行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第8節 鹿児島ユナイテッドFC戦

2022-05-04 19:02:52 | カターレ富山
前々節の藤枝戦で連続勝ちなしをストップ、前節鳥取戦ではホーム初勝利で連勝。開幕ダッシュ失敗を過去のものとし、反撃へのムード高まる中で迎えることとなる今節。
3連勝をかけて、4位・鹿児島ユナイテッドに挑みます。
カターレとは対照的に、開幕ダッシュに成功して6戦連続負けなし、前節の長野戦で初敗戦という鹿児島。
その敗戦を引きずることなくバネとするべく気合が入る試合。ましてやホームで連敗する姿をみせるわけにはいかないと、燃えていることでしょう。
相手にとって不足なし。
だからこそ、勝たねばならないカターレ。
敗戦から立ち直るための当て馬、かませ犬になど、なってたまるかと。
開幕ダッシュに失敗した事実は消せない。けれど、だからと言って上位チーム様にやすやすと勝利を献上してなるものか!と。
もはや連続勝ちなしに陥っていたころのカターレ富山ではないと、上位撃破、連勝継続によって証明するべく。
勝って自信を確信に変えるべく、挑まねばならない一戦です。

今節を前に、トップチームから2名の新型コロナ陽性者が出て隔離措置がとられた、というニュースが。それによって5月2日の全体練習が急遽中止になったとか。
それでなくとも、今季J3における南方面への最長距離移動を伴うアウェイ戦。チーム状態に一抹の不安を覚えなくもないですが。
それでも。
対戦相手である鹿児島の側にも陽性者がいるとのことですが、Jリーグのガイドラインに沿った判断の結果、試合開催には影響なし、予定通りに開催されるとのこと。
同じ第8節では、八戸-相模原戦、鳥取-愛媛戦の2試合が開催中止、延期を余儀なくされています。
「もしも」は無いけれど・・・もしも、昨シーズンのアウェイ八戸戦がコロナの影響で直前で中止・延期されていなければ、後の失速も無かったのでは?などと考えてしまうことがあります。
それを思うとき、不安が無いではないものの、まずは開催されること自体を良しとすべきかと。

前節のアウェイ長野戦で1-2の敗戦、今季初めて黒星のついた鹿児島。さらに、ここまでチームを引っ張ってきたロメロ フランクが出場停止という痛手も。
けれど、その逆境をむしろバネとし、さらなる飛躍への足掛かりとすべく、今節の必勝を誓っていることでしょう。
開幕ダッシュに成功したという実績に基づく自信。
ここまで7試合で10得点6失点。
6失点は、より上位の福島、いわきに次ぐリーグ3位。平均1失点を切る安定した守備力には手ごたえを感じていることでしょう。
対して、リーグワースト3位といった11失点のカターレ。しかも、前節を含めて獲られかたそのものも悪いときたもんだ。鹿児島としても、当然のように隙を突いてゴールを奪取せんと、かかってくることでしょう。
ここまで毎試合得点を挙げている攻撃力をもってすれば、ゴールをこじ開けて勝利に繋げることも、わけないと。
たしかに、これまでの守備の甘さは否定できません。逆転負けをくらった試合をはじめ、獲られてはならないところでの失点で勝ち点を失ってきたことも、事実。
けれども。
上手くいかなかった経験をバネに今節に臨むのは、あんたらだけじゃないんだぞ!と。
こと守備においては、「連勝しているから今節もどうにかなる」などという緩みなどないはず。いかに毎試合得点の鹿児島をシャットアウトするか?それに賭けているはず。
むしろ、その攻撃力に安定感がある鹿児島を封じてこそ、より自信を深めていくチャンスとすら言えるかと。そんなボーナスシチュエーション、逃す手はあるまいよ。
そして・・・忘れてはならないのは。
毎試合得点を継続しているのは、あんたらだけじゃないんだぞ!と。
鹿児島の10得点を上回る11得点を挙げているカターレ。それが偶然やまぐれなどではないことを、記録継続で教えてやろうじゃないかと。
連続負けなしに続き、連続得点もストップさせ。連敗をくれてやる一方で、連勝を継続するーーーやるべきことは、ハッキリしています。
ならば。
やるしかないでしょう。
今は差をつけられているにせよ、いずれ追い越し、最終的に優勝せねばならないのならば。
実力あるチームをここでしっかりと叩き、上位から勝利を奪う重要性を再確認せねばならないところです。

期待したいのは、川西。
前節、カターレに加入後初となるゴールを挙げ、勝利に貢献。連続ゴールにかかる期待は大きいです。
当然のように、鹿児島もスカウティングしていることでしょう。昨シーズンのJ3得点王にして、今季富山の中心選手。要警戒でしかるべきと。必然的に、マークも厳しくなることは確実かと。
しかし、だからこそ。
それがわかっていても・・・いや、わかっているからこそ。
そんな警戒を敷かれてもなお、それを乗り越えてしまう、結果でもって黙らせてしまうようなプレーというものを、期待したいです。
そんな期待も、あるいは重しに、プレッシャーになってしまうということもあるかもしれません。
けれど、それを理屈抜きに飛び越えてしまうような、そんな活躍。
相手の鹿児島から「わかっていたはずなのに、やられた」と言われてしまうような、そんな活躍。
それがきっと、上位撃破、そして取って代わっての上位進出への力となっていくだろうから。
今こそ、その力を見せつける時です。

スタートダッシュに失敗からの遅れを懸命に取り戻さねばならないカターレですが。
“カターレ富山は、J3優勝を狙うチーム”
そのことを、ゆめゆめ忘れてはなりません。
これまでのシーズンでは、「実力あるチームを相手にそれを覆す勝利」というものが、なかなか達成できませんでした。
昨シーズンの最終盤などを見れば顕著。
首位・熊本に劣勢を強いられ、辛くも引き分けたものの勝利ならず。宮崎にこそ勝利したものの、必勝を期した岩手戦で敗れて昇格消滅。最終戦の鹿児島にもドローで勝てなかった、と。
実力相応、と言えばそうなのかもしれませんが・・・それでも。
「理屈抜きに、とにかく勝つ」
なんだその頭の悪い言い回しは?と言われそうですが。
勝つためには、相手の実力云々ではないところでも結果を残すことが求められます。
優勝を目指すというなら、なおのこと。
そんな力を発揮し、成功を積み重ねたその先に、求めるものがあるのでしょう。
だったら。
いかに、今節の相手・鹿児島が手強いチームだとしても。
怯むことなどあってはなりません。
敗れた末に「実力通りの結果だったね」などと流されることなど、言語道断。
喰らいつき、引きずり下ろす。
優勝のために。

連勝継続、待ったなし!
必ずや、勝ち点3を持ち帰れ!!

勝たれ!!!富山!!!!!