2-1で勝利!!
このところ続いていた前半早い段階からの失点という悪癖を克服し、逆に13分に先制点、31分に追加点と、理想的なかたちで折り返しました。
それでも、去年のヴェルディ戦では2点差をひっくり返されて敗れました。今年にしても湘南戦の記憶が新しいだけに、不安もやはりありました。その不安があったからかどうかはさておき、後半開始いきなり1点を返されてしまうという、まずい展開。さらに、そのゴールで勢いを増したヴェルディに攻め込まれる機会も増えてしまいました。
やはり、「まさか?」という思いは、心のどこかにはあったと思います。それでなくとも、J1昇格を諦めず、残り全勝を掲げている相手。厳しい戦いを強いられました。
しかし。
攻め込まれながらも、弱気にはなりませんでした。相手の勢いに屈してずるずると後退、結果失点してしまったという前回対戦と同じ轍は、踏みませんでした。
最後の最後まで追加点を許さず、リードを守りきって勝ち取った、価値ある勝ち点3。巻き返しを図るために負けられなかった試合で踏みとどまり、ヴェルディ戦の連敗を3で止める、大きな大きな勝利を手にしたのでした。
惨敗の鳥栖戦からわずかに中2日のアウェイ戦、しかも前回大量失点の東京ヴェルディ。負ければ目標到達がさらに遠のいてしまうという状況。今季初出場の鶴田が連携面などで実戦でどうかは未知数、さらには故障で黒部を欠くという、どうにもこうにもネガティブな要素が漂っていたこの試合。
試合間隔が短いという疲労度などの問題もさることながら、敗戦を引きずってメンタル面が弱かった日には・・・前回対戦時のことがあるだけに、また大量失点してしまう懸念もぬぐえませんでした。
飯田に代わって、このところ控えに入っていた鶴田が今季初出場・初スタメンとなりました。このところの試合でミスが続いたことも交代の要因でもありましょうが、悪い流れを引きずってまたミスする、ということだけは避けねばならなかったこともまた、事実。今季中盤以降の成績面での持ち直しがあったのは飯田の働きが大きかったことは揺るぎない事実。だからこそ、彼にはいちどリセットしてふたたび立ち上がるための機会として捉えてほしいところかと思います。
そして、久々のスタメンで1トップに入った苔口。今季中盤の怪我以来、途中出場が多かった彼にとっては、黒部の代わりではない、彼なりの特色を発揮する働きが求められました。
そのほかには、池端欠場の影響もあり、ヨシケンがスタメンに復帰。これによって、初の吉川兄弟スタメンが実現することとなりました。鳥栖戦にあって、敗れながらも90分通して動けたのが収穫という弟のほう、ヨシタクはボランチの位置で。
先制点は、大西の絶妙なロングフィードに反応した苔口が持ち前のスピードで駆け込み、冷静に蹴り込んだもの。狙っていた戦略が見事にはまったナイスゴールでした。
その後も気を抜くことなく攻めるカターレ。舩津、谷田が積極的に遠目からも狙っていったりと、いい形を作りました。彼らが前めのポジションにいられたのは、あまり目立たなかったけれどいい動きをしていたヨシタクの存在があったからこそのように思いました。後方がしっかりしていたことで前もラクになった、という形だったかと。
そして、2点目。相手DFのクリアミスを見逃さなかったヨンドクが素早く前線へ送り、それに反応した朝日が一閃。一瞬の判断力が活きたのも、攻める意識がしっかりしていたからこそだったかと。
後手に回ることなくしっかりとプレーできたことが良い結果を呼び込むという理想的な展開により、2-0で前半を終えました。
しかし、後半開始直後にいきなり失点。
気をつけねばならないことは、わかっていたはず。2点差をひっくり返される悪夢をまた繰り返してしまうのか?という不安もやはり、ありました。
GKの鶴田ですが、どうも位置取りが落ち着かない印象でした。そりゃ、今季初出場・・・というか、3年ぶりの公式戦出場。いきなり万全でやれというのも酷ではあるのですが、全幅の信頼と言うには物足りない印象でした。
そして、接触プレーで痛んだ福田が、その影響を考慮して後半の早い段階で交代。カードをもらってしまっていたこともあったにせよ、相手の攻撃の要であるマラニョンを押さえ込んでいただけに、苦しくなること必至でした。
1点を返したことで、目に見えて攻撃の積極性の増したヴェルディ。後半に息を吹き返して持ち味発揮とは、まるで近頃のカターレを見ているようでしたが・・・。後半から投入されていきなり得点の起点となったアポジをはじめ、連動した攻撃に手を焼きました。
それでも、耐えるカターレ。ヨンドクに代えてタイジローを投入して中盤の安定を図ったものの、3枚目の交代カードは切らず。正念場ということを意識した上で、しっかりとした自分たちのサッカーを貫けという監督からのメッセージでした。それに応え、ピンチも招きながらも防戦一方にはならず、しっかりとプレーを続ける選手たち。
なかでも、前線でターゲットとなってボールをおさめた苔口の働きが秀逸でした。もちろん、黒部と同じではない。けれども、自分の役割をしっかりとこなした見応えのあるプレーだったかと。
そして、タイムアップ。
苦手としていたヴェルディからの勝利。惨敗を引きずることなく、見事にアウェイ戦勝利という結果を出してみせました。
ここで敗れていたならそのままずるずると行きかねなかったところを踏ん張った、底力。チームの成長の一端を垣間見たような気がします。
目標到達までは、まだ道半ば。
ですが、やれば出来るということを結果で示したカターレ。
今後は上位陣との対戦はなくなるものの、逆に、順位が近いからこそのやりにくさもあるはず。それを乗り切るためには、まだまだ精進が必要です。
5連戦も、折り返し。
マイナス要素は引きずらず、プラス要素は継続して、リーグ戦最終盤に臨まねば。
このところ続いていた前半早い段階からの失点という悪癖を克服し、逆に13分に先制点、31分に追加点と、理想的なかたちで折り返しました。
それでも、去年のヴェルディ戦では2点差をひっくり返されて敗れました。今年にしても湘南戦の記憶が新しいだけに、不安もやはりありました。その不安があったからかどうかはさておき、後半開始いきなり1点を返されてしまうという、まずい展開。さらに、そのゴールで勢いを増したヴェルディに攻め込まれる機会も増えてしまいました。
やはり、「まさか?」という思いは、心のどこかにはあったと思います。それでなくとも、J1昇格を諦めず、残り全勝を掲げている相手。厳しい戦いを強いられました。
しかし。
攻め込まれながらも、弱気にはなりませんでした。相手の勢いに屈してずるずると後退、結果失点してしまったという前回対戦と同じ轍は、踏みませんでした。
最後の最後まで追加点を許さず、リードを守りきって勝ち取った、価値ある勝ち点3。巻き返しを図るために負けられなかった試合で踏みとどまり、ヴェルディ戦の連敗を3で止める、大きな大きな勝利を手にしたのでした。
惨敗の鳥栖戦からわずかに中2日のアウェイ戦、しかも前回大量失点の東京ヴェルディ。負ければ目標到達がさらに遠のいてしまうという状況。今季初出場の鶴田が連携面などで実戦でどうかは未知数、さらには故障で黒部を欠くという、どうにもこうにもネガティブな要素が漂っていたこの試合。
試合間隔が短いという疲労度などの問題もさることながら、敗戦を引きずってメンタル面が弱かった日には・・・前回対戦時のことがあるだけに、また大量失点してしまう懸念もぬぐえませんでした。
飯田に代わって、このところ控えに入っていた鶴田が今季初出場・初スタメンとなりました。このところの試合でミスが続いたことも交代の要因でもありましょうが、悪い流れを引きずってまたミスする、ということだけは避けねばならなかったこともまた、事実。今季中盤以降の成績面での持ち直しがあったのは飯田の働きが大きかったことは揺るぎない事実。だからこそ、彼にはいちどリセットしてふたたび立ち上がるための機会として捉えてほしいところかと思います。
そして、久々のスタメンで1トップに入った苔口。今季中盤の怪我以来、途中出場が多かった彼にとっては、黒部の代わりではない、彼なりの特色を発揮する働きが求められました。
そのほかには、池端欠場の影響もあり、ヨシケンがスタメンに復帰。これによって、初の吉川兄弟スタメンが実現することとなりました。鳥栖戦にあって、敗れながらも90分通して動けたのが収穫という弟のほう、ヨシタクはボランチの位置で。
先制点は、大西の絶妙なロングフィードに反応した苔口が持ち前のスピードで駆け込み、冷静に蹴り込んだもの。狙っていた戦略が見事にはまったナイスゴールでした。
その後も気を抜くことなく攻めるカターレ。舩津、谷田が積極的に遠目からも狙っていったりと、いい形を作りました。彼らが前めのポジションにいられたのは、あまり目立たなかったけれどいい動きをしていたヨシタクの存在があったからこそのように思いました。後方がしっかりしていたことで前もラクになった、という形だったかと。
そして、2点目。相手DFのクリアミスを見逃さなかったヨンドクが素早く前線へ送り、それに反応した朝日が一閃。一瞬の判断力が活きたのも、攻める意識がしっかりしていたからこそだったかと。
後手に回ることなくしっかりとプレーできたことが良い結果を呼び込むという理想的な展開により、2-0で前半を終えました。
しかし、後半開始直後にいきなり失点。
気をつけねばならないことは、わかっていたはず。2点差をひっくり返される悪夢をまた繰り返してしまうのか?という不安もやはり、ありました。
GKの鶴田ですが、どうも位置取りが落ち着かない印象でした。そりゃ、今季初出場・・・というか、3年ぶりの公式戦出場。いきなり万全でやれというのも酷ではあるのですが、全幅の信頼と言うには物足りない印象でした。
そして、接触プレーで痛んだ福田が、その影響を考慮して後半の早い段階で交代。カードをもらってしまっていたこともあったにせよ、相手の攻撃の要であるマラニョンを押さえ込んでいただけに、苦しくなること必至でした。
1点を返したことで、目に見えて攻撃の積極性の増したヴェルディ。後半に息を吹き返して持ち味発揮とは、まるで近頃のカターレを見ているようでしたが・・・。後半から投入されていきなり得点の起点となったアポジをはじめ、連動した攻撃に手を焼きました。
それでも、耐えるカターレ。ヨンドクに代えてタイジローを投入して中盤の安定を図ったものの、3枚目の交代カードは切らず。正念場ということを意識した上で、しっかりとした自分たちのサッカーを貫けという監督からのメッセージでした。それに応え、ピンチも招きながらも防戦一方にはならず、しっかりとプレーを続ける選手たち。
なかでも、前線でターゲットとなってボールをおさめた苔口の働きが秀逸でした。もちろん、黒部と同じではない。けれども、自分の役割をしっかりとこなした見応えのあるプレーだったかと。
そして、タイムアップ。
苦手としていたヴェルディからの勝利。惨敗を引きずることなく、見事にアウェイ戦勝利という結果を出してみせました。
ここで敗れていたならそのままずるずると行きかねなかったところを踏ん張った、底力。チームの成長の一端を垣間見たような気がします。
目標到達までは、まだ道半ば。
ですが、やれば出来るということを結果で示したカターレ。
今後は上位陣との対戦はなくなるものの、逆に、順位が近いからこそのやりにくさもあるはず。それを乗り切るためには、まだまだ精進が必要です。
5連戦も、折り返し。
マイナス要素は引きずらず、プラス要素は継続して、リーグ戦最終盤に臨まねば。