気ままな趣味の散歩道

趣味にまつわる話題を、デジカメ画像などを活用し郷土の写真、菜園と園芸、郵趣、版画と年賀状などを紹介してまいります。

茶園の芸術とエンナーレ

2017-04-28 15:36:26 | 風景写真
 掛川市に広い茶園はそのものが芸術性もありますが、ここを雄大に絵画に描く人、工芸作品を展示する人などで話題になっています。

 まず最初にご紹介するのは、掛川のお茶でよく話題となる粟ヶ岳山頂近くの『』文字と裾野の茶畑の風景です。先日この風景を水彩画で描く方に会いました。菊川市在住の岡本透氏です。
 その時間帯粟ヶ岳上空は曇っていて、山がすっきりしませんでしたが、岡本さんは明るいタッチでキャンバスに粟ヶ竹周辺の風景を描いていました。了解を得て撮影しましたのでその模様をご紹介します。

     
        (粟ヶ岳のビューポイントで絵筆をふるう岡本さん。個展も開くとか。)

 次は10月21から約1ヶ月 掛川市内で開催される「かけがわ茶エンナーレ」の前哨作品の展示です。
 「かけがわ茶エンナーレ」とは掛川の「茶・茶文化とアートを融合させた芸術イベント」です。

 そのムードの前哨作品としてこのほど、東山と五明地区に、 アート作品が展示されたのでご紹介します。

 最初は、東山の粟ヶ岳の「茶文字」と周辺の茶園宇右傾が融合して見えるビューポイントの一つに設置されたステンレス製の大きな「バッタ」の作品です。


             (後方の茶文字も見えるビューポイントに設置されています。)

 東山地区は茶草場農法で世界農業遺産に認定されていますが、ここにしかいない小さなバッタ「かけがわフキバッタ」が生息していることからバッタが選ばれたとのこと。(作品はフキバッタではありません。)

 茶園を眺めながら訪れた人たちは「ワー!大きなバッタだ」と、驚きと喜びの声を上げていました。

   
         (この作品(バッタ)を作成したのは中嶋大道さん。見事な作品ですね。)

 次に五明地区に設置された作品のご紹介です。

 彗星の発見された空気の澄んだ茶園。そこに立つ彗星発見の碑の横にその作品は設置されました。


            (ステンレスを切り抜きの形で作成された見事な作品です)       

 緑色が増してきた茶園に設置されたのは船井美佐さんの作品で、題名が『「COMET」大地をひらく、星をみあげる』で、ステンレス製の平たい板を作品に仕上げた作品部分が鏡のように光る作品です。

 作品は鏡のようになっており、その芸術作品の中に反対側の茶園や自分の風景を写すことができますが、一方、何も映っていない作品だけを撮影するには工夫が要ります。

   
   (なるべく反射物がない作品風景と右上の”星をみあげる”部分をアップしてみました。)

 上の小画像は、お茶の新芽が伸びてきた茶園の粟ヶ岳風景です。この「茶文字」も芸術作品ですね。

 これから茶エンナーレ作品が各地で見られるかもしれません。情報が入った時は追いかけてみたいと思っています。「かけがわ茶エンナー」のアートイベントが成功することを願って。

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