霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

うぐいす

2009-03-21 21:32:10 | 天気
20度を超える陽気の翌日となった昨日は一転して寒い一日となった。
冬バージョンの防寒着を着て仕事をしたがそれでも風が冷たく感じられ、夜になって家に戻っても寒気が取れなかった。
いくら着込んでも身体の方は前日の陽気から切り替えができなかったようで、年と共に環境変化の対応力の衰えを実感させられた。

今日は平年並みの気温で好天に恵まれた。
明日から雨が続く予報なので、後山の畑掘りを「今日中に片付けよう」と二人で弁当持参で出かけた。
肥料分を必要としないエダマメやジャガイモ予定地はそのままで、トウモロコシやニンジン予定地は堆肥を撒いてからトラクターで耕して行った。
遠くに雪を抱いた栗駒山や焼石岳を眺めながらの農作業は実にすがすがしく気持ちで「今年も美味しい野菜を作ろう」という意欲が湧いてきた。


(一番上はジャガイモ、下の三枚はエダマメを作付けする)

トラクターや運搬車のエンジン音が消えた昼食休憩の時に、今年初めて鶯の声を聞いた。
まだ本調子ではない鳴き声だったが、鶯の鳴き声を聞くと本格的な「春」を実感できる。
素晴らしい眺めと鶯の声で中身の粗末な弁当も本当に美味となった。


(一番大きいこの畑もエダマメの予定)

♪ 春のうぐいすに 誘われて
   いつか知らない街にひとり
   あなただけを 忘れるために
   旅立つ私

作詞作曲が五輪真弓で桂銀淑が歌った「うぐいす」というこの歌は、会社時代の上司が桂銀淑の大ファンだったため、車に同乗した時に何度も聴かされた。
その影響で鶯の声を聞くとついつい口ずさむ癖がついてしまった。
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麦畑

2009-03-20 20:38:08 | 穀物
小麦作りは昨年が初めて挑戦だっこともあって出来も良くなかったし脱穀等の後工程でも苦労が多かった。
それでも製粉したら購入したものとはひと味違うコクがあって美味しいスイトンを食べることができた。

本来は手打ちうどんを作るのを目的で栽培したものだったが、それを果たせない内に小麦粉の残りが少なくなってしまった。 
バアチャンは小麦粉の残りの分量を見てスイトンを作る回数を計算していたようなので、手打ちうどん作りは今年の小麦粉が収穫できる夏以降まで待たねばならない。


(昨日畝間を耕した麦畑)

「♪誰かさんと誰かさんが 麦畑  チュッチュチュッチュしている いいじゃないか」

残念ながら隠れて「いいこと」をするような麦畑にはほど遠い状態。
もっとも麦が大きくなったとしても「誰かさんと誰かさん」には既にそんな元気は残っていない。
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ポカポカ陽気

2009-03-19 20:35:52 | 野菜
春爛漫を思わせるようなポカポカ陽気となった。
畑掘りには最適な条件だったのでトラクターの出番となり、オバサンが堆肥を撒いていた家の周辺の畑三ヶ所を快調に掘り進んだ。
好天下での農作業は気持ちが良く、久し振りに「農業の楽しさ」を味わえた。

余勢をかって耕耘機も引っ張り出し麦畑の畝間も掘り起こした。
同じ畑掘りでも掘る幅の違いによってトラクター、耕耘機、管理機を使い分けている。
昨年は畑の雑草対策が後手後手となって苦労したので、その反省を踏まえ、今年は耕耘機と管理機には雑草対策でも活躍して貰うつもりでいる。



「新鮮館おおまち」の千葉社長から「お彼岸用の花が足りない」との情報を得たので昨日の夕方近くになってから慌てて柳の枝とハウスの中で咲いていたスイセンや菜の花を収穫した。
それらをミックスした花束を今朝出荷したら好調な売れ行きだった。
お彼岸であることは分っていても「花の無い時期だから…」と簡単に諦めていたことが悔やまれた。
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ヘッドランプ

2009-03-18 20:45:57 | 野菜
夕方の野菜の収穫はオバサンの日課になっているが、所用で外出し収穫時間に戻れない日もたまにはある。
そんな日は収穫を諦めるより無かったが、それでは旬の野菜をタイムリーに出荷できなくなってしまうので、オジサンは暗くても収穫作業ができるようにヘッドランプを購入して来た。

お陰でオバサンは暗くなっても野菜の収穫が出来るようになったが、収穫が遅くなった分出荷準備作業も夜遅くまでかかってしまうようになった。
外出で疲れて帰った後の仕事となるので、その負担は想像以上に大きいものとなっているようだ。

「コンスタントに出荷ができる」という理想形は維持できるものの、オバサンにとっては
「♪悲しみの ヘッドライト~」  となっているようだ。



ヘッドランプはオジサン用も一緒に購入した。
これは暗くなっても各種農業機械を操作できるようにするためのもの。
残念ながらこちらの方の出番は未だ巡って来ていない。

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湿田対策完了

2009-03-17 20:55:06 | 
何やかやと野暮用が入って遅れていた湿田対策工事がようやく終わった。
最後の二枚続きの田んぼは一日がかりの難工事となった。
田んぼの中に食い込む形で岩盤があって、さすがのバックホーでも掘り進む事が出来ず、迂回したり別ルートを設けたりしたため時間もかかったし塩ビパイプも余分に必要となった。

二枚とも三本の指に入る小さい田んぼなので「そこまでやる必要があるの?」とのオバサンの指摘も尤もなものだったが、田んぼとして耕作を続ける以上はやらない訳には行かない。
湿田解消後の作業環境の快適さを知った以上は、もう湿田での作業はご免蒙りたい。
費用対効果を云々する以前の問題だと思っている。



こんなチョロチョロでも常時水が流れ出ることにより湿田解消につながる。
これまではこの水の逃げ場がなかった。

今回の排水パイプを埋める際に田んぼの脇に設けてある小さな堰も撤去した。
これによりその分の畦道の草刈りが不要となる共に「堰の泥上げ」も要らなくなった。

「堰の泥上げ」は稲刈り前の「井掘り立て」と並ぶ大変な肉体労働。
湿田解消によりこれらも一挙に解消できたのだからその効果は計り知れない。
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