

4 This Is a True Heart : Julia Holter

twitterの紹介

5 Sing a Song : Earth, Wind & Fire

70年代からのレコードから聴いて見ました。

環境問題グリーンピープル「森をつくろう」
エコチャンネル

元春レイディオショー
番組後半はカリブ海の音楽 カリプソを特集します。

先日あるTV番組の取材でカリブ海の国、トリニダード・トバゴに行ってきました。
トリニダード、カリプソ音楽の故郷ですね。カリブ海に浮かぶここは人口134万人の小さな島で、
コロンブスがこの島を発見して以来、スペイン、フランスそしてイギリスと覇権者が交代してきた歴史があります。1962年に独立。現在はトリニダード・トバゴで共和制をとる立憲国家となっています。
トリニダード・トバゴと言えばスチール・パンという楽器の発祥の地です。スチール・パン日本語に訳せば鉄なべということになると思います。形は中華鍋に見えますね。しかし、その音は天使のように美しい音を奏でます。そして、トリニダードと言えば、カリプソ音楽の故郷です。楽器スチール・パンはこのカリプソ音楽の中でよく使われています。元春レイディオショー今夜は、カリブ海黒人音楽に注目して、カリブ海のカリプソ音楽を代表的なシンガーを3人紹介したいと思います。
先ず一人目はカリプソ世界における最大のヒーローMighty Sparrow
1956年にデビュー、それまで伝統的カリプソ音楽というと、どちらかと言えばまったりとした曲調が多かったのですが、それを楽しいダンス音楽に発展したシンガーです。
それでは2曲聴いて見たいと思います。

6 Lying Excuses : Mighty Sparrow

7 Paramaribo : Mighty Sparrow

2曲聴いて見ました。
先日、カリブ海の国 トリニダード・トバゴに行って先程のカリプソ音楽を体験しました。この国に行って
僕がやりたかったことは、カリブの人々との音と言葉のセッション。まあ音と言葉を通じて彼らの精神性に触れたい。そう思いました。トリニダードと言えば、スティール・パンという楽器の発祥の地です。
そこでプロのスチールパンプレーヤーに付いてもらって僕も演奏を習いました。
とても複雑な楽器で、誰でもが直ぐに弾ける楽器ではありません。かなり悪戦苦闘して、まあ少しだけ何とか音は出るようになりました。スティール・パン、トリニダード、これはユニークな楽器ですよね。ロケ先ではそのスティール・パンのバンドと一緒にスポークンワーズのフリーセッションをやりました。これがまたすばらしい経験となりました。
そのうちドキュメントとしてほかのメディアで発表されると思います。もし機会があったら是非ご覧になって下さい。
元春レイディオショー今夜はカリブ海黒人音楽に注目してカリプソ音楽の代表的なシンガーを特集しております。
続いてLord Kitchener
 曲の中でスティール・パンが使われています。

8 "Pan In ""A"" Minor" : Lord Kitchener

カリプソ音楽の代表的なシンガーLord Kitchener の曲を聴いて見ました。

リクエストのお知らせ

元春レイディオショー今夜はカリブ海黒人音楽に注目してカリプソ音楽の代表的なシンガーを特集しています。
最後に紹介したいのはDavid Rudder。現在も第一線で活躍しているソングライターです。今夜紹介したカリプソ音楽のレジェンドと言っても良い、Mighty Sparrow、Lord Kitchener 彼らの精神を現代に受け継いだシンガーです。David Rudder 彼の曲の中に「カリプソ・ミュージック」という曲があります。その曲のリリックではこんなことが歌われています。

カリプソ・ミュージック。今でも感じている。このカリビアンの魂の奥深く、リリックで政治家を叩くんだ。
そして女たちのボディーを溶かすんだ。カリプソは素敵な音楽だ。
カリプソの魅力には逆らえない。いつの間にか体が揺れてくる。
でもどうして揺れてしまうのかは判らない。カリプソ・ミュージック。さあみんなカリプソミュージックで決めていこうぜ。

9 Calypso Music : David Rudder












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