ヒデが待望のJ初ゴールで追いつき、PKを決めて逆転勝利という、まさに「石田劇場」でした。
上位の甲府にアウェーで競り勝ち、今季6勝目。
怪我人続出というアクシデントにも負けることなく、勝ち点3という結果を、しっかりと残してみせました。
前節、ベガルタ仙台に一方的にやられてしまい、完敗。そこから立ち直るべく起用されたのは、間にあった京都との練習試合で結果を残したヒデでした。
開幕戦でPKを外して以降、ノーゴール。最近ではスタメンはおろか、ベンチからすら外れていた彼が、今節では、なんと本職のFWではなく2列目、MFとして出場となりました。
一方で、攻撃の軸である上園に続いて、要となる朝日、ハセまでもが怪我で離脱という事情があってのことだっただけに、複雑といえば複雑だったのですが。正直なところ、「大丈夫なのか?」と思ったものです。
それでも、ここ最近の松下や野嶋にしても、“調子の良いメンバーを積極的に使う”という監督の方針があり、それに選手も応えてきただけに、今節その役割を担うのがヒデとなった、ということだったのですが。
試合の方は、開始2分で先制を許すという、最悪の立ち上がり。
否応なく前節の悪夢が蘇り、序盤は甲府にペースを握られる苦しい展開に。そんななか奮闘していたのが敬介。持ち前のスピードで駆け回り、相手にプレッシャーを与えていた・・・のですが、その敬介までもが前半のうちに負傷退場という、どうにもこうにも危機的状況に追いやられてしまいました。
しかし。
立て続けに失点してしまい、前半で勝負が決してしまった前節とは違い、この日は追加点を許しませんでした。敬介に代わって入った桜井くんも、前回出場から期間があったのを感じさせないほど、しっかり集中していたと思います。そして、そのまま1点差で前半を終了。
迎えた後半開始直後となる48分。思い切りよく放ったヒデのシュートがゴール左隅につきささり、同点に!
相手にとっては、それこそ仙台のように前半のうちにケリをつけておけば、というところだったのかもしれません。そのままに後半に入って、集中し切れていないところに決めた、ものすごく効果的な同点弾。
この得点が勇気を与えたということでしょうか、前半に比べて、チーム全体の動きが目に見えて良くなっていきました。逆に、動揺したということか、だんだんとプレイが雑になっていった甲府。その極めつけとばかりに、ペナルティエリア内でファール、PKを献上してくれました。
そして・・・そのPKを得て、キッカーとなったのがヒデ。否応なく、開幕戦で失敗してしまったことが思い出されました。というより、それ以降PKを得ることが1度もなかったにもかかわらず、このタイミングで、またヒデに回ってくるとは。巡り合わせというかなんというか・・・。
とはいえ、その失敗を振り払うかのように、今回は見事に決めて逆転に成功!その後も集中を切らさずしのぎきり、上位の甲府から、アウェーで勝利をおさめました。
今節のヒーローは間違いなくヒデ。久々の先発、いつもと違うMF起用という条件でも臆することなく全力でぶつかっていった結果が出たというところでしょうか。
今節を見ていても、やはり個々の能力では明らかに甲府の方が上でした。それに対し、組織力+αで対抗したカターレ。
+αとはつまり、好調の選手を積極起用する監督の慧眼、そして実際にそれに応えて結果を出す選手の頑張り。おそらくは、「ベストメンバーじゃないから苦戦も仕方ない」とか、「上位相手だから勝てなくても仕方ない」というようには誰も考えていない、ということなのでしょう。
これで、8位返り咲き。
確かに、怪我人続出は痛すぎるし、前節の大敗のように、簡単に実力差を埋めることはできません。それでも、そこからでもなんとかしようという気概がある限り、そう簡単に崩れないようにも思います。
J2への調和は、確実に成されています。これを維持していけるかは、相手のみでなく、自分たち自身との戦いでもある・・・そんな気がします。
上位の甲府にアウェーで競り勝ち、今季6勝目。
怪我人続出というアクシデントにも負けることなく、勝ち点3という結果を、しっかりと残してみせました。
前節、ベガルタ仙台に一方的にやられてしまい、完敗。そこから立ち直るべく起用されたのは、間にあった京都との練習試合で結果を残したヒデでした。
開幕戦でPKを外して以降、ノーゴール。最近ではスタメンはおろか、ベンチからすら外れていた彼が、今節では、なんと本職のFWではなく2列目、MFとして出場となりました。
一方で、攻撃の軸である上園に続いて、要となる朝日、ハセまでもが怪我で離脱という事情があってのことだっただけに、複雑といえば複雑だったのですが。正直なところ、「大丈夫なのか?」と思ったものです。
それでも、ここ最近の松下や野嶋にしても、“調子の良いメンバーを積極的に使う”という監督の方針があり、それに選手も応えてきただけに、今節その役割を担うのがヒデとなった、ということだったのですが。
試合の方は、開始2分で先制を許すという、最悪の立ち上がり。
否応なく前節の悪夢が蘇り、序盤は甲府にペースを握られる苦しい展開に。そんななか奮闘していたのが敬介。持ち前のスピードで駆け回り、相手にプレッシャーを与えていた・・・のですが、その敬介までもが前半のうちに負傷退場という、どうにもこうにも危機的状況に追いやられてしまいました。
しかし。
立て続けに失点してしまい、前半で勝負が決してしまった前節とは違い、この日は追加点を許しませんでした。敬介に代わって入った桜井くんも、前回出場から期間があったのを感じさせないほど、しっかり集中していたと思います。そして、そのまま1点差で前半を終了。
迎えた後半開始直後となる48分。思い切りよく放ったヒデのシュートがゴール左隅につきささり、同点に!
相手にとっては、それこそ仙台のように前半のうちにケリをつけておけば、というところだったのかもしれません。そのままに後半に入って、集中し切れていないところに決めた、ものすごく効果的な同点弾。
この得点が勇気を与えたということでしょうか、前半に比べて、チーム全体の動きが目に見えて良くなっていきました。逆に、動揺したということか、だんだんとプレイが雑になっていった甲府。その極めつけとばかりに、ペナルティエリア内でファール、PKを献上してくれました。
そして・・・そのPKを得て、キッカーとなったのがヒデ。否応なく、開幕戦で失敗してしまったことが思い出されました。というより、それ以降PKを得ることが1度もなかったにもかかわらず、このタイミングで、またヒデに回ってくるとは。巡り合わせというかなんというか・・・。
とはいえ、その失敗を振り払うかのように、今回は見事に決めて逆転に成功!その後も集中を切らさずしのぎきり、上位の甲府から、アウェーで勝利をおさめました。
今節のヒーローは間違いなくヒデ。久々の先発、いつもと違うMF起用という条件でも臆することなく全力でぶつかっていった結果が出たというところでしょうか。
今節を見ていても、やはり個々の能力では明らかに甲府の方が上でした。それに対し、組織力+αで対抗したカターレ。
+αとはつまり、好調の選手を積極起用する監督の慧眼、そして実際にそれに応えて結果を出す選手の頑張り。おそらくは、「ベストメンバーじゃないから苦戦も仕方ない」とか、「上位相手だから勝てなくても仕方ない」というようには誰も考えていない、ということなのでしょう。
これで、8位返り咲き。
確かに、怪我人続出は痛すぎるし、前節の大敗のように、簡単に実力差を埋めることはできません。それでも、そこからでもなんとかしようという気概がある限り、そう簡単に崩れないようにも思います。
J2への調和は、確実に成されています。これを維持していけるかは、相手のみでなく、自分たち自身との戦いでもある・・・そんな気がします。