掛川市の西部の和田岡地区に5世紀頃に築造されたとする23の古墳が確認されており、そのうち五つの古墳が国の史跡に指定されています。
これまで、四つ古墳を紹介してまいりましたが、今回が最後の五つ目の「各和金塚古墳」(かくわかなつか)です。所在地は掛川市各和。五つの古墳のうち一番南に位置し、古墳群の中で最大の大きさがあるといわれています。
また、前方後円墳ですが、前方部がきわめて短いといいます。全長は66.4mで、後円部の直径は51.2m,高さが6.5mです。後円墳の全体に杉の木が植林されています。
古墳の案内板と、墳頂部にも植林の状態。
後円墳の上部から前方部を見ると平らに開けて見えますが、長さが15.2mとなっていて短く見えます(左)。右は丸く高さのあることが確認できる後円部です。
※ ご案内中のデータ等は掛川市のホームページから引用しました。(画像は自己撮影です)
以上で和田岡古墳群の中の国の史跡指定を受けた五つの古墳のご紹介を終わります。車で行くにはちょっと不便なところもありますが、秋の気候の良い時期に、ハイキングやドライブを兼ねて回ってみてはいかがでしょうか。お勧めします。
五つの古墳の簡略図を添付します。詳しくは天浜線と原谷川を参考にネットの地図等でお調べください。