行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

気持ちの入った試合で3連勝!  ロアッソ熊本戦

2009-05-07 00:15:24 | カターレ富山


大勝した栃木戦から中2日。
さすがに疲れはあったし、引き分けも覚悟していたところ。しかし、勝ちきってみせて3連勝&4連続無失点。
通算5勝4分け4敗で、今シーズン初めて勝ち星が先行しました。

試合開始前のこと。
この日はGWということで帰省していた弟と一緒にスタジアムに来たのですが、その弟に訊かれました。「(選手の中に)富山のひとってどれくらいいるの?」と。
この日が初観戦で、かつチーム事情に明るくない弟にとっては、富山県のチームというからには、地元出身者というものに興味があったようで。会場で配られている応援ボードの選手顔写真を指しながら、「この小田切ってのと、石黒・・・あ、富一出身で、高校サッカーの大会記録持ってたんだけど。」と、説明してやることに。
「あと、この野嶋っての。立山町出身。」

そんなやりとりがあったこともあり、ベンチ入りメンバーに野嶋の名があったときには、「お!?」と思いました。
今季初ベンチ入り・・・というか、ベンチ入りそのものがかなり久々。(昨年後期第14節以来。出場は後期第13節以来)
前節では、同じく初出場だった松下がゴールを決め、見事起用に応えてみせました。その前でも、ミョンヒも、トミーも、初出場初ゴールを決めていたっけ。
今回も、レギュラー外からの抜擢に対し、不安より期待の方が大きかったのは確か。

その野嶋が、やってくれました。
後半36分にJリーグデビューとなる出場機会を得たのですが、その交代から僅か1分後・・・というか、1分経っていなかったのでは?とにかく、ファーストタッチでいきなりゴールを挙げ、そこまでの「あまり点のとれるにおいがしない」という雰囲気を一気に吹き飛ばしました。開幕戦以来となる5000人オーバーとなった観客は、超盛り上がり!!
そのゴールが決勝点となり、見事に勝利。なんていうか・・・起用に応えるのもここまでくると、すごいとしか言いようがないというか。まさに「楚輪マジック」。

たしかに、相手の熊本は5得点を挙げているFW木島、元日本代表でチームの要である藤田を休ませて若手主体というチーム編成。ベストメンバーではありませんでした。
しかし、だからといって勝てるほどこちらは強いチームとも言えず、連戦での疲労もたまっていた状態。さらに、休ませる意図でなくキャプテン上園がけがで不在という陣容。
苦しい戦いでした。しかし、勝って結果を残しました。引き分けで勝ち点1でもやむなし、という試合で、勝って勝ち点3を得た。ここは、やはり大きかったかと。
今季目標に掲げている、Jレベルへの調和。それに対する、選手たちの高いモチベーション。着実な進行が感じ取れる内容だったように思います。

シーズンの約4分の1が経過した時点としては、予想外の大健闘。
このGW連戦においては、多分に日程に助けられているところもあります。
しかしながら。「いちど積み上げた勝ち点は、減らない。」
これから先、苦しい場面も何度となく出てくることは間違いないでしょう。しかし、きっとカターレ富山はやってくれる!
次の試合は中4日で、同じくホーム戦。まずはしっかりと休み、ベストの状態にもっていくことを、そして、やはり次も勝ってくれることを期待します。


おまけ

Jリーグ1億人キャンペーンのプレミアムカードの富山版は、J初勝利写真でした。(写真上は共通柄、下が富山版)