存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

Red Bull Music Academy 2013 坂本龍一+カールステン・ニコライ

2013-10-17 01:13:34 | 坂本龍一
Red Bull Music Academy 2013の映像が一部公開されていますが

動画公開期間:10月16日(水)12:00~10月17日(木)12:00

こちらから




1時間半ちょいくらいのものだけれど
とてもエキサイティングな映像です。
武道館ライヴも出てきたり
「riot in Lagos」がヒップ・ポップの源流の一つだと言われていることについて。
「behind the mask」をマイケル・ジャクソンがカバーしていたこと。エリック・クラプトンもカバーしたが別のものになっていたことなど。

カールステン・ニコライがで外観のデザインよりも建築の構造に興味があり、東ドイツ時代は庭師、その昔は暗号のようにロシア語の数字のカウントされる声をラジオを聴いたりして、それが途切れている時に流れる外国の音楽を電波がキャッチするまで我慢している間に、数字に興味が増して・・・・教授と音楽を接するようになり、教授のクラシック音楽的素地とは全く異なるニコライの音楽に対する感覚。音楽的知識もなかった。
ニコライはメロディに興味がなく、リズムに興味があり、計算してリズムを表現すると、教授は「5/4拍子だよ」と言われたり。
ニコライは「220ヘルツ」で表現していたが、教授はこれはA(ラ)だよって
全く同じことを言っているのに、翻訳が通じない状態だった。

音楽理論の別の言語体系があることに驚いたというニコライ

二人の出会いは
ニコライが東京でライヴをしていた98年か99年頃に
池多亮司(映像と音楽をコラボさせていたアーティスト)の紹介。
教授はアントニオ・カルロス・ジョビンのカバーをジョビンの自宅で作っていた。そのうちのリミックスを1曲ニコライに依頼した。ボサノヴァのリミックスは、ブラジル人には受けが悪かったが、教授は凄く気に入った。

その後、教授が沢山のピアノや電子音の素材をニコライに送り
ニコライがそれを構築して40~50分くらいの音楽にした。
そのやりとりで曲がいくつも出来て行った。
ニコライはピアノの消えかかる音も良いと思って、周波数を伸ばしたり、切り取ったものを入れたり。

過去の映像や曲を流したり。

戦メリを細切れにしたような曲はラテン系の国では丸ごと一曲を演奏しろというプレッシャーを受けた教授。
でもまるまるは演奏しなかったけどね。と教授。
それが余計にストレスを増幅させてしまったり・・・それを意図しているわけではなかったんだけど


コメント
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