二宮尊徳(金次郎)が唱えた報徳の教え「道徳と経済の調和と実行」を実践し、その教えの社会づくりを全国に広めることを目指す報徳社。その本社が大日本報徳社で、掛川市の掛川城の近くにありますので、文化財としても価値の高い施設(建物)の外観をご紹介します。
報徳社の玄関先には明治42年に建立された「経済門」と「道徳門」が、威風堂々と立ち、その教えを物語っています(県指定文化財)。
左「経済門」と右「道徳門」
そこから中へ入ると正面に雄大さを誇る、大講堂があります。明治36年に建てられた我が国屈指の大規模近代和風建築です。(上の小画像を拡大してご覧ください)
このほか敷地内には、宮内庁(旧有栖川宮邸)から移築された仰徳記念館や仰徳学寮(ともに県指定の文化財)もあります。
仰徳記念館と仰徳学寮
また、隣接する南側には報徳図書館もあり、こちらも県指定の文化財となっています。
この教えを説いた二宮尊徳像が敷地内に建立されており、クワを持った姿は大変珍しいとされています。
報徳図書館 尊徳像
施設見学
国指定の重要文化財をはじめとする大日本報徳社本社は見学することができます。(入館料大人200円)
一度訪れてみてはいかがでしょうか。入り口は掛川市中央図書館前にあります。