火曜の夜11:00は元春レイディオショー。
今夜は10月第4週目のエクストラ・ウィーク。
特集のテーマは「大物アーティスト達の初期のライブから」。
その中でも超目玉となるトラックは、1983年3月、東京中野サンプラザでの佐野元春の伝説的なライブ演奏からの2曲。本邦初公開超レア音源
火曜の夜11時 今晩は。
みなさん寛いでますか?
元春レイディオショー
この番組は東京渋谷NHKのスタジオから届けています。
今夜の元春レイディオショー、いつもと趣向を変えてライヴのレコードに注目したいと思います。伝説的ロックバンドの初期のライヴはどんなライブの感じだったのか。残されたレコードを振り返ってみたいと思います。
DJ佐野元春。これからの1時間、みなさんと一緒にゆっくり楽しんで行きたいと思います。
1 (I Can't Get No) Satisfaction (Live):The Rolling Stones
火曜の夜は元春レイディオショー ベスト・ミュージックを届けています。
今夜の1曲目はローリング・ストーンズ。1962年にデビューしたこのバンドも年齢は現在70歳を超えるという。何よりもいまだに現役だというのが驚異的です。今夜1曲目に聴いた「サティスファクション」。バンドを代表する初期のヒット曲です。
このトラックはライヴアルバムに収録されています。アルバムのタイトルは「Got Live If You Want It」
1966年にリリースされたローリングストーンズの最初のライヴアルバムです。これは最初に契約した、ローリングストーンズが最初に契約したレーベルのロンドンレコードからのアルバムとなっています。ただ仕上がりに不満があったのかバンドは、このアルバムを正式には認定していません。バンド自身は1970年にリリースされた『Get Yer Ya-Ya's Out!』このアルバムを正式な公式アルバムだと言っています。
そんな、いわくつきのアルバムではありますけれども、ローリング・ストーンズ。初期凄いエネルギーを感じることの出来るライヴレコード。同じライヴアルバムからもう1曲聴いて見たいと思います。
2 Under My Thumb (Live):The Rolling Stones
今夜の元春レイディオショー 伝説的なロックバンドの初期のライヴアルバムをお届けしています。
60年代ローリングストーンズと人気を二つに分けていたバンドはザ・ビートルズ。
つい最近、英国のBBCが行ったライヴがレコード化されて話題になっています。
アルバムのタイトルは『on air live at the bbc vol.2』
1963年から64年にかけてBBCがオンエアーしたビートルズのパフォーマンスを集めています。
面白いのはビートルズは当時、この英国のNHKと言っても良いBBCですね。ここでレギュラー番組を持っていたということです。司会者がいて、そこにビートルズがいる。ラジオ番組ですので映像はなんですが、定期的に凄いパフォーマンスをやっていました。そんな貴重なライヴレコード。のちにこのテープを聴いたメンバーのポール・マッカートニーは感激して、こんな風に言っています。
エネルギーとスピリットがたっぷりある。僕らは何の手加減もせず、一世一代のパフォーマンスをやってやろうと懸命に頑張っている。
そんな風に言っています。
3 Do You Want To Know a Secret (Live):The Beatles
4 I Want To Hold Your Hand (Live):The Beatles
番組ジングルの後はTHE WHO、The Yardbirdsのレコードに続きます。
5 Good Lovin' (Live):The Who
6 I'm a Man (Live):The Yardbirds
今夜の元春レイディオショーは伝説的なロックバンドの初期のライヴを集めています。
続いて聴いてみたいのはブルース・スプリングスティーンの初期のライヴレコード。
Bruce Springsteen and The E Street Band 絶頂期の記録としてファンの間でも有名なレコードです。
ライヴ・アット・ロキシー『Live at the Roxy』
ロサンゼルスにあるライヴ・ハウス ロキシーでのパフォーマンスが収録されています。1978年のレコードですね。
しかし、実はこれは同じロキシーでのライヴ。これより以前の1975年のライヴがあります。いわゆる海賊盤ルートで出回っておりました。このライヴがまた、デビューして間もない頃のライヴということもあって、素晴らしい内容になっています。
1曲、よくブルース・スプリングスティーンが初期のライヴで演奏していたというオリジナル キャロル・キングの名曲。その後ヤード・バーズが歌って有名になった「going back」という曲。この曲をブルース・スプリングスティーンがカバーしています。音はあまりよくないんですが、当時のバンドの雰囲気。そして臨場感が得られる素晴らしいライヴ・テイクだと思います。
7 Going Back (Live):Bruce Springsteen
1975年のライヴから、ロサンゼルスのロキシーからブルース・スプリングスティーン
曲は「going back」 聴いてみました。
今夜の元春レイディオショーは伝説的なロックバンドの初期のライヴを集めています。
続いて聴いてみたいのはボブ・ディラン
ディランについて言えば、公式・非公式を含めてとても多くライヴの記録が残されています。
今、自分の手元にあるこのアルバムはザ・ブートレッグ・シリーズの第一弾ですね。1964年
NY フィルハーモニックホールでの収録です。公式には2004年にコロンビア・レコードからリリースされました。
ボブ・ディラン
言うまでもなく米国を代表するソングライターで番組でも度々取り上げてきました。
ディランの場合はスタジオレコードよりも、むしろライヴレコードの方が価値が高いと僕は思います。というのは、ディランの場合は、演奏ひとつを取ってみても、即興性がとても高いです。ですのでオリジナルのヴァージョンというのが、あまり意味を持たないということになります。その時々の感情に任せた演奏と歌。それがディランという表現者の真骨頂なのかなっと思います。
ではボブ・ディラン23歳 1964年 NYフィルハーモニックホールでのライヴから
8 Don't Think Twice, It's All Right (Live):Bob Dylan
9 Mama, You Been On My Mind (Live):Bob Dylan(ジョーン・バエズとのデュエット)
1964年のライヴレコードから2曲聴いてみました。
今夜の元春レイディオショーは伝説的なロックバンドの初期のライヴを集めています。
続いて聴いて見たいのはニール・ヤング
1968年のライヴ・レコード。1968年 ニール・ヤングの歴史で見ると
前のバンド バッファロー・ スプリングフィールドを脱退してまだ間もないころですね。
ニール・ヤングにとって初めてのソロ・アコースティック・ライヴを収録したのがこのアルバムです。
Sugar Mountain: Live at Canterbury House 1968
場所は米国ミシガン州にあるカンタベリー・ハウスというライヴ・ハウスで収録されました。このアルバムでは、ソロ・デビューした頃からのアルバムに加えてバッファロー・スプリングフィールド時代の曲も演奏しています。
ではニール・ヤング22歳 1968年のレコードから、「on the way home」、そして「birds」2曲続きます。
10 On the Way Home (Live):Neil Young
11 Birds (Live):Neil Young
今夜の元春レイディオショーは伝説的なロックバンドの初期のライヴを集めています。
こうしてそれぞれのミュージシャンの初期のレコードを聴いてみると何か共通しているものを感じます。
それは僕が思うに 情熱 ですね。向こう見ずと言っても良い前のめりの情熱を感じます。それともう一つ感じるのは鋭い直観力ですね。理屈よりもインスピレーションが先に来ている感じがします。
次に聴いてみたい このミュージシャンの初期のライヴもそうした点では興味深いです。
エルビス・コステロ
デビューアルバム『My Aim Is True』を出したころのライヴ。バッキング・バンドのアトラクションズと活動を始めたころのことですね。ではエルビス・コステロ23歳1977年のライヴアルバムから2曲聴いてみます。
12 Miracle Man (Live):Elvis Costello
13 Alison (Live):Elvis Costello
さて、これは自分の話になるんですが、つい最近、僕のデビューして間もないころのライヴを聴く機会がありました。1984年三枚目のスタジオ・アルバム『someday』を出したころのライヴです。「ロックン・ロール・ナイト・ツアー」という全国ライヴを記録したものです。その時に、ライヴの演奏を24チャンネルのアナログテープで録音したんですけれども、このライヴが思っていた以上に素晴らしくて、自分ながら感激しました。
僕が丁度NYに行く直前に行ったライヴの記録ということで個人的にもとても思い出深いです。しかし、このライヴレコードを聴いて、思うのは、何よりも当時のザ・ハートランドの演奏ですよね。僕のアイディアをしっかりと演奏して表現してくれました。この記録は間もなく出る「ノーダメージ エクストラ・エディション」というパッケージに収録されています。
今夜はそれに先駆けて番組リスナーの皆さんに聴いて頂きたいと思います。
では1983年のライヴ「ロックン・ロール・ナイト・ツアー ライヴ・アット・サンプラザ中野」から
14 彼女はデリケート (Live):佐野元春
15 イッツ・オールライト (Live):佐野元春
次回は11月5日の放送になります。
DJ佐野元春。では御機嫌よう。
今夜は10月第4週目のエクストラ・ウィーク。
特集のテーマは「大物アーティスト達の初期のライブから」。
その中でも超目玉となるトラックは、1983年3月、東京中野サンプラザでの佐野元春の伝説的なライブ演奏からの2曲。本邦初公開超レア音源
火曜の夜11時 今晩は。
みなさん寛いでますか?
元春レイディオショー
この番組は東京渋谷NHKのスタジオから届けています。
今夜の元春レイディオショー、いつもと趣向を変えてライヴのレコードに注目したいと思います。伝説的ロックバンドの初期のライヴはどんなライブの感じだったのか。残されたレコードを振り返ってみたいと思います。
DJ佐野元春。これからの1時間、みなさんと一緒にゆっくり楽しんで行きたいと思います。
1 (I Can't Get No) Satisfaction (Live):The Rolling Stones
火曜の夜は元春レイディオショー ベスト・ミュージックを届けています。
今夜の1曲目はローリング・ストーンズ。1962年にデビューしたこのバンドも年齢は現在70歳を超えるという。何よりもいまだに現役だというのが驚異的です。今夜1曲目に聴いた「サティスファクション」。バンドを代表する初期のヒット曲です。
このトラックはライヴアルバムに収録されています。アルバムのタイトルは「Got Live If You Want It」
1966年にリリースされたローリングストーンズの最初のライヴアルバムです。これは最初に契約した、ローリングストーンズが最初に契約したレーベルのロンドンレコードからのアルバムとなっています。ただ仕上がりに不満があったのかバンドは、このアルバムを正式には認定していません。バンド自身は1970年にリリースされた『Get Yer Ya-Ya's Out!』このアルバムを正式な公式アルバムだと言っています。
そんな、いわくつきのアルバムではありますけれども、ローリング・ストーンズ。初期凄いエネルギーを感じることの出来るライヴレコード。同じライヴアルバムからもう1曲聴いて見たいと思います。
2 Under My Thumb (Live):The Rolling Stones
今夜の元春レイディオショー 伝説的なロックバンドの初期のライヴアルバムをお届けしています。
60年代ローリングストーンズと人気を二つに分けていたバンドはザ・ビートルズ。
つい最近、英国のBBCが行ったライヴがレコード化されて話題になっています。
アルバムのタイトルは『on air live at the bbc vol.2』
1963年から64年にかけてBBCがオンエアーしたビートルズのパフォーマンスを集めています。
面白いのはビートルズは当時、この英国のNHKと言っても良いBBCですね。ここでレギュラー番組を持っていたということです。司会者がいて、そこにビートルズがいる。ラジオ番組ですので映像はなんですが、定期的に凄いパフォーマンスをやっていました。そんな貴重なライヴレコード。のちにこのテープを聴いたメンバーのポール・マッカートニーは感激して、こんな風に言っています。
エネルギーとスピリットがたっぷりある。僕らは何の手加減もせず、一世一代のパフォーマンスをやってやろうと懸命に頑張っている。
そんな風に言っています。
3 Do You Want To Know a Secret (Live):The Beatles
4 I Want To Hold Your Hand (Live):The Beatles
番組ジングルの後はTHE WHO、The Yardbirdsのレコードに続きます。
5 Good Lovin' (Live):The Who
6 I'm a Man (Live):The Yardbirds
今夜の元春レイディオショーは伝説的なロックバンドの初期のライヴを集めています。
続いて聴いてみたいのはブルース・スプリングスティーンの初期のライヴレコード。
Bruce Springsteen and The E Street Band 絶頂期の記録としてファンの間でも有名なレコードです。
ライヴ・アット・ロキシー『Live at the Roxy』
ロサンゼルスにあるライヴ・ハウス ロキシーでのパフォーマンスが収録されています。1978年のレコードですね。
しかし、実はこれは同じロキシーでのライヴ。これより以前の1975年のライヴがあります。いわゆる海賊盤ルートで出回っておりました。このライヴがまた、デビューして間もない頃のライヴということもあって、素晴らしい内容になっています。
1曲、よくブルース・スプリングスティーンが初期のライヴで演奏していたというオリジナル キャロル・キングの名曲。その後ヤード・バーズが歌って有名になった「going back」という曲。この曲をブルース・スプリングスティーンがカバーしています。音はあまりよくないんですが、当時のバンドの雰囲気。そして臨場感が得られる素晴らしいライヴ・テイクだと思います。
7 Going Back (Live):Bruce Springsteen
1975年のライヴから、ロサンゼルスのロキシーからブルース・スプリングスティーン
曲は「going back」 聴いてみました。
今夜の元春レイディオショーは伝説的なロックバンドの初期のライヴを集めています。
続いて聴いてみたいのはボブ・ディラン
ディランについて言えば、公式・非公式を含めてとても多くライヴの記録が残されています。
今、自分の手元にあるこのアルバムはザ・ブートレッグ・シリーズの第一弾ですね。1964年
NY フィルハーモニックホールでの収録です。公式には2004年にコロンビア・レコードからリリースされました。
ボブ・ディラン
言うまでもなく米国を代表するソングライターで番組でも度々取り上げてきました。
ディランの場合はスタジオレコードよりも、むしろライヴレコードの方が価値が高いと僕は思います。というのは、ディランの場合は、演奏ひとつを取ってみても、即興性がとても高いです。ですのでオリジナルのヴァージョンというのが、あまり意味を持たないということになります。その時々の感情に任せた演奏と歌。それがディランという表現者の真骨頂なのかなっと思います。
ではボブ・ディラン23歳 1964年 NYフィルハーモニックホールでのライヴから
8 Don't Think Twice, It's All Right (Live):Bob Dylan
9 Mama, You Been On My Mind (Live):Bob Dylan(ジョーン・バエズとのデュエット)
1964年のライヴレコードから2曲聴いてみました。
今夜の元春レイディオショーは伝説的なロックバンドの初期のライヴを集めています。
続いて聴いて見たいのはニール・ヤング
1968年のライヴ・レコード。1968年 ニール・ヤングの歴史で見ると
前のバンド バッファロー・ スプリングフィールドを脱退してまだ間もないころですね。
ニール・ヤングにとって初めてのソロ・アコースティック・ライヴを収録したのがこのアルバムです。
Sugar Mountain: Live at Canterbury House 1968
場所は米国ミシガン州にあるカンタベリー・ハウスというライヴ・ハウスで収録されました。このアルバムでは、ソロ・デビューした頃からのアルバムに加えてバッファロー・スプリングフィールド時代の曲も演奏しています。
ではニール・ヤング22歳 1968年のレコードから、「on the way home」、そして「birds」2曲続きます。
10 On the Way Home (Live):Neil Young
11 Birds (Live):Neil Young
今夜の元春レイディオショーは伝説的なロックバンドの初期のライヴを集めています。
こうしてそれぞれのミュージシャンの初期のレコードを聴いてみると何か共通しているものを感じます。
それは僕が思うに 情熱 ですね。向こう見ずと言っても良い前のめりの情熱を感じます。それともう一つ感じるのは鋭い直観力ですね。理屈よりもインスピレーションが先に来ている感じがします。
次に聴いてみたい このミュージシャンの初期のライヴもそうした点では興味深いです。
エルビス・コステロ
デビューアルバム『My Aim Is True』を出したころのライヴ。バッキング・バンドのアトラクションズと活動を始めたころのことですね。ではエルビス・コステロ23歳1977年のライヴアルバムから2曲聴いてみます。
12 Miracle Man (Live):Elvis Costello
13 Alison (Live):Elvis Costello
さて、これは自分の話になるんですが、つい最近、僕のデビューして間もないころのライヴを聴く機会がありました。1984年三枚目のスタジオ・アルバム『someday』を出したころのライヴです。「ロックン・ロール・ナイト・ツアー」という全国ライヴを記録したものです。その時に、ライヴの演奏を24チャンネルのアナログテープで録音したんですけれども、このライヴが思っていた以上に素晴らしくて、自分ながら感激しました。
僕が丁度NYに行く直前に行ったライヴの記録ということで個人的にもとても思い出深いです。しかし、このライヴレコードを聴いて、思うのは、何よりも当時のザ・ハートランドの演奏ですよね。僕のアイディアをしっかりと演奏して表現してくれました。この記録は間もなく出る「ノーダメージ エクストラ・エディション」というパッケージに収録されています。
今夜はそれに先駆けて番組リスナーの皆さんに聴いて頂きたいと思います。
では1983年のライヴ「ロックン・ロール・ナイト・ツアー ライヴ・アット・サンプラザ中野」から
14 彼女はデリケート (Live):佐野元春
15 イッツ・オールライト (Live):佐野元春
次回は11月5日の放送になります。
DJ佐野元春。では御機嫌よう。