霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

結婚記念日

2007-10-26 23:03:04 | 家族
農業は夫婦二人で力を合わせて仕事をこなしていく。
そんな日々の中でオバサンの魅力に気付かされることがしばしばある。

妻として女性としてだけでなく、仕事のパートナーとしても多くの魅力を有していることを発見し、「二度惚れ」どころか毎日惚れ直している。
数ある女性の中からこの女性を一生の伴侶として選んだオジサンの眼力も確かなものと一人でほくそえんでいる。

今日、37回目の結婚記念日を迎えた。
だからといって特に何か特別な事をする訳でもなかった。
午前中に、今年一番大変だった田んぼの排水対策を済ませ遅い昼食となった。
午後は本格的な雨降りで何もできないのを幸いに、紫波の「水分神社」に水を汲みに行くことにし、その帰り足で花巻の大沢温泉でユッタリと温泉に浸かった。
夕方の六時過ぎだったので風呂は宿泊客で賑わっていおり、雰囲気だけは一緒に宿泊気分を味わうことができた。

一関に戻った時は八時を過ぎとなったので外食することとなり、二人の定番となっている「宝介のニラ南蛮ラーメン」と餃子を食べた。
豚骨スープ仕立てのラーメンに、白胡麻、ニンニク、白菜の朝鮮漬けそれにニラ南蛮を載せて食べると最高に美味しい。
記念日特別メニューとしてオジサンには生ビールが二杯付いた。



今朝、九州の娘から電話があった。
超多忙な中に在りながら、誕生日や結婚記念日に忘れずにいつも電話をしてくれる。
上の三人は二十代前半の子で、、四人目は三十代半ばの子。
我々夫婦にとっては孫のような可愛い存在になっている。
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秋仕事

2007-10-25 18:58:27 | 
湿田対策も秋仕事のひとつ。
暇をみつけてはバックホーで排水用のバイブを埋める溝を掘っている。

大部分は乾いているのにホンの僅かの部分だけがいつも湿地となっているため、トラクターは勿論田植機やコンバインも入れない田んぼがあった。
殆んどが機械作業なので、僅かな部分が邪魔する非効率さは半端なものではない。
その問題箇所を解消するため80mの溝を掘り20本のバイブを埋めた。
長い距離なのでもっと苦戦するかと思ったが、意外にスンナリできたので大満足だった。

この秋、延べ280mの溝を掘り70本のバイプを埋める予定でいる。
予定どおり工事が進めば、長年機械と人を苦しめて来た湿田とも完全にお別れできる。



パイプを埋める前に、インゲンやホウレンソウ等の葉物野菜を栽培している三号ハウスに屋根をかけた。
霜が降りる前に済ませないと折角の野菜類が枯れてしまう恐れがある。

春に屋根を外し秋にかけるということを繰り返しているとビニールが痛んだり傷ついたりする箇所が多くなるが、毎年やっているとその補修にも手馴れてくるようだ。
雪が降る前にあと二棟の屋根かけをしなければならない。
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「産直」と共に

2007-10-24 19:36:01 | 生活
先日のTV番組フォーラム東北は、「生産者と消費者の新しいつながり」がテーマだった。
今や全国で一万を超えるといわれている「産直」を介して生産者と消費者が直接接点を持つ場が出来上がっている。

改めて我が家を振り返ってみると「産直に育てられて来た」と言っても過言ではない。
まとまった数量の規格品を出せない少量多品種栽培では、市場やJAへの出荷など到底不可能で、畑作りは自家消費だけとなっていたにちがいない。

少量の野菜の出荷からスタートし、山菜、米、花、漬け物 と徐々にそのレパートリーを広げつつあるが、まだまだ品目も数量も増やす余地が十分に残されている。
また、工夫次第で従来の流通システムでは店頭に並ぶはずがないものまで出荷できる面白味もある。
「野の花」や「里山の小枝」などその典型例だ。

今、厳美の「道の駅」は平泉と骨寺の世界遺産登録に熱い視線を注いでいる。
もし、実現すればこれまで以上に観光客がドッと押し寄せることが期待できる。
その「道の駅」の夢と我々夫婦の夢は完全にオーバーラップする。
一緒にオオバケしたいものと思っている。



門口の入り口にあるカラタチ。
子供の頃、カラタチの実にかぶりつき、あまりの酸っぱさに驚いて吐き出したことがあったが、翌年もまた同じ過ちを繰り返していたような気がする。
それぐらい、いつも飢えていた日々だった。


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種をまく人

2007-10-23 22:18:51 | 穀物
来年の収穫に向けて小麦の種蒔きをした。
これも初めての経験なのでバアチャンに蒔き方を訊いたら、「厚くならないよう薄くならないように蒔けばよい」と禅問答みたいなファジーなアドバイスが返ってきた。



この程度かなと思われる感じで蒔いていたら、途中で種が余りそうな気配となり、そこから急に厚蒔きとなった。
薄蒔きと厚蒔きとどちらが良かったかは来年夏の収穫時に結論が出るはず。
無事に「麦秋」を迎えられることを祈っている。

この畑は今年から減反となった田んぼ。
粘土質の強い固い土質だったが、何とかアズキは収穫できた。
田んぼから畑への転化には「一年以上はかかる」という先輩諸氏のアドバイスがあるので来年度以降に期待している。

同じ畑での撮影だったが、光の関係で全く別の場所のように写ってしまった。



昼食後に、産直に出かけた。
厳美の「道の駅」は今日も観光客でごった返していた。
こんなにお客様が来ているのに我が家では目ぼしい商品が無い状態。
折角のビジネスチャンに指をくわえて見ているしかないのは口惜しい限り。
ここでも知恵のひと絞りが必要だ。

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老いとの闘い

2007-10-22 21:49:58 | 生活
昨日の大会でいつもオバサンが冬場だけ参加している軽スポーツのメンバーに逢った。
「そろそろ農閑期のはずだから、また一緒に参加してね。二人が来ないと盛り上がらないよ」と声をかけられた。

最近、体力の衰えが激しい。
普通に仕事している分には感じないが、バレーボールをしている時に痛感させられる。
ボールを遠くまで投げられなくなった、バスをするときに指が痛む、サーブを打つと肘に激痛が走る 等々 今まで経験したことのない事象が次々と起きている。
特に、一週間以上のブランクが空くとそれが顕著になるようだ。

しかし、それに落ち込むことなく「体力の衰えを如実に感じることができるのもスポーツのお陰」と感謝し、衰えるスピードを少しでも緩和できるよう、来月から運動する機会をドーンと増やそうと思っている。

声をかけてくれた軽スポーツの愉快なオバサン達とも毎週逢えるようにしたいと思っている。



秋の収穫は米や蕎麦だけではない。
昨年までと違って面積が増えたので「アズキもぎ」も大変な仕事になったが、昔の「百姓の嫁」を経験しているバアチャンは黙々とこなしている。
コメント (4)
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