存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

番匠谷紗衣 2017年3月27日BIGCATワンマンVOL.3

2017-03-27 23:18:09 | 番匠谷紗衣
2017年3月27日 

番匠谷紗衣
BIGCATワンマンVOL.3

18:00開場で、18:30開演




MINI ALBUM発売
「どんな今も」 6曲入り \1500


BIGCATは初めて
何とか都合をつけて参加。
ワンマンVOL.1、VOL.3に参加して、こんなにはまって聴くことになるとは!
(VOL.2は東京で開催されたため、行けませんでした。)


エレキ・ギター2、ベース、ドラム、ウーリツァー、アコースティック・ギターのバンド編成
ギターリストのBONNさんと何度も何度も話をしてレコーディングをした。
愛犬のロンちゃんにボンって言ってしまうくらい・・・

ワンマンは楽しい。何を言ってもすべらへんから

MCの天然さは、ややましだったけど、決めるところは決めた方が格好良いなーと思いながら、これが紗衣スタイルで良いとも思う。緊張してるのもあったのかもしれない。

そう、今回は友達も沢山来ていたのかもしれないが、若い世代も目立って嬉しかった。
FM出演も大きかったのかもしれないが、もっと25歳以下の年代にチェックして欲しい

スタジオを借りて練習してきたというバッチリ決まって素晴らしかった。
滅茶苦茶乗って聴いていました。
演奏を聴いて、これならメジャーで行ける。そう思い、グッと来た♪


胸に柄のあるいつものワンピースで格好良く登場

セットリスト

1 どんな今も
イントロから最後までメッチャ良かった。バンド演奏で一線級で行けると思って感動した。

2 恋の魔法
いぇーい、いぇーえ
コール&レスポンスがワザとらしくなく、素直な気持ち良い感じで歌える。楽しい。

3 前を向いて
これもバンドで良い感じで、ちょっと紗衣ちゃんがワンステージもツーステージもランクの違う所に行っちゃった感じがした。

4 衝動
予想よりもっと良い感じで響いた。
4曲格好良く決めてきた!

5Nobady's Supposed To Be Here
ヴォイストレーナーとマイケル先生の弾き語りで二人でデュエット
英語の歌詞
素晴らしい!!

6 甘い夜
バンドメンバーが演奏する中、紅のワンピースで大人っぽく座ってマイクを抱えて歌う
これを生で聴けて最高だった。CD化して欲しい。


7  forget you
これも堪らなく良かった。

☆例によって お題を貰って即興で歌うコーナー
「桜」「鬼」で1曲
「出会い」「子供」で1曲(出会いは歌詞にならなかった)
しかし、短時間で曲にしてしまうので凄い。

8 キャンプのうた
  学校の行事でキャンプに行った時に作った歌だけど、おばあちゃんが、キャンプには行かれへんけど、この歌を聴いたらキャンプした気持ちになると言ってくれたので、CDに入れました。

9 君へ
14歳の時に書いた曲

10 fight song
シングル曲
バンドの演奏で、おーおお、おおおーの部分が減っちゃったけど一緒に歌ってました。最高!


11 未定
Bonn氏曰く、リハで本番前日に新曲やるってバンドメンバーは誰も喜んでない。
という紗衣ちゃんらしい作って歌っちゃう。
こういうスタイル、良いと思う。

白いシャツに着替えて

「番匠谷紗衣初 踊りましょう」
練習しますよー と手を左右に振ってジャンプ
ステージから見ていると、揃うと凄いと思う。
照れると出来ないので、動ける人は楽しくできます。

12未来


13春風
シングル曲
 感極まって泣いきながら歌う紗衣ちゃん。
 自分には歌しかないのに 褒めてもらったり
 
 君には素晴らしい歌があるじゃないか と思いながら聴いていた。

アンコール
14 側にいてくれるから
弾き語り

繋がっているみんなの背中を押せるシンガーソングライターになりたい。



最初見たライヴよりはるかに良くなっていて感動した。
シンガーソングライターと共感して聴いている人たちとは遠いようで近く感じる。
小田さんが先日言っていた、感じて通じ合うものがあるというのに近いと思った。
まだ粗削りな所もあるけれど、凄かった♪

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タルコフスキー/サクリファイス

2017-03-27 00:33:53 | 映画
2017年4月4日に
「坂本龍一アルバム完成記念関連イベント」坂本龍一セレクション アンドレイ・タルコフスキー監督作:『鏡』『サクリファイス』特別上映会@TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

行けないので、『サクリファイス』も見た。

J.S.バッハ「マタイ受難曲」BWV244第47曲“神よ、私のこの涙にかけて憐れみください、みてください”

スウェーデン民俗音楽

海童道宗祖の法竹音楽

などが映画で流れる。教授が死ぬ前に聴きたい曲でマタイ受難曲を挙げていた。この映画の影響もあるんだろうなあ。

映画はスタート・ロールと言うべきなのか判らないが、バッハの曲に
レオナルド・ダ・ヴィンチの『東方の三賢人の礼拝』の絵が背景に。
この絵は
マリアに抱かれたイエスに跪く賢人の上方に、オリーブの「生命の樹」が豊かな緑を茂らせている。

映画の冒頭で主人公アレクサンデルが喉の手術をして声が出ない息子と一緒に「日本の木」だという枯れ木を植えるシーンがある。
「初めに言葉ありき」
東日本大震災で1本残った松の映像と重なった。
これは教授が当時言っていたんだが、偶然一緒にこの映像を観た人が「あの残った松?」と声をかけてきた。

バルト海にあるスウェーデンのゴトランド島が舞台となっている。

核戦争が起きた時に絶望する人間が救済を求め、主人公は自己犠牲を信じなかった神に誓って、救済のための儀式を実行していく。

精神的にまともで居られなくなった人の話
最後に主人公の息子が枯れ木に水をやり、寝そべって木を見上げて、声が出るようになって、父の言っていた言葉を発する。
「初めに言葉ありき」

架空の話ならば、狂気に満ちた人の話なのかもしれない。しかし、最初から警告されていた言葉が宙に浮いた状態で放射能汚染や戦争が起きてしまった場合、その人の語る独白は、現実に起きないためのタルコフスキーの警告だったはず。
黒澤明が好きだったタルコフスキーだったからか?黒澤の『夢』に繋がるものを感じた。

2011年以降の世界では、この作品は宗教的には預言的な要素を含んでいるとされたかもしれないし、自然災害と人為災害を予言したものだと語る人もいるんだろうけど、SF映画で警告していることを考えて、危機を回避できない人間の愚かさが何とも悲しい。人はどうしてこうも愚かなのか。

救済はあるのか?
神頼みしかないのか?

教授の新譜「async」は一体、どういうアルバムになっているのか?

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