㈱日本郵便JPから10月に発行された新郵便切手(記念・特殊切手)は合計で7件、49種類になります。コレクションで1種各1枚を購入すると合計金額はちょうど4,000円です。
その10月に発行された新切手を一挙ご紹介します。上の小画像(拡大します)は、日本スペイン交流400年記念で10/1発行80円切手が10種類です。日本とスペインの花が上段に、下段にはスペインの施設が紹介されています。
次は新しいシリーズで「鉄道シリーズ」第1集で、10/11発行80円切手が10種類です。国鉄時代の車両や、日本の主な民間鉄道の車両が紹介されています。
次は、下画像上段が、海外の世界遺産シリーズの第2集で10/23発行80円切手が5種類です。ガラパゴス諸島やドイツ・ケルンの大聖堂などが紹介されています。
下段は、10/9発行の国際文通週間切手。今年からデザインが再び東海道53次に戻りました。額面が70、90、110及び130円の4種類です。既報でもお知らせしましたが今回70円切手が湖西市の白須賀、110円切手が浜松のデザインになっています。
次は伝統工芸品シリーズの第2集で、10/25発行80円切手が10種類です。江戸切子、京くみひも、益子焼など10点が紹介されています。
最後は、地方自治法施工60周年記念のシリーズで、全国の各県ごとに発行されており、今月は左:岡山県10/4発行80円切手が5種類、右:静岡県10/15発行80円切手が5種類となっています。静岡県の5種類の切手のデザインにはどの切手にも世界遺産に登録された富士山が描かれています。
以上、10月発行の新切手をご紹介しました。
評: いつも言うことですが、郵便切手は小さな芸術と言われ、その切手(趣旨や出来事の周知や啓蒙など)で相手方へ伝える役割がありますが、こんなに多く発行されたので、その一部しか周知の機会を得ません。東京オリンピックや万博があったころは年間の切手の発行数も年間で30~40種類。何の切手が発行されたか国民に周知が行き渡っていましたが、今では郵政が民営化され、ただたくさん発行すればマニアが買ってくれる(と思われる)様子がうかがわれます。
現在は年間300種ぐらいの発行数になっており、もう少し少なめに吟味した発行ができないものなのでしょうか。そんなことを思う常々です。